「そろそろ春の運動会の季節ですね!」
「???・・・そんなのやったことねーぞ・・・。」
「もう、だ い さん!いつになったら走りのイベントやるんですか!こっちゃ、もう待てないんですよ!!!」
半ギレで連絡してくるレーサー・・・。
「・・・うるせーな・・・ちょいちょい好き勝手に走り回ってるんだからいいじゃねーかよ。」
「居ないんですよ、速いのが・・・。」
「ヲレなんかより速い奴ぁ~幾らでもいるだろ。」
「いやいやいや、居ないです居ないです、大体雰囲気組ばっかりで走り屋が居ないです。」
「うーん・・・去年運動会やってないしなぁ・・・軽く一発やっとくか。」
「ヤッター!」
そんな訳で急遽開催となった春の運動会。
一昨年の秋以来だから、約一年半ぶりか・・・。
そもそも夏タイヤで峠自体、自分が一年ぶりだよ。
単独でチョロっと行ったら、クネが釣れた去年の春以来だもん。
最近お山自体、あまり活発な話も聞かないので、企画して今日の明日とかじゃ誰も来ないだろうな。
ま、レーサーがうるさいだけだし、2、3台で適当に行ってくるか・・・。
なんて思ってたら、

集まり過ぎだろうよ・・・。
あのなぁ、ゴールデンウィーク中だよ?
普通は旅行に行ったり、家族との時間を過ごしたりするもんなんだぞ。
9台?気がついたら10台に増えてたり・・・
オフ会じゃなくてガチ会なのにな。
まったくみんな関心だよw

ホーム往路一本で、コースの主(黒GRB)が釣れたなwwwww
後ろの数台が食われてしまった。
これだけメシウマな大名行列も珍しいだろうからなぁ。

だ い GC8E 夏山は一年ぶりだ。
もうもはや、走るってことが何だかよく判らない・・・。

クネGDBC 夏足18インチ化。
・・・したところで、走り自体はなんの変化もないだろうね・・・このオトコは。

のだめGDBC 雪山での勲章だらけだったフロントマスクも漸く復活。
フォグカバーも作り直してクネレプリカ健在ですw

レーサーBL9 S402を峠でガチに使うのはおかしいと思う。
でも、実際ポテンシャルの高いクルマだな・・・。

pon/on GDBC マシンは相変わらずといった感じだけど・・・
最近は割とおとなしめ???

放課後 AP1 見ないうちにとんでもないことになっているS2000。
もう失うものは別にないのかも知れないw

シュンジSW20 異例のヘビロテで早くも3台目のMR2。
ちょっとコ汚いので、バンパー交換して塗り直したいとの事・・・今回生き残ったらなw

りょーちゅNA6CE オールペンを画策していた同機・・・しかし、
同時進行で新たな計画が持ち上がっている。螢雪時代もそろそろ終わりか?

NE-YO BH5 これまた見ない間にいかつくなっているレガシィツーリングワゴン。
ATがトラブったという前回より、リベンジは果たせるか?
ホーム往路は、前半の瞬間最高視聴率が180%に達する箇所が数箇所あったものの、
後半一般車多くもつれ気味。
ま、ゴールデンウィークだからね、無理はいけない。
むしろこんなもんでいい。

