先日の関東降雪。
大した降雪量ではないのに、相変わらずの大騒ぎでしたね。
高速道路は、前例のない迅速な予防封鎖で無駄な事故や缶詰は防げたようですが、物流はだいぶ混乱してましたね。
これはもう仕方がない事でしょう。
今通っている厚木の事業所も大粒の雪がボツボツ降り積もり、昼過ぎには道路も真っ白。
会社も15時には退社指示となったので、いつもの如くKSRでの帰宅ですが、どうもエンジンの調子がおかしい。
だんだん吹けなくなってきて、エンストしそうになる。
止まってしまっては困るので、ちょっと開けられるところでは目一杯回そうとする訳ですが、そこで事件が勃発。
なんとスロットルが全開のまま戻らない!
うっすら湿雪の積もった道路ですので、強めのブレーキも転倒に繋がりかねない。
取り敢えず一回キーオフでエンジンを止めて、路肩に寄せます。
一瞬スロットルワイヤーのトラブルかと思いましたが、どうも違う。
スロットルをくいくい捻ってるとパチンと戻ったような音がしたので、キックでエンジンを掛けると、ちゃんと普通のアイドリングに戻ってました。
結構焦りましたね・・幹線道路じゃなかったから良かったけど。
ああ分かった!
これ、キャブレターが凍っちゃう
アイシング現象だ。。。
気温が氷点下に近く、極端に湿度が高い時に起きるキャブレターアイシング。
吸い込んだ空気が水分を多く含み、霧化したガソリンと結着して燃焼を阻害するのでエンジンが吹けなくなり、酷いとカブって走れなくなる。
アクセルを大きめに開けて吸気流速が上がると、スロットルが一気に冷やされて凍り付き、スロットルが解放のまま固まってしまったりする危険な症状。
これも吸い込んだ水分が中で凍ってしまう為に起こるようですね。
止まってちょっと待つとエンジンからの熱が伝わって固着は戻りますが、再び走り出しても低回転でトロトロ走らないと再び凍ってしまう恐れがあります。
きちんとしたキャブヒーターが付いていない古い小型バイクで起きやすい。

キャブレターは氷漬けのようになっていました。
10年近く乗ってるけど、初めて起きたな。
気温が低いだけなら起きないし、雨でもちょっとフケが悪くなるくらいですしね。
雪の中を走るという特定の条件下でしか起きない症状みたいです。
雪予報だったんだからインプで行けばよかったんだけど、関東の湿雪なら、凍る前なら夏タイヤでも全然走れちゃうので、帰りの交通マヒの警戒もあってのバイク通勤・・・が招いた症状でした。

積もった雪が固まると面倒なので、早めに雪下ろし。
こういう関東の雪はべちゃべちゃで詰まらないので山岳出動もありませんね。
レモンサワーを引っ掛けてから雪下ろしをしています。
翌日の通勤は流石にインプを出しましたが、翌々日はもう大丈夫だろうとKSRで出動・・
と思ったら、エアクリーナーも水分を多く含んでいたであろう所に、プラグや燃焼室の状態も悪かったんでしょうね、一回エンジンは掛かったものの走り出す前にエンスト・・・その後二度と掛かりませんでした。
プラグが完全に被ってしまったようです。
プラグ磨いてる時間もなかったのでインプ出勤となりました。
帰ってからプラグを磨いたりしましたが、燃焼室の状態が良くないのかなかなか掛からず、二度三度プラグを磨き直して二速押し掛けで漸く掛かりました。
2ストはチャンバーから圧縮が一回戻ってくるので、チャンバーが燃料でべちゃべちゃだと中々被りから復帰しずらいです。
そのまま近所を20分ほど走り回って、エアクリ、チャンバー、プラグと、いい状態にしてからバイクを仕舞いました。
これでもう明日は大丈夫だろう。
こういう時はインジェクション車が羨ましくなりますね。
こういう関東大雪は冬シーズンの終わりを告げています。
ブログ一覧 |
KSR生活 | クルマ
Posted at
2024/02/11 11:38:28