「もう10年乗ろう計画」とか言ってエンジン降ろして大掛かりなメンテをしたのももう、6年前の事。
この時の「もう10年」があと僅か4年になってしまったw
時が経つのが恐ろしく速いし、恐ろしく・・・
恐ろしいww
そんなクネのGDBだが、実際は10年を待たずして色々な部品が曲がり角を迎えている。
ま、6年前の大改修の時に触っていない部分が、悉く寿命を迎えているというだけの事だが・・・
クルマという機械は本当に素直というかね・・
とにかくもう、ちゃんと壊れてくれる。
フロントパイプ交換した辺りでO2センサーが逝かれた事を皮切りに、グリスまみれのフロントやリヤのドラシャブーツも交換、キコキコキコと足回りから変な音が出始めて、アイドリングでハンチングまで出るようになった。
ヲレのGCの方が調子がいいくらいであるw
昨年の台風だか何だかの嵐の夜に、やめときゃいいのにホームに出撃して(ヲレは止めたんだけどね)、コーナー手前の道路上に溢れていた沢水に足元取られてクソドアンダーで間一髪みたいなことがあったようなんだけど・・・
どうもその時のことが相当ショックというか、、
安牌坊主のクネ太郎だからね、
絶対ミスしないはずの自分にもこんなことがあるって・・・
なんというかまぁ、やっぱりショックだったんだろうね。
(そんなのオリャしょっちゅうだよ、なんてちょっと思ったりもしましたが・・)
潰してないんだよ?
全然どこにも当ててもいないんだけど・・・
当分の間、足がガタガタ震えちゃうほどヤバかったらしいんだよね。
何でもなかったんだからいいじゃねえかよ。
と言ってやっても、
「あの時に潰しててもおかしくなかった」
と、本人は何度も電話で力説していた。
ヲレは、コイツはなんてネガティブな男なんだろうと思ったものだが、
絶対に出来る事しかしないクネ太郎にとっては、想定外そのものが「ない」という生き方なんだろう。
想定外とかチャレンジが無い人生とか・・・
なんてつまらねえ人生なんだよw
ヲレからみたら微かなその振幅の中にも、彼なりのサティスファクションがあるんだろう。
だからヲレはこう言ってやったんだよ。
「今GDBの中古相場が幾らか知らないけどさ、100万なのか150万なのか判らないけどさ、潰しててもおかしくなかったんだろ?でも潰さないで済んだ。」
「本当だったら1/2くらいの確率で潰してたかも知れないんだよ。」
「逆に言うと、君じゃないドライバーだったらもう潰してたんだ・・廃車だよ。」
「でも、運のいい事にたまたま君だったんだ。」
「もはや本当だったら潰してたのに、奇跡的に助かったという見方も出来る。」
「と言う事はだよ、こうやって無事に帰って来れたという事は、よもや宝くじに当たったようなもんじゃないか。」
「お金を貰ったようなもんだよ。」
「お金を貰ったんだよきっと。」
そう言ってやると、少し間をおいてクネは言った。
「確かにそうだな・・・。」
それからGDBの面倒に随分と手間をかけるようになったというか・・・
随分と大事にするようになったというか、
ずっとある事が当たり前ではないと思うようになったようだ。
大して高く買ってもいないクルマを、10年も15年も乗ってるんだから、20万円でも30万円でも定期的にしっかりカネ掛けたって、クルマ買いかえるよりは全然掛からないからね。
あの時潰してたら、200万払ってVAB買うしかなかっただろうし・・・
そう思ったら、ここで幾ら修理代かけたって安いもんだろう。
段ボールひと抱え注文しましたw
エアフロメーターにISCV、点火プラグに燃料ポンプ・燃料フィルター、
リヤのハブベアリング一式に、STIリヤデフマウントとSTIミッションマウント。
そして、エンジンオイルとミッションオイルの交換。
部品だけで15万を超えるっていうねw
ていうか、いっぺんに全部替えるの大変だよコレ・・・
結局リヤナックルの脱着でハマって二日がかりになってしまった。
GWだったから良かったものの・・・

