
春先にタイヤを交換し、簡単な整備と装備の充実を詰めてきたMC31ホーネット。
30年前のバイクですがさすがはホンダ、5万キロを超えてもなお不具合らしい不具合はないですね。
キャブ周りもフォーク回りも一度やり直している痕跡があるので絶好調でして、整備に関しては油脂類の交換くらいしかしていませんが、特に問題は無さそうです。
ヲレの乗り物らしくないですねw

先日スマホホルダーの設置を済ませてありましたが、通勤程度で使う事は無いので、使い勝手の確認をしておきたかった。
バイクは見た目の美しさが重要と考えているので、ゴチャゴチャといろいろ付けたくない。
スマホホルダーなんて出来れば付けたくないのだが、今の時代はハッキリ言ってスマホのナビが無いととても遠出なんてできないと思ってしまった。
なので、本体は普段ワンタッチで取り外せて、目立たないステーのみが残るタイプの物を選び、気温と電圧が判る小型のデジタル時計を付けるだけに留めた。

ナビ機能は電池を食うので、給電用のUSB電源もフォークの陰に忍ばせる事にした。
仕方がないが、この辺のレトロフィットは最低限かなと思う。

今年購入したアライのラパイドネオ。
実はクネと被ってしまうのだが、SHOEIその他いろいろ検討して回ったが、ホーネットのような旧車に似合うヘルメットが他に全く見つからない。
これ以上ドンピシャなヘルメットが見つからない。
これまでの小型バイクでは通勤ユースオンリーだったこともあり、ヘルメットは手頃なジェットタイプで済ませてきましたが、流石に中型以上のバイクの速度域ではフルフェイスでないと怖いですね。
しかし、30年ぶり位にフルフェイスを買ったけど、値段が倍ですね。
昔は3万5千円も出せば、大手メーカー品が買えましたが・・・今はグラフィックなしのスタンダードモデルで6万円~みたいな事になっててビビりました。
さて、装備品の運用テストの為にちょっと箱根まで遠出をしてみました。
中距離ソロツーリングとなります。
バイクでのナビの使い勝手や、高速の乗り降り、ヘルメットに内蔵した安物のインカムスピーカーとのペアリングの感じとか、色々確認出来る。
使ってみてまず、驚いたのがシールドに張り付けてあるピンロックシートという曇り止めの効果。
シールド全閉にしていても全く曇らない。
昔は呼気で曇ってしまうのでシールドを若干開け気味にして換気する事で曇りを取っていたりしたが、そんな必要は全くない。
全く曇らないのである。
終始クリアーな視界は快適だし、安全にも非常に寄与してくれている。
技術の進歩って凄い!
さて、ソロツーリング。
これまでは箱根に上がるとなると、御殿場側から乙女道路を上がって行くか、小田原厚木道路経由で湯本から上がるかの二択に迫られるのが普通だが、大井松田側から上がって行く林道を整備して最近新たに出来た道があると言うので、試しに走ってみる事にしました。

県道731号線はこね金太郎ライン。
2021年の春に開通した新しい道路で、自分は全然知りませんでした。
金時山の麓の矢倉沢から仙石原を繋ぐ10.9㎞の峠道で、大井松田ICや山北スマートICなどからのアクセスが可能になります。
正直、最寄りのインターが遠いので、グーグルマップもこのルートを案内する事は無いし、狭い峠道が延々と続くので、一般車はわざわざ選ばないコースかなとは思いますが、一般車が少ない峠こそがメリットと考える人にとっては、まだ見つかっていない今が旬かもしれません。

