BNR34 スカイラインGT-R。
今も昔も、日産フラッグシップ機として、ストリートの王者として、変わらずに君臨し続けるスーパーカーである。
そんなHIKO君のGT-Rももう登初年度登録より23年。
ヲレ達が20代前半位に峠でウェイウェイやってた頃のケンメリとかと感覚的にもう変わらない。
20年前って・・・ちょうどこんな感じだったなw
携帯カメラがこんな写真しかないっていう。
HIKO君は32のGT-Rだったしな。
クネ太郎もヲレもジジイになったが、ノリは大して変わってないなww
そんな20年の歳月には流石のGT-Rも勝てず、あちこちがヤレてくる。
二度目のタイミングベルト交換を済ませ、エアコンを直し、オルタやセルモーター、フューエルポンプなどのエンジン補機も殆ど交換、ショックアブソーバーやブレーキのオーバーホールも済ませてある。
あれもこれも改修し、数え上げればキリがないが、それでもまだ未着手の部分もある。
サスペンションブッシュである。
いきなりダメになって突然走れなくなる、というようなトラブルに繋がりにくいので、どうしても後回しになってしまう。
かと言っていざ全部やるとなると、足回り全バラしにしてプレスを使った打ち替え作業となり、かなり大掛かりになってしまう。
部品と工賃で20万円近くは掛かってしまうんじゃないだろうか。
なかなか予防交換に踏み切りにくいエリアだと言える。
サスペンションブッシュ交換の目安は、いい状態を維持したいのであれば、およそ
10万キロ位が目安かなと思う。
この位であれば、乗る人が乗ればすこしヤレてきたかなと感じる程度だが、シビアな使い方がされているクルマだと劣化でシワなどが入り始めてくる頃。
特にトラブルに繋がる事も無いので、そのまま
15万キロとかまで引っ張ってしまいがちだが、ゴムの劣化は進んでおり、ヘタリ切ったゴムのせいで本来のアライメントデータから外れた感じになってくる。
そして、私たちのように
20万キロオーバーまで交換せずに引っ張ってしまったりすると、ゴムが完全に破断してゴトゴトとガタが出るようになったり、封入されている内容物が出てしまったりする。

このGT-Rのトランスバースリンク(フロントのAアーム)も、ゴムの亀裂から封入されているシリコングリスが漏れ出てしまった。

ガレージの床が透明のきれいなグリースで汚れていた事で気付いたようだ。
無色に近いオイルを使っている所なんて、一部のパワステオイルか、エアコンオイル、ミッションオイルなどが浮かぶが、臭いが少ないのが違和感である。
昔のS13なんかでもこういったトラブルが良くあったが、酷いと車検にも通らないので、煩わしさしか感じなかったな。

補修用のブッシュ単体が存在せず、修理はアームアッセンブリー交換となる。
純正のアルミロアアームASSYを買うか、NISMOの分割式ロアアームキットを買うしかない。(NISMOのアームには補修用のブッシュが供給されているが、純正のブッシュとは径が違い流用出来ない)
とにかく金が掛かりそうという事で・・・

HIKO君自ら、程度が良いとされる中古部品を調達し小ぎれいにして準備してきましたよ。

再塗装をして、ブッシュの表面にゴム化する接着剤というものを施工。
今は色々な物があるんだな。
効くのかどうか良く判らないが・・・少しでも寿命を延ばそうという努力と言うか、愛情を感じるw
まぁ、何れニスモのキットを購入するという事なので、それまでの時間稼ぎになれば良いのだろう。

テンションロッドの部分にあたるボルトナット以外は嵌合のボールジョイントとなるスカイラインのトランスバースリンク。


ブーツ交換などは以前に施工していたので、アームだけそのまま交換して終了。
また夏には長距離移動の予定があるというので、不安要素をひとつ消却。
しかしきれいにしてるクルマだなぁ・・・。
ヲレなんか洗車もロクにしないからなぁ。
最近忙しくて疲れが取れないな・・・
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Posted at
2021/06/19 18:28:39