大幅なモディファイ後、大きな問題もなく毎日の通勤に活躍していたKSR-Ⅰ。
最初期型の50㏄である。
ちょっと前に折れそうなほど減っていたスプロケを交換するも、社外品でハイギヤードされていたものを純正で改修してしまったのでちょっと最高速が寂しい感じに・・・
おまけにクラッチまで滑り始めてしまったので、部品を買ってきてもろもろ直してしまいましょう!
クラッチなんて直ぐだろ、なんて作業を始めたものの・・・結構ばらすな。。。
ギヤオイルにLLCも抜かなきゃいけないし、色々ワイヤーとかホースとか、思ったより時間が掛かりそうです。
漸くクラッチハウジングのカバーを取り外します。
ここは紙ガスケットだったか・・・
注文してなかったので、組み付けは液ガスで行く事にします。
湿式多板クラッチのKSR。
原付の癖にいっちょ前の単車の様である。
まぁ、あれだけの走りをするんだから、これくらいは必須なのかも知れないね。
分解は至って簡単。
アッセンブリーをスナップリングで取り外して、M5のボルト6本だけである。
外爪のプレートにはフェーシングが貼ってあります。
内爪の方はプレーンスチール。
どちらも計測してみましたが、1/10ミリ単位での減りは確認できませんでした。
直近で一度交換されているのか、減ってもこんなもんなのか・・・
どちらにせよ、プレッシャースプリングが無交換による起因の可能性が濃厚そうです。
新旧クラッチスプリング。
説明するまでもなく、右側が新しい部品です。
結構ヘタってるんだね。
あとは逆の手順で組んでいくだけ。
SSTも何も必要ないです。
注意することがあるとすれば、最後にクラッチカバーを付ける時、ダイヤフラムを押すカラーがカバー側から外れ易い(置いてあるだけだから)ので、慎重に。
LLCを戻して、ギヤオイルを入れ、エンジンオイルなども補充します。
オイルポンプやクラッチワイヤーを調整し、オイルラインへのエアの混入が怖いのでちょっと燃料タンクにエンジンオイルをたらして(おちょこ一杯分)若干混合給油にしとけば安心。
結構時間が掛かって草臥れたけど、
こういう時しか面倒見ないので、ワイヤーやキーホールへの注油や、各部の増し締めなど、細かいながらも気にしていた項目を潰しておきます。
単車のように小型の機械はメンテサイクルが非常に短いので、
コマメに見て行かないとすぐにポンコツになりますね。
最後にフロントのスプロケを13→15丁に交換してハイギヤード化を図ります。
2サイズ変更は結構違うね・・・ちょっと心配になりますw
晩飯後に始めて、さすがに深夜になったので試運転は翌日に持ち越し。
2ストはうるさいからね・・・
翌日、ちょっとばかり家の周りをグルグル走ってクラッチレバーの調整を詰めます。
当然ですが、滑りもきちんと完治。
かなりハイギヤになってますね。
出足はかなり犠牲になっていますが、元々かなりのローギヤ車なので、街道へ走り出してしまえば上での勝負。
丁度いいのかも知れません。
最高速は恐らく十数キロアップ。
上の小僧も大きくなってきたので、跨らせて敷地内をちょっとツーリングw
メチャクチャ楽しそうでした。
あと15年持ってたらお前が乗りな!
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KSR生活 | クルマ
Posted at
2016/03/22 02:55:36