
リヤデフの機械式LSD。
通称ノンスリ。
走りのクルマには必須のチューニングアイテムだ。
デフのLSDをビシっと決めたクルマの楽しさは異常。
FFでもFRでもAWDでもそれは同じ。
最近では、純正で装着されてくるトルセン式もなかなかいいが、やはり、機械式の楽しさには敵わないと言わざるを得ないだろう。
昭和のクルマとドリフトで育ったヲレは、
純正トルセンあたりで満足できるほど優等生ではないんだわ。
機械式じゃないと調整もできないし。
しかし、この麻薬には身体はすぐに慣れてしまう。
もっともっととなってしまうのだ。
過ぎたるは及ばざるがごとし・・・判ってはいても、もうちょっとだけでも・・・
となってしまう。
その最たるところが、結局デフロックなのだ。
当然アンダーが強くなったり、車庫入れすらままならなくなる。
AWDだと、2駆に比べてLSDの恩恵を体感しにくいので、どうしても過激な方向に行きがちだが、
イニシャルトルクを上げた分だけ、旋回抵抗が大きくなるのは2駆も4駆も同じ。
自分のGCと、クネのGDBは長らくリヤデフをロック仕様で乗っていましたが、
GCは、フロントをトルセンにしたタイミングで標準的なイニシャルに再調整。
クネGDBは粘っていましたが、1年ほど遅れて今回卒業となりました。

やや陽も傾きだした昼下がりからの作業。
今日はシルビアの作業もあったからね・・・
意外と押しちゃってスタートが遅くなっちゃった・・・。

慣れてるからもあるけれど、パパッと頑張れば一時間ぐらいでバラせるリヤデフ。
特にトラブってる様子もないね。
今回入れ替えるのは、内爪のフリクションディスク。
スバルのリヤデフは日産の部品なので、ニスモの部品で調整してあるんだけど、
標準1.7㎜のフリクションディスクを、4枚1.9㎜に換えてほぼロック状態にしてあったんだ。
(写真では溝なしがニスモの1.9㎜)
これを2枚1.7㎜に戻して、ほぼロック→イニシャル15キロ(約150Nm)前後に落とします。

プレートの入れ換えだけでは変わらないけれど、毎回バックラッシュの確認はしておきましょう。
バックラッシュの校正時期の目安になるからね。
今回の値は0.14㎜。
前回のキャリヤ交換時に0.09㎜で合わせてるからね、3年で0.05㎜拡大か。
やや早いな・・・完全デフロックはギヤやベアリングへの負担も大きいのかも知れない。
次回の調整時にはバックラッシュを詰めてもいいかも知れない。
しかし、寒い日だったね・・・暗くて寒いだけで捗らなくなるのが作業といものだけど、
それでも実質4時間くらいか・・・
でもスゲー疲れた・・・駆動系は時間では換算できない致命的な疲労が残るな・・・。
天気が崩れるらしく、頻繁に雪山への出動要請が来ているが、
日曜日は朝から普通のお父さんをしないといけないので、ちょっとナイなぁw
流石にこの作業のあとに走る気にはなれない・・・
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人のクルマも直します | クルマ
Posted at
2014/01/20 01:00:44