先述通りグーグルで案内してくれませんので、途中にある見晴台を中継地点に設定して、仙石原を目指します。
「はこね金太郎ライン」は開通したばかりの道路なので、路面などは滅茶苦茶きれいなのですが、もとからある広域林道を整備しただけなので、道幅はとても狭いです。
感覚的には長尾峠とか表ヤビツとか、そんな感じです。
3トン以上のトラックや11名以上定員の乗用車は通行できません。
変則的なコーナーが多いのでショートカットしたくなりますが、センターラインはほぼ存在せず、カーブミラーが殆ど無いので、慎重に走る以外にないですね。
ヘッドライトがインフォメーションになる夜間の方が安全に走れるかも知れませんね。
箱根の紅葉シーズンは、御殿場側も湯本側も麓が大渋滞するので、金太郎ラインで大井松田方面へ逃げるのもありかも知れません。

いつもの茶屋の駐車場まで一気に上がりました。
とは言っても、今は茶屋だかドライブインだかではないようです。
観光案内所?みたいな感じになってます。

インカムスピーカーは、ナビの使用だけならなくてもいいかなと思いました。
安物だからか、スピーカーがデカくて耳に当たって痛いし・・
実際はブン回してるとスピーカーの音声はほぼ聞こえないし、ナビの案内はスマホの画面上だけで充分判るなと思いました。
やはりバイクは五感を研ぎ澄ませて操る所に生命線があり、クルマ以上に気を抜けない立場にあると思います。
スピーカーからのインフォメーションに気を取られている間に致命的な見落としをする可能性もある。
やはり基本は今までのように五感ファーストで運転していくスタイルは変えずに、あくまでどうしても判らない時の補助的な役割としてスマホを使っていくのが良いのかなと思う。

箱根の紅葉は最盛期。
沿道にも、お寺にも、ゴルフ場の入り口にも、真っ赤な楓が燃え盛っています。
ひとりでぶらぶら箱根なんて、どれ位ぶりだろう・・・
こんな風に、バイク装備の試運転だなどと託けて、
大した目的もなくバイクでうろうろする時間。
大人になって日々仕事や義務に忙殺されている事が当たり前になると、ひとりで用もなく出掛ける事に罪悪感すら覚えるようになってしまう。
「何しに行ってたの?」
と訊かれた時に、ハッキリと答えられないような事を段々しなくなる。
だから、バイクでのスマホホルダーやインカムスピーカーの使い勝手のテストだなんだと、誰にも聞かれていないのに適当な名目を付けてから出掛ける。
「色々くっつけたし、紅葉も綺麗なんで箱根をひとっ走りしてくるわ」でいいと思うんだけど、何故かそれが言えないつまらない大人になっているな。

折角の仙石原はどんより鈍色でイマイチ。

最低気温が8℃を下まわり、一気にアントシアニンの生成が進み赤く色付いていく。
川沿いの冷たい静寂の中に赤や黄色が浮かんでいる。

仙石原から程近い寺院。
錦絵のような境内に、ユーモラスな五百羅漢像が多数配置されている。

100体くらいあるのかな、林間のそこかしこに今にも動き出しそうな像が座しています。
その時々の偉い僧侶を模しているのだろうか、同じような像が無い事も凄いですが、キャラクターのデザインにもセンスを感じます。
もう夕暮れ時だったので、駆け足で20分ほどしか滞在しませんでしたが、もっとゆっくり見て回りたかったかな。

昼飯も食わずにずっとうろうろしていたので、さすがにちょっと冷えたな・・・
セブンのカレーパンとコーヒーで温まってから最短ルートで帰宅。
バイク乗りはコンビニが無いと生きていけないね。
どんなに混んでいても、自分はどんどんすり抜けて行っちゃう昭和スタイルなので、混雑シーズンのストレスが無いバイクはいいですね。
すり抜けしないならバイクなんて乗らねえよって位、それがバイクの唯一のメリットだと思っているので、さいきんの多くのバイカーさん達のように渋滞をクルマの間に挟まって待ってるって事を出来ないですね。
まぁ、危ないっちゃあ危ないのかも知れないけれど、30年間それでやってきちゃったからなぁ。
バイクは危ない乗り物だから面白いのかなとも思うし、
その代わりとしての自由なのかなとも思う。