まず、ハブベアリングを換えようとしたらナックルが外れない。
以前GCでも同じことがあって結局交換以外なかったんだけど・・・
長ボルトとラテリンの後ろっかわのブッシュとの固着。
何とかならんかね・・・
何とかかんとかナックルだけ外してベアリング換えて元に戻しましたが、前側も固着したら厄介だな~。
そのうちこれも、ボルトとブッシュをまとめて換えなきゃダメかな。

パーキングブレーキシューもプロμのセミメタルに交換。
サイドターンなんて殆どしないくせに、こんなのばっかり入れたがるんだよな。
殆どしないから逆にシューに頼るのか・・・
しかし、一つ解ったことが。
さんざっぱら、原因不明の異音が駆動系だか足回りからすると騒いでいましたが、結局左リヤのハブガタによって生じたハブフランジの痩せが原因だったようです。
ナックルアームにベアリングを打ち換えた後、ハブをインナーレースに向かって圧入するのですが、
完全に圧入したのに、インナーレースの内側(ドラシャ側が)手で回るほど緩い。
これでは一緒に回らずに金属同士が摺動してしまって音が出てしまうでしょう。
あの怪しい金属系の摺動音はこれか・・・
左リヤのナックルは再オーバーホールが必要ですね。

クタクタのリヤデフマウントとミッションマウントをSTIの奴に交換。
流石にスゲーゴムが硬いね・・・。
ミッションマウントの交換は訳ないんだけど、リヤデフマウントはドラシャが邪魔でデフメンバーのボルトが抜けない・・・ドラシャ抜くのは面倒(もうナックル外したくない)なので、

デフのスタッドボルトをダブルナットで外して、その場で下げました。
この状態でデフメンバーの脱着まで出来ます。
交換後のインプレでは、差動制限でタイヤが捩れる前にデフマウントで捩れていた逃げが無くなったせいか、デフが凄い効くようになったとか。
ミッションマウントの違いは感じていない模様。
そういうもんかね。

ハンチング要因であるISCバルブやエアフロメーターをまとめて交換。
ついでに13万キロ無交換のスパークプラグも純正新品に。
無駄にコールド側に振ったりはしない。
ヲレたちレベルでは純正で充分。
純正であっても、冬場にカブって困る時があるんだから・・・

でもまぁ、13万キロも使うと
中心電極は殆どなくなっているw
でも逆に言うと、13万キロ無問題でここまで使えたという事だ。
EJはしょっちゅう換えるの面倒くせぇしね・・・純正プラチナマンセー!(10万キロ交換が推奨です)
しかし、試運転で問題発生。
エンジンがボボボボ言っちゃって全然ふけない。
アイドリングで安定している所をみると、エアフロがクセエな・・・
エアフロを元のに戻したらちゃんとふけるようになりました。
が・・・暖まってから稀にでるハンチングは再発したようなので、ハンチングの大元はエアフロだったみたいだね。
今回は部品屋が気を利かせ、エアフロだけリビルト品を持ってきてくれたんですが・・・
エアフロのリビルトって信用できるのかな~なんて若干心配していたんですが、やっぱり駄目でしたね。ちゃんと直ってねーよ・・・みたいな話です。
突っ返して純正新品を頼み直しました。

最後に何時止まってもおかしくない距離になった燃料ポンプ。
この間外したばかりじゃんとか思っていましたが、旋回チャンバーを取付しただけで燃料ポンプはそもそも交換していないのか・・・
ていうか、その作業自体がもう10年も前の事だったw
何時止まってもおかしくないのはヲレのアタマの方でした。

ストレーナー真っ黒のポンプと、中身真っ黒のフィルターを換えて、
エンジンオイルとミッションオイルの交換もして、「もう10年乗ろう計画」の援護射撃を終えました。
後ほど、燃料ホースも劣化していたようで、ポンプ脱着でグリグリした辺りから燃料が滲むなど、
触った所がことごとくダメになる雰囲気と燃料の臭いでプンプンしています。
まぁ、燃料ホースは15年くらいが限度だよなぁ・・・
今までのクルマもそう、みんな15年位で切れたり漏れたりしてました。
全てを疑ってかからないと完封できません。
そう、それがインプレッサ。
そう、それがネオヒストリック!
このくらいで泣いてたらGCやGD系は乗れないぜ!!!
ポンプだセンサーだは、距離とか運転時間だけど、ゴムとか樹脂系は年数だね。