そのまんま聖地へ上がり、いつものガチステージNGOへ。
今回のタイヤは、去年の秋に履き替えたアジアンタイヤのスーパースター、フェデラル595。
金爆もかくやという人気ぶりに乗っかったカタチだ。
まぁ・・・RSRはフロントだけで、リヤはセカンドグレードのSSて奴だけど・・・
ちょっと前後でグリップ力違い過ぎたなw
余りのオーバーステアに、ヘタったDCCDを目いっぱい前に寄せて・・・
何とか誤魔化すも、どうも動きがチグハグ・・・。
ハチロクの頃より横向いてたな。。。
それでも、何とかコントロール出来る範囲と感じたんで、一本目のクネ・レーサー・だ い のフォーメーションでちょっと振り回しながらレーサーを追走。
レーサーが山頂のトンネル付近で突然道を譲るので、そのままクネを追いかけながら、
下りはひとりD1グランプリ状態。
多分・・・レーサーのクネに対する新しい嫌がらせなんだろうwwwww
ガチステージは周回コースなんだけど、速い車でも10分弱かかるので、
一本走っただけで、結構みんなぐったりしてるな・・・。
サーキットでの1ヒートくらいあるもんな。
そのままダベるだけで終わりそうな雰囲気だったけれど、解散間際、
最後に一本行くことに。
雰囲気的に、レーサーと演る感じだな。
ヲレは前でも後ろでもどっちでもいいぜ・・・。
レーサーが先に出る。
ふーん・・・何か作戦があるのかな?
正直苦手ではないコースとは言え、圧倒的な勝算は全くなかった。
2、3年前にここで一本、ガチでやったことはあるが、向こうはツーリングワゴンだったからなぁ。
あの時こっちは相変わらずのウンコタイヤで、あっちはポテンザだったが、
あの状況でも、下りで漸く引き離した程度の差だったろ・・・クルマの差を差し引いたらヲレの負け感が強かった。
今回は、自分のタイヤは前回よりは、ちょっとはいいけれど・・・
向こうはレガシィのレーシングカーにグレードアップしちゃってるし、タイヤもミシュランのスーパースポーツ新品に履き替えたばかり・・・皮むきがちょうど済んだあたりじゃないか。
普通に計算すると、前回よりだいぶ分が悪い。
同じ計算は、レーサーもとっくにしてる筈で、その上での前走か・・・。
ヲレのタイヤ次第では逃げきれる。
そう踏んだんだろう。
アタマのいい男だ。
後ろは誰になるのか・・・というのは考える必要はない気がした。
前に集中しよう。
真面目に走れば何とかなるだろ。
だが、ちょっとした誤算が・・・
シュンジの付き添いのTATSUが、最後の一本を同乗したいと言ってくる。
来る者は拒まないヲレは、いいよ乗りな。何て言うものの・・・
ちょっと計算が狂ったな・・・正直もう判らなくなった。
レーサーがスタートする。
NGOの入口までは主要国道をまず下っていってからで、左折でコースインなのだが、
入口までの国道からフルスロットルをくれるレーサー。
「チッ・・・こっからかよ。」
ハイスピードコースになるほどS402に分がある。
あわよくばここで逃げ切ってアドバンテージを作るか、コッチのセカンドグレードのリヤを消耗させようという戦略なのだろう。
レーサーらしい小狡さが垣間見える。
「何にしても逃がしたら取り返せないだろうな・・・。」
不本意ながらフルスロットルで応えることにする。
ここの下り、こんな勢いで下ったことないな。
減速帯で乱れそうになるリヤを押さえ込みながらの全開。
振ってくと危ないな。
スマートに走るのは得意じゃないんだよ・・・
何とか一定の距離で捉えつつ、本ステージへ。
くそう・・・タイヤ温存したかったのにな。
木々のトンネルを、ひたすらつづら折れに登っていく、逆時計回りの上り。
ここは低速トルクのないGCでは、無理してでも何とか付いていかなければならない。
ここで離されたら勝負は終わりだ。
起伏も激しく、道も悪い。
ポンポンと跳ねながら、時にド派手にスライドさせながら、深い複合コーナーの連続を何とか食らいつく。
「っっ、レーサーもよくやるよな・・・。」
確実に一本目の2割増し位のアベレージになってるな・・・
そんな猛プッシュの最中、
右コーナーの全開立ち上がりの先で、Uターン中のマークⅡか何かが真横向いてたり・・・
振りっ返しながらも、右側の路肩よりにある一台分のスペースを見つけ、何とか攻略。
隣のTATSUが何やら声を発してたな。
確かに隣は怖いだろうな。
何とか逃すことなく、下りセクションへ。
こちらのアドバンテージが増えると思ったんだが・・・。
馬鹿な・・・詰まらない?
上りよりも挟路、下り急勾配の戻りセクションで、
レーサーがさらなる猛プッシュを見せる。
上りで三味線を弾いていた訳じゃないだろうけど、タイヤも気持ちも上りで使い切ったら、
下りじゃどうにもならないと感じたんだろう。
短い下りフルチャージに賭けたと見た。
こちらのフロントタイヤはずいぶん早くタレてしまって、全然インに付けなくなっていた。
コイツはヤバい。
気を抜くと離されそうだ・・・。
レーサーの動きを見ちゃダメだ。
自分の走りをしないと負けるな。
何も考えずにコッチも本気のフルチャージで行くしかない。
TATSUが乗っている事をどこかで払拭しきれないが、重量増のペースダウンは最小限に抑えたハズだった。
短いストレート半分分の僅かな差が詰まらない。
ベタ付けにしてやりたかったが、結局最後までその差は詰まらなかった。
「うーむ・・・残念。」
流石だよ・・・本当に速いな、レーサーは。
こういうコースでベタ付けに出来なきゃ、ヲレの負けって感じがするよ。
腐ってもレーシングドライバーなんだなw

ホント、久々の峠で楽しかったぁ・・・。
みんなも各々楽しんだみたいだし、誰も事故することなく無事解散。
みんな大人だね。
またやろーね!本当にお疲れ様でしたぁ。
さっと顔だけ出して帰るつもりだったけど・・・結局最後まで・・・。