
お盆は嫁の実家へ里帰り。
なんですが、嫁は一足先に新幹線で帰省。
自分は若干仕事が残っているので、数日遅れで帰ります。
ギリギリまで凡雑な業務を済ませて、一日だけ近所の幼なじみと山登りをしてきました。
「日光白根山」 2578メートル
日本百名山のひとつ。
奥白根山ともいわれ、草津の白根山とはまた別の山である。
日光火山群の最高峰であり、関東の最高峰でもある。
関東以北にこれより高い山はなく、以北最高峰とも呼ばれている。

早朝7時過ぎより登山開始。
家を出たのは午前3時である。
大型台風通過後の不安定な天気図の中、この日のこの地域だけが不思議と晴れ間を見せてくれた。

雨上がりの宝石を横目に、深い森林から始まる登山道を行くのである。

一時間半も登ると、小さな山上湖に出た。
弥陀ヶ池(みだがいけ)という。
箱庭のような美しい景観である。

木道の奥にそびえるのが、目指す奥白根山である。
れっきとした成層火山であり、 独峰らしい広い裾野が威風堂々としている。

公平も久々の登山に、豊かな気持ちになっているようだ。

森林限界を超え、ゴツゴツした岩場を超えていくだ い 。
急激に険しい本格登山になる。

とても景観のいい登山で驚いた。
人気の山なのも頷ける。
大半の登山客は、ロープウェイで山頂近くまでアクセスするルートを取るが、今回私たちは、標準7時間という若干長めの、丸沼スタート五色沼周回コースをとっているので同胞は少ない。

山頂には、老若男女を問わず、多くの登山客で賑わっていた。
火成岩である安山岩のみで構成される山頂はゴツゴツと積み重なっており、足場が悪い。

気温は22度であった。
日差しがなければ半袖では過ごせないであろうヒンヤリした風が吹いてくる。

スタート地点である丸沼、菅沼、中禅寺湖と男体山も見える。
通ってきた弥陀ヶ池、これから目指す五色沼も見渡せる。
非常に稀有な、美景観を誇る山頂であると感じた。
関東以北はあまり攻めた事がないので、大収穫である。

ダイナミックな夏の登山という趣を、存分に感じることができる。

名前は判らないが、高地のカミキリムシだろう。

エメラルドグリーンに輝く五色沼。
福島の五色沼ともまた違う。
秋の彩りの中で、見事な「五色」を見せる美しい山上湖である。
湖畔まで降りて昼食を摂ったり、昼寝をしたり満喫させてもらった。
しかし、かなり道程が増えるこのコースは割と閑散としており、2時間近く湖畔で過ごしたが、数組のパーティとしか遭遇しなかった。
ゆっくり歩いても、暗くなる前に帰路につけるいいコースだと思うのだが。

君はすぐに判るよ、アサギマダラだよね。
大きくて立派な蝶だよ。
日本では高原でよく見かける蝶ですが、
海を渡って何千キロも旅をする不思議な蝶なのです。
国蝶にもノミネートされたことがある格式の高い種類です。
時間的に余裕があったので、無理して膝などを痛めることもなく、
適度な疲労感で無事登山を終えることができました。
帰ってから少し休憩したら、夜のうちに高速に乗って秋田へ向かわなくてはならないので、
疲れきって帰るわけにはいかない。
大きなダメージを残さないように温存しながらの山登りでしたが、満喫できましたね。
とても美しい登山でしたよ。
まるで手品のようなケルン
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Posted at
2014/08/23 03:09:56