
アルトワークスのVベルトの交換時に、どうしても前を覆っているコンデンサーを少しどかさないといけないんですが、ちょっと力を入れすぎたのか配管の付け根からシューとかガス漏れが・・・
(ノ∀`)アチャー
こんなに簡単に漏るかね・・・
しかしまぁ、一昨年あたり一回オカマ事故で前をごっそり替えてる(時間がなくて板金屋に投げた)んで、中古部品があまり良くなかったのかもな・・・
自分の今回の作業じゃならないくらい、配管に曲がった跡があった。
金属疲労で既にリーチだったか・・・

エアコンコンデンサーはアルミコア。
アルミの完全修理はTIG溶接しかないんで、ちょっと機材と技術的にプライベートでは厳しい。
中古部品がなかなか出回ってないもので、どうしたものかと試しにアルミエポキシパテで修理してみることにした。

ラジエターなんかは全然これでいけるんだけど、エアコンガスは内圧が15キロとかになるんでちょっと判らないなぁ・・・。
硬化後の物理的な強度は折り紙つきなんだけど、気密に関しては未確認。
はたして。
もう一つ仕事があります。
車両購入時からなんだけど、エアコンのコンプレッサーの支点ボルトが一本折れてしまっている。
何故こんな所が・・・
ベルトはギリギリ回せるんだけど、クランクプーリーに対して水平が出ないばかりか、もう一本のボルトへの負担も計り知れない。
いつもは他の整備で手一杯だったのでいつかいつかと後回しだったんですが、漸く改修です。

もうすでにガスは入っていないので、コンプレッサーを完全摘出。

ドリルで揉んで取れるかどうか・・・
一度外そうとしたのか、揉んでグズグズになっていた為、真芯がなかなか出せなくてひと苦労。
ドリルの刃先が柔らかいアルミの本体の方へ逃げていくので真っ直ぐさらうのは難しいな・・・
大型のボール盤が欲しいところだ。
それでも頑張って折れ残ったボルト部分で貫通させ、完全撤去。

ネジ山は殆ど生かせなかったので、幅広ワッシャーをかましてボルトナットで留めてしまうのが一番無難ですね。
しっかり固定できるようになりました。
コンデンサーも取り付けしていよいよチャージに入ります。

低圧配管と高圧配管の両方にマニホールドを接続して、真空ポンプで真空引きをします。
ゲージ上は直ぐに真空圧になりますが、
配管内の水分などの排出の為に少し長めに機械を回します。
10~15分くらいでしょうか。
30分くらいやった方がいいと言う人もいますが、自分はいつもこのくらいです。
バルブ栓を閉めて、ポンプは停止。
ホースと配管は繋ぎっぱなしにして真空状態が変わらないかどうか、再び10分程放置プレイです。

変わらなければ、どこからもエアを吸っていないので気密はOK。
いよいよガスを充填していきます。

ポンプに繋いでいた黄色いホースをガス缶をセットしたサービス缶バルブに接続。
マニホールドのバルブはまだ開放せずに、サービス缶バルブ側を開放します。
この時点ではマニホールドのバルブ手前まではガスが充実。
ここでマニホールド本体のガス抜きのニップルがあるんで、液化ガスがプシューと出るまで手で押します。
元々中にあった余計な空気や水分を排出するためですね。
それが済みましたら、マニホールド本体の低圧側(青いホース)のバルブを開放してクルマのエアコンシステムに充填していきます。
この時エンジンは停止状態で行います。
液化ガスが自然に配管内に移動していくのには、やや時間が掛かります。
サービス缶を手で振ったり、湯煎で温めたりすると作業が早くなります。
冬場は特に時間がかかるでしょう。
自分などは、まだ暖かいエンジンのヘッドカバーなどに乗せて、気化の促進を図ります。
不燃性ではありますが、ガス缶の取り扱いですので、
あまり過激な真似はしないこと!

軽自動車で、ガス缶一本の2/3位入ったところで落ち着きます。
ここでようやくエンジンを掛けて、エアコンON。
ドアガラスを下げ、上向き送風にして冷えの確認をしやすくします。
最初の一本の残りのガスは、直ぐに吸い込まれて空になります。
ここで2本目に行くために、バルブを閉めサービス缶バルブを外し、新しい缶をセットするのですが、
問題発生!
コンデンサーからガス漏洩発覚。
コンクエスト(アルミエポキシパテ)による補修部分からでした。。。
やはり密度の問題なのかな・・・
どうしても巣がはいってしまうのか、ピンホールのような部分が出来て、微量ながら噴出してしまいました。
コンクエスト失敗・・・(ノ∀`)
中古品に交換か、ロウ付けで直すかしかなさそう。
残りの手順はコンデンサー改修後に。
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人のクルマも直します | クルマ
Posted at
2015/05/09 15:56:11