
最近よくつるんでいる、だ い 、クネ、レーサー。
元々昔から遊んでいるクネとの付き合いにレーサーが入り込んできたような塩梅かな。
自分とクネとのコンビは傍若無人というか・・放埓(ほうらつ)というか・・・他の追随を許さないほどの独特のモラルで走っていたことは事実だ。
なかなかココに割って入るヤツはいない。
自分たちは何時だって門戸を開き、開放的であったが・・・
長くに渡って、この均衡は破られる事は無かった。
自分で言うのもおかしいハナシだけど、天真爛漫な程の感覚派のだ い と、
クレバーで頭脳派なクネは、ふたりが出会って初めて何かが完成したような気がした。
お互いの足りない部分を、お互いが丁度持っていたんだ。
峠にジムカーナに雪山にガレージ整備に・・・
お互いが提案する何かに、常に二つ返事で応える阿吽の呼吸とでもいうのかな、
「なぁ、ちょっとジムカーナやってみようよ。」
「いいよ、いつからやる?」
「雪山楽しいからやろーよ。」
「ココまで来たらやるしかねーなぁ。」
「あれやろうか・・・」
「やろう。」
「これやるか?」
「いいね。」
そこまで応えてくれるヤツは、正直ここまでいなかった。
自分がこれまでやってこなかったことへの不安やリスク、
苦手意識みたいなものが無かったといえば嘘になる。
でも、お互いに無い物を持つ者同士、相手の価値観が持つ世界は魅力的に見えた。
それらに応える事が次の扉を開く第一歩になってゆく確信があったんだ。
あれから10年。
ヲレとクネの腐れデュオは相変わらずだが、
みんカラなどで駄文を綴っていた事をきっかけに、多くの仲間達と出会うことができ、
新たな走りの機会も、随分と増えた。
そこに一気に台頭してきたのがレーサーだ。
年の頃で言えばヲレ達よりひと回りも若いのに、白いレガシィで落ち着いていると見せかけて、
臆する事無くトップグループに切り込んでくる。
ウェット重量が1600㎏を超える車体で、
常に先頭への間隙を狙ってアクセルを踏み続けてくるんだ。
「???」
何とかアタマだけは押さえた格好だけど・・・
ヲレやクネにとっては少なからず衝撃的なルーキーの登場だった。
速いとか遅いとかは抜きにして・・・何だか面白いヤツだなとヲレは思ったものだ。
「なぁレーサー、今度クネ太郎とコッソリキャンプに行こうかと思ってるんだが、ヲマエキャンプとかやるほうか?」
「やりますよ~、一人でもちょくちょく行くくらいです。いいですねキャンプ、ヲレがテント出しますよ。」
気持ちがいいほど二つ返事の快諾だ。
得てして、
この愚かな3名は、椎名誠の怪しい探検隊シリーズもかくや!というキャンプの旅に出る事になる。
其処に展開されるのは、鬼畜と天衣無縫が共存する亜空間。
筆舌に尽くしがたいこの二日間を、
ヲレはどこまで筆にしたためていいものか・・・
明日まで考えさせて欲しい。

チーム”K”とは何なのか。
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Posted at
2011/09/21 02:35:49