仕事の強烈な忙しさと、梅雨明けによる急激な気温上昇で疲労困憊だったこの一週間。
やっとブログを更新することが出来ました。
レポート自体はマフラー交換の翌日の内容から。
前日までに面倒な大物の組み付けは殆ど終わっていたので、 各部の最終点検と、バンテージの到着待ちだったエキマニと、油脂類の注入、 までやればエンジンを掛けられる手筈です。
もうすっかりタープが無ければ日中の作業は不可能。
炎天下の下、最後の組み付けをしています。
赤チヂミのインマニ以外は、何代わり映えもないエンジンルーム。
しかし、細部のリフレッシュはかなり進んだよ。
でも下回り作業の為にジャッキアップしたら・・・オイルポンプから下にブラ下がってた油温センサーのカプラーをジャッキで踏んでいたらしく、揚げたとたんにプチッと・・・。
<("O")>…!!!
センサー根元から切れたね・・・トラスト油温計終了~(泣
失ったものを数えない前向きな性格のだ い 。
作業を黙って続行していきます・・・
オイルクーラーのサンドイッチアダプターのパッキンはオイルエレメントのOリング。
(正規のパッキンを頼むのが面倒臭いからw)
エレメント交換数回に一回程度、交換するエレメントから外して入れ替えています。
前日に届いた耐熱バンテージ。
オーバーラップさせながら二重巻きになるように巻いていきますので、
思ったより長さが必要になるのよね。
手持ちの5mで足りなかったので、急遽5m注文。
なんとか火入れに間に合いました。
まるで社外エキマニのようになったBG9エキマニ。
GC8純正エキマニより若干下側に張り出すので、45度曲げ取り出しのアールズのフィッティングが
更に厳しくなったよ・・・。
これも作り直すようですね。
フラッシング用激安エンジンオイルと、ミッションオイルを入れ、水路の洗浄の為にLLCではなくて只の水を注入、最後にパワステフルードを足して、バッテリーターミナル接続。
さて始動・・・と思ったら、水がポタポタと・・・
今度は水か・・・
マジか・・・ドコだろ・・・下回りを確認するとウォーターポンプの下から滲んでる。
今回は腰下ノータッチでウオポン外してないんだけどなぁ・・・
またベルト外して漏洩箇所探しか・・・嫌すぐる・・・。
でも、ポンプのメカニカルシールかもしれないナ・・・
構造上完璧な気密を保っているわけではないメカシール。
摺動シール面にゴミでも噛んだだけなのかも知れない。
結構使ってるしね・・・無視して回せば止まるよきっとw
放っておいて始動チェックを進めよう(`・ω・´)
いよいよ緊張の一瞬だよ。
始動前にクランクを回してオイルを回そうかと思ったけど、ラジエターコアがデカくて工具入らないし、
EFIや燃料ポンプのヒューズ無いから、カラ回しも面倒臭い・・・。
どうせ燃料すぐ来ないし、普通に掛けるかな。
キーON状態を少し長く取り、燃料ポンプが回っているかを確認。
蚊が飛ぶような高周波がヒー・・・ンと聞こえてくるよ。
こんなに聞こえたっけな。
結構ウルセーナ・・・GDBポンプ。
GC8E(150L/h)→GDBC(165L/h)と思ったほど吐出アップしていないフューエルポンプ。
燃圧の増大もどうも気にする程のことにはならないようです。
さてクランキング。
キュキュキュキュキュキュ・・・・・
思ったより来ないな・・・バッテリーが先にやられたりして。
20秒ほどクランキングして一回休憩。
ま、始動前潤滑は充分だろうw
一呼吸置いて、もう一度クランキングスタート。
キュキュキュキュキュキュ・・・・・
ム、まだ来ないか。
クランクとかカム角センサーのカプラでも外れてる?
ちょっと不安になって確認。
大丈夫忘れてない。
インジェクターのチューブ完全空っケツだからね、エアが抜けるまで結構かかるのかな。
気を取り直して、ダメ押しで再クランキング。
キュルキュル・・ボッ・・ボボボボボボッ。
初爆とともに一気に回転数が上がりそうになったのでキーオフ。
ここはトラウマがあるので一瞬で対応できるねw
っかしーな・・・またスロットル!?
