
まだウチに来てから1000キロ程度しか走っていませんが、中古バイク屋の納車整備そのものを大して信用していないので、ここらで一発オイル交換をしておきます。
2ストの小型バイクばかり所有してきた事もあって、バイクのエンジンオイル交換をするという事自体が随分久しぶりである。
4ストロークエンジンのバイクの所有自体がそもそも30年ぶりなのだから。

ホンダ純正オイルウルトラG2と純正エレメントセット(Oリング付属)。
あとはついでにエアエレメントも交換しておこうと思い、準備。
オイルに関しては、4ストなんかクルマもバイクも一緒でいいんじゃねえかと安易に考えていたんだけど、バリオス所有時に様々なオイルぶっこみチャレンジを行っていた
のり男君に事情聴取すると、「色々入れてみましたけど、やっぱりバイク用じゃないとぶっちゃけ滑りますね、クラッチ。」との事。
壊れるとかではないようだけど成分の問題なのか、高回転でクラッチが滑る症状が出たとの事。
高いオイル、安いオイルというのも関係なく、硬いとか軟らかいオイルだからというのも関係ないとの事。
クラッチを滑らせずに、エンジンやトランスミッションギヤの摺動部分を完全潤滑させるという一見二律背反の関係をバイク用のエンジンオイルは見事に解決しているという点で自動車用とは何か成分が決定的に違うのかもしれない。

ドレンボルトからオイルを抜いていきます。
見た感じ、思った程汚れている感じはない。
納車時にきちんとオイル交換はされていたようだ。

フィルターはまあまあ汚れていました。
筒と蓋に付くOリングも結構硬くなっており、これらの交換は妥当ですね。
中のオイルが落ち切るまでの間、エアクリーナーのエレメントも交換しておこう。

左のサイドカバーとリヤシートを外せば、タッピングネジを回して蓋を取ることが出来ます。
何だろうこのエアクリのカバーは、色が塗ってあるのかな。

外したエアエレメント(写真右)
ほぼ新品やん(笑)
さすがに勿体ないので、速攻で戻します。
良心的な店だな・・・エアエレメントは替えておいてくれたのか。
それとも前のオーナーの手が行き届いていたのか?
いずれにせよ、良いバイクを引き当てたなという安心材料になります。

さて新品のオイルエレメントを間違いなく取り付け、新油を入れます。
パッキンやワッシャースプリングの組み順を間違えないように。

付属のノズルが太くてそのまま刺さらないので、先っぽに折り目を入れて絞って無理やり差し込みました。
ウルトラG2スポーツ(10W-40)はホンダのメーカー推奨オイルではありますが、いっこ下のグレードのG1(10W-30)以上の物が推奨という事でした。
高級なG3までラインナップされていますが、何故かG3は0W-30と軟らかめなんですよね。
フルシンセなんだろうけど持ちも悪そうなんで、コスパのミドルグレードで行こう。
エレメント交換なのでレベルが下がると思い、2ℓほど入れた後、一旦エンジンを掛けてから継ぎ足し注油。
2.4ℓと聞いていたけど、そんなに入らなかったな。
2.2ℓくらいじゃないかなぁ。
ガソリンも公称値の16ℓなんて全然入らないし、メーカーの公称値が実際と色々と違うのっていったい何故なんでしょう。

バイクをちゃんと垂直に立てた状態でフルレベル。
オイル交換自体はこれでいい筈。
通勤などで乗ってみて思ったが、元々入っていたエンジンオイルの方がギヤチェンジはし易かったな・・・暖まると重くなる感じがある。
何のオイルを入れてくれていたのか聞いてみたい所だ。
要するに、冷えている硬い状態の方がギヤが入りやすいという事だ。
ホーネットは元々ニュートラルが入れづらいトランスミッションだが、チェンジペダルの操作が重いと繊細な操作が難しく、ニュートラルレンジを飛び越してしまいやすくなる。
バイクのギヤはドグミッション構造なので、シンクロギヤなどはないのだが、硬めのオイルの方が操作時に同期しやすいのかも知れないね。
メーカー推奨オイルなんて、「これ使っても壊れなかったよ」位の信頼性しか担保していないんだなぁ。
いろいろ試してみますかね。
GC8は硬ければ硬い方が良いみたいな認識でしかなかったけどね。
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ヴァイクも直します。 | クルマ
Posted at
2024/06/28 15:59:11