
最近は子供の寝かしつけで22時には一緒に寝てしまっているだ い ですw
見たいドラマも録画で見る日々ですが、楽しみだった「おっさんずラブ」も「ブラックペアン」も終わってしまい、長澤まさみが好きなので見ていた「コンフィデンスマンJP」も終わり、あとは「花のち晴れ」の最終話を残すのみ。
40過ぎのオッサンが「花のち晴れ」ってwww
新しいドラマでこれは間違いないってヤツありますかね・・・。
まぁ、それはいいんだけど・・・
エンジンの調子がイマイチ良くなかったヲレのKSRたん。
そもそもは今年の暖かくなり始めくらいの時期に、上でババババ言って吹けなくなる症状が出てキャブとかニードルを色々弄って様子を見ていた。
しかし、走れない事もないので毎日通勤に使っていたのだが・・・
どうも低回転でのゴロゴロ音が酷くなってきた。
毎日乗っているとね、少しずつ酷くなっていく異音のようなものに気付き難い。
2ストなんてこんなもんだよなぁ、なんて言ってそのまま行ってしまうことも多い訳だが、
そういうレベルをとっくに通り越してヤバイ音がするようになり、遂にはアイドリングが難しくなってきた。
煽ってないと止まってしまう。
これはもうセッティングが・・・とかそんな問題ではなくて壊れていると気付く。
ガラガラゴロゴロと、軸ぶれのような音が凄いのでまたフライホイールのナットでも緩んでしまったかとジェネレーターハウジングのカバーを取って点検。

ナットが取れて半月キーがブッ飛んでいるという事は無さそうだが・・・

フライホイールを外してクランクを揺すってみると、・・・
あり得ない程ガタガタになっていました。
なんだよ、クランクベアリングか・・・。

再びギヤオイルを抜いてみると、やはり鉛色。
最初はLLCでも混ざって乳化したのかと疑ったりもしましたが、単純に摩耗紛でしたね。
もっと早くに気付くべきだった!

もう続投は出来ないので、直すか載せ替えるかするしかないな・・・
とっととエンジンを降ろします。
デトネーションでブッ飛んだサブの72㏄を直すのが早いか、コイツのクランクベアリングを入れ替えるのが早いか・・・どっちだ?
揃えてある部品は、ピストンセット2組と、大小コンロッドのベアリング、クランクベアリング。
どっちも行けるけど・・・
ストックのサブを引っ張り出して何がダメだったか確認する。
ピストンはブッ飛んでるのピストンセットだけで行ければサブの方が早いな・・・とか思いながらピストンを取ると、コンロッドがガタガタ。
デトネの衝撃でコンロッドの大端が逝かれてるんだった!
あ~、これは面倒くさいやつだ。
ウチのプレスじゃ大端のウェブのピンが抜けないし、今日明日でどうにもならないか・・・
どっちにしろケース開けるんだったら、クランクベアリングだけで行ける現エンジンの方が早いか。
クランクベアリングはストックがあるし、直ぐ付け替えれば今日中に行けるな。

パカっとカチ割りしてクランクシャフトを摘出します。
80エンジンの方のクランクケースを割るのは初めて。
やっぱり中古で買ってきたエンジンなんて、そのまま使ってもダメだな・・・
格安エンジンだったから仕方がないけどね!

これでコンロッド大端まで終わってたら笑っちゃうところでしたが、ガタは無し。
セーフ!って感じです。

あれ・・・これはヤバイ。
ジェネレーター側のベアリングの規格が違う・・・
50エンジンのクランクは確かに左右で同じだったはず。
クランクケースは同一品番な筈なのでこの辺は全く同じなのかと勝手に思っていたが・・・
そういえば、80用フライホイールは少し重めだったな。
スピンドルの径も少し大きくなっていたか・・・。
色々考えてみましたが、どーやっても本日中の復活が不可能になりました。
仕方がないな・・・数日空いてしまうが、近所のナップスで部品を注文してきました。。
そしてなか一日で部品入荷。
仕事帰りに部品を受け取って、寝る前にエンジンを作ろうと思っていましたが・・・子供と一緒に就寝w
その翌日も、朝まで就寝ww
翌々日くらいで漸く朝3時に起床出来たので、エンジン組み立てが出来ました。

右が新たに注文したクランクベアリングジェネレーター側。

6205C3で注文できれば純正品でなくてもいいかな。
C3は守らないとダメ。

以前焼き嵌めを守らないでクランクケースを割ってしまったことがあります。
ヒートガンで充分に炙ってやると、
手から落とすだけでスコンとベアリングは入りました。

ミッションを間違えないように立ててやります。
シフトドラムの位置関係を見ながら、ニュートラル辺りで組んでおくとシャフトの動きやら色々確認しやすいです。

今度はベアリングを温めて、クランクシャフトを組み付けます。
これまたスコッと入りました。
ヒートガンで1分くらい炙る感じですかね。
液体ガスケットを塗ってクランクケースを閉じる準備をし、今度は蓋になる側のクランクベアリングを温めて、一気にケースを閉じてしまいます。
ま、ここはぶっちゃけ炙らなくても入りますけどね。

クラッチやらジェネレーターやらを組み付けする前に隙間をみながら芯出し。
そんなに強く叩かなくても動きますよ。

漸く腰下が完成しました。

あとは腰上のみ。
ピストンは何を叩いたんだか、トップがザクザク。
抱きつきは殆どないので磨けば使えそうだけど、新品あるのでね。
割れると評判の当時ものの桜ピストンと言うヤツなので、この際入れ替えます。

今新品を取るとART製のものが来ます。
組付けの時にピストンピンのサークリップをクランクケースの中に落とす自信があるので、ウエスで塞ぎながらピストンを取り付けます。

スパークプラグも久々に新品。

よしよし、数日眠っていたKSR。
いよいよ復活ですよ。
殆ど旧車なのに、実用重視で毎日使われている2ストエンジンのKSR。
休む暇などありません。

合間見てサクッと搭載。
LLCとギヤオイルを入れて、オイルポンプからのチューブもエアが噛んだので燃料も若干混合に。

これで試運転。
しかし、カッコいいなヲレのKSR!
不調時に詰めたキャブセッティングが
スロー#25のメイン#85
若干スローが小さい事もあって、アイドリング音がパラパラと軽いです。
ピストン替えたのでまだ慣らし運転ですが、今までで一番調子がいい感じ。
こりゃ速くなるぞ~!!!
運動会とか言ってたけど思ったより暇にならんな・・・