
久々の暴走ツーリング。
先月末ですが、クネと紅葉ツーリングに行ってきましたよの記事となります。
流石の暴走半島も、紅葉最盛期にはクルマ多め。
でもまぁ、要所要所では楽しめます。
前回までは10年近く前のゴミタイヤだったので、ストレート以外アドバンテージが無く、テクニカルが続くほどにジリ貧だったんですが・・・タイヤを換えたら直線で頑張らなくても良くなりました。
この時期日陰は落ち葉と夜露で乾くことはありませんので、怖い進入が何度かありましたが、一度もずるっと行く事もなくグリップは安定していましたね。
やっぱりウェットもコンパウンドなんだなぁ・・。
リヤタイヤのサイズが特殊で価格がネックになるホーネットですが、安価なナンカンタイヤで充分だという事が判り、安心しました。

気が付けばアラウンドフィフティーのだいとクネ。
20代前半の頃にクルマで峠で出会ってから、50になって単車まで一緒にやることになるとは思いもしなかった。
これには公道でのクルマ事情の変化が大きく関わっているんだと思うけど・・
まあハッキリ言うと、クルマで昔みたいにやるのが難しくなっちゃったからなんだよね。
集団暴走等の厳罰化や、移動オービスの進化、ドラレコ普及による共同監視社会など、どんなにこっそり走ってもどこかで記録に残ってしまう。
現行犯が全てだった交通取り締まりが、後日検挙が当たり前になってしまったりして、分別あるオトナにはハードルの高い遊びになってしまった。
いつでも気軽に行けて、色んなヤツに逢える玉石混交の峠だったからこそ面白かったヲレたちには、サーキットも公式競技も金ばっかり掛かかるしつまらないんだよな。
というより・・そこまで真人間じゃないってのが本当の所か。
バイクの方が匿名性が高い(ナンバープレートが前に無いからね・・)し、交通事情に左右されないからね、クルマに比べて好き勝手やれる・・も、ちょっと語弊があるかも知れないけれど、、まぁ、上手くやれば大分自由な乗り物だからかな。
クルマに比べてかなり危険な乗り物である分だけ、自由なのかなと思う。
その「自由」をどう使うか。
それがライダーに求められる責任なのだろう。

朝からPAで待ち合わせをして錦秋の養老渓谷へ。
お互い来た事こそあるものの、全く憶えていない。
もう自分なども十数年ぶり位だが、断片的に憶えている所もあるが、こんな所だったか?という位憶えていないものだ。
もしくは、長い年月のうちに災害などでルートが変わってしまっているだけなのかも知れないが。。。

散策路のどこかに確か大きめの滝があったなと記憶していましたが、歩いてはいけない位別の場所でした。
「粟又の滝」という滝の名前も初めて聞くくらい憶えてもいない。。
ただただ、ヲレたちが耄碌しただけなのかも知れないな・・とやや残念に思いつつ、それでも美しい赤や黄色の渓谷美を眺めてきました。
名のある紅葉の名所なんて、クルマで行く気になれない位渋滞したり、煩わしい事が多いけど、バイクならそんな心配はないのがいい。

街道沿いのファミレスやコンビニ飯では味気ないので、スマホ検索で見つけたちょっと山の中にあるハンバーガーのお店まで行ってみました。
「cafe club BIG ONE」
大多喜町の山中をひた走り、すれ違いも厳しい林道の先にあるハンバーガーカフェです。
そんなに飛ばしたつもりはないのだけど、
林道でクネと途中ではぐれてしまって、スマホナビの無いクネと中々離合出来ず。
確かに日陰は濡れているので慎重にはなりましたが・・・
もうちょっと食い下がってくれよw

アメリカンサイズのハンバーガーとポテト、ドリンクのセット。
バーガーキングのワッパーくらいはあるな、お腹がいっぱいになってしまった。
表のテラスで長閑な里山を眺めての食事。
バイカーの為のカフェといった趣で、どんどんバイク乗り達が到着します。
そうは言ってもここは千葉。
神奈川の有名店の様に収拾がつかない程混雑もしていない。
こんなとんでもない山奥の割りには客が来るな・・程度の話で、いたってゆっくり出来ます。
11月下旬にも拘らず、うららかな小春日和だったこの日。
満腹になったら眠くなってしまったよ。
隣のテーブルで時折ガハハハっと豪快に笑っていた自分たちと同じかちょっと上くらいの主婦の一群が、大型のアメリカンバイクで帰っていくのを見ていた。
「隣のババアたちみんなハーレーかなんか乗ってたな。」とヲレが言うと、
「あんなのは珍しいよ。」とクネが言った。
「今は大型なんて簡単に取れるけど、多分一生乗る事は無いからなぁ・・」
「回したいだけだからね・・回さなくて良くなったら逆に詰まらなくなっちゃうだろうしね。」
そこの意見は一致している。
うるさいバイクに乗りたいので、車検が無いクラスがいいという事もあるけれど、小さくて軽いバイクの方が楽しい事は判っている。
日本の狭い峠で400なんか乗ったって、持て余して乗りこなせないのは判っているし、250でも危ないなぁと思う位なのに・・・出力規制が無い600だの1000だのって、どこで使うんだよと思ってしまう。
バイクにステータス性を求めなければ、
車検が無く、高速も乗れて、峠で回し切れるベストサイジングビークルが250㏄のバイクではないかなと僕たちは考えているのである。

鹿野山のお寺にある大イチョウに立ち寄った。

賽銭箱に100円を放り込んで何事もなく無事帰れますように。
・・などと手を合わせている。
あれだけ爆走しておいて何を言ってるんだよ・・と怒られそうである。
積んだ徳の話をし出したら幾ら金子を積もうがマイナスでしかないのに、たかだか100円で図々しい話である。
でも、クネも久々に一緒に走って、満足そうな顔をしている。
「だいちゃんと昔よくやっていたキャノンボールの頃を思い出したよ。」
20年くらい前だが、インプレッサ二台で連んで富士山の周りの田舎道をよく爆走していた。
峠や広域農道、林道などを繋いでロングディスタンスでひたすら爆走するというスタイルで、とにかく一晩中止まらずに走りまくっていた。
コースを決めてそこばかり行ったり来たりする走り屋が殆どの中、「どれだけ限定した所で公道に安全な場所はない」というテーマの元、ラリーのように常に出たとこ勝負で走るという事に全振りしていたのである。
ひとりで走っていても速いも遅いも判らないが、ヲレにはクネ、クネにはヲレが居るのである。
安全を担保しながらも、ペースはうなぎ上りに上がって行ったものである。
それでも速く走る為の技術よりも、安全に走り切る技術が求められ、ブラインドコーナーの攻め方や対向車や追い越しの処理能力、長時間集中力を切らさないスタミナなども必要になる特殊な走り方だった。
今は、クルマであんなことをやったら即逮捕ではないかなと思うような内容だったけど・・・バイクながら、一瞬だが久々にあんな感じのスイッチが入ったなと思った。

新しいタイヤとヘルメット。
これだけで、これまでよりずっと追い込めるのに危ないと思う場面は全くなかった。
でもこの辺が限界だろうな。
大事なのは100回走っても100回無傷で帰ってくる。
その線引きは絶対超えない。
家族がいるからね。