ネタなのか・・・
前にもこんなことがあったが・・・
スロットルまわりを確認・・・うーん・・・キチンと戻ってる?
いや、ワイヤーは若干引っ張られてるな。
何故!?
調整不足?
いや・・・ブラケットごと外してるんだから寸分だって狂わない筈だけど・・・
と思ったら、スロットルワイヤーがプーリーのガイドにきちんと掛かっていなくて、
遠回りしてました・・・(-_-#)ダサイ・・・。
キュルッ、ブフォー・・・・ン。
無事始動。
アイドリングさせながら、冷却水を追加しながらエアー抜きをしつつ、コンポーネンツのオイル漏れがないか確認。
ウォータポンプの漏れは・・・OK!止まってる。
オイルクーラーに回った分のエンジンオイルを1リットル程足して、
フルード吸い込んで若干油面が下がったパワステポンプが喧しかったので、フルード追加。
異音も無いね・・・水、オイルも今の所漏洩ナシ。
水まわりのサーモが開き、電動ファンが勝手に回るまでエア抜きし、キャップ装着。
加圧してレーシングしても水漏れは再発しませんでした・・・一安心。
ちゃんとしたLLCに入れ替えて、今日の作業は終了。
アンダーカバーは付けずに、当分様子見ですかね。
無事火入れの済んだEJ20Kだ い リビルト。
EJ定番のメタルベアリング溶融とガスケットブローの二大廃車要因をなんとか乗り越えましたw
もともとキャパシティの大きいエンジンではないからね、
全開最大ブースト、全力疾走バトルといった走り方をするには色々な覚悟と準備が必要になるんだね。
でも、持病持病とただ怖れるだけでは何も変わらない、
ネガティブ要因を極力小さくする組み方や調整を最大限に施し、
水温や油温が原因のトラブルなら、熱交換器の追加や大型化、ブーストや電動ファンなどの補機類コントロール、オイルの偏り防止策や、粘度選択・・・
深刻なトラブルを克服し、全力で気持ちよく走れるクルマを作る。
こういうことがチューニングの本質なんじゃないかなぁと思う。
ヲレなんて素人だからね、本当はあーしてこうして、ここはこうした方がいいとか、
エンジンのプロが口を挟みたくなる部分も多いと思うけど・・・
自分なりに試行錯誤して、カネを掛けず手間と時間だけで、どれだけのことが出来るか?
っていうことが機械弄りの楽しさなんだよね。
失敗も沢山有るし、怖いから余り触れない部分もあるけれど・・
ダメならダメで原因突き止めて、そうならないように作り直す。
こういうことを自分の手で全部行なうってことは、とても贅沢で楽しい時間でもあるんだ。
お金では買えない最高の時間ではないかなぁ、と我ながら思う。
最近のクルマは、電子化されて電池化されて、どんどん機械的に分解整備出来る要素がなくなって
素人が手を出しにくい構造になってきましたね。
駆け出しの小僧が、ハチロクの頃のように、ちょっとヘッドでもやり直そうかな!
ってカンジのクルマがなくなったよ。
でも、自分でつくったエンジンで走るって結構イイぜ。
バルブやピストンの動きを頭の中で透視図のように想像しながら、8000まで回したり、
時速200キロまで加速したり(*サーキトw)、いろんな意味で結構痺れるんだ(爆
みんなにも、こういうドラマを是非自分たちの手で作って欲しいよ、
整備資格や実務経験なんて要らないよ、ヲレだって19でシルビアのクラッチバラしたし、
知識だって全部独学だよ。
最低限の知識や準備は必要だけど、根性と工夫で何だって出来るよ。
ヲレの整備はすべて青空の月極駐車場でのことなのだから。
ま、そんなこんなでヘッドだけだけどナラシ運転。
油温計死亡、トラストブースト計バグって戻ってこない(多分死亡)と、再び社外計器がなくなってしまったので、早めになんとかしないと・・・。
もう約一週間乗り回してますが、今の所トラブルナシ。
オイル交換したらちょっと踏んでみるかぁ。
ドキドキ
あとは足交換と、クヲータ板金をヒマな時に・・・。
インプレはまた今度・・フフ。