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2025年11月16日 イイね!

はこね金太郎ライン

はこね金太郎ライン春先にタイヤを交換し、簡単な整備と装備の充実を詰めてきたMC31ホーネット。


30年前のバイクですがさすがはホンダ、5万キロを超えてもなお不具合らしい不具合はないですね。
キャブ周りもフォーク回りも一度やり直している痕跡があるので絶好調でして、整備に関しては油脂類の交換くらいしかしていませんが、特に問題は無さそうです。


ヲレの乗り物らしくないですねw



先日スマホホルダーの設置を済ませてありましたが、通勤程度で使う事は無いので、使い勝手の確認をしておきたかった。

バイクは見た目の美しさが重要と考えているので、ゴチャゴチャといろいろ付けたくない。
スマホホルダーなんて出来れば付けたくないのだが、今の時代はハッキリ言ってスマホのナビが無いととても遠出なんてできないと思ってしまった。
なので、本体は普段ワンタッチで取り外せて、目立たないステーのみが残るタイプの物を選び、気温と電圧が判る小型のデジタル時計を付けるだけに留めた。


ナビ機能は電池を食うので、給電用のUSB電源もフォークの陰に忍ばせる事にした。


仕方がないが、この辺のレトロフィットは最低限かなと思う。




今年購入したアライのラパイドネオ。


実はクネと被ってしまうのだが、SHOEIその他いろいろ検討して回ったが、ホーネットのような旧車に似合うヘルメットが他に全く見つからない。
これ以上ドンピシャなヘルメットが見つからない。




これまでの小型バイクでは通勤ユースオンリーだったこともあり、ヘルメットは手頃なジェットタイプで済ませてきましたが、流石に中型以上のバイクの速度域ではフルフェイスでないと怖いですね。
しかし、30年ぶり位にフルフェイスを買ったけど、値段が倍ですね。
昔は3万5千円も出せば、大手メーカー品が買えましたが・・・今はグラフィックなしのスタンダードモデルで6万円~みたいな事になっててビビりました。




さて、装備品の運用テストの為にちょっと箱根まで遠出をしてみました。
中距離ソロツーリングとなります。

バイクでのナビの使い勝手や、高速の乗り降り、ヘルメットに内蔵した安物のインカムスピーカーとのペアリングの感じとか、色々確認出来る。


使ってみてまず、驚いたのがシールドに張り付けてあるピンロックシートという曇り止めの効果。
シールド全閉にしていても全く曇らない。
昔は呼気で曇ってしまうのでシールドを若干開け気味にして換気する事で曇りを取っていたりしたが、そんな必要は全くない。
全く曇らないのである。

終始クリアーな視界は快適だし、安全にも非常に寄与してくれている。
技術の進歩って凄い!



さて、ソロツーリング。
これまでは箱根に上がるとなると、御殿場側から乙女道路を上がって行くか、小田原厚木道路経由で湯本から上がるかの二択に迫られるのが普通だが、大井松田側から上がって行く林道を整備して最近新たに出来た道があると言うので、試しに走ってみる事にしました。


県道731号線はこね金太郎ライン。

2021年の春に開通した新しい道路で、自分は全然知りませんでした。
金時山の麓の矢倉沢から仙石原を繋ぐ10.9㎞の峠道で、大井松田ICや山北スマートICなどからのアクセスが可能になります。
正直、最寄りのインターが遠いので、グーグルマップもこのルートを案内する事は無いし、狭い峠道が延々と続くので、一般車はわざわざ選ばないコースかなとは思いますが、一般車が少ない峠こそがメリットと考える人にとっては、まだ見つかっていない今が旬かもしれません。



先述通りグーグルで案内してくれませんので、途中にある見晴台を中継地点に設定して、仙石原を目指します。

「はこね金太郎ライン」は開通したばかりの道路なので、路面などは滅茶苦茶きれいなのですが、もとからある広域林道を整備しただけなので、道幅はとても狭いです。

感覚的には長尾峠とか表ヤビツとか、そんな感じです。
3トン以上のトラックや11名以上定員の乗用車は通行できません。

変則的なコーナーが多いのでショートカットしたくなりますが、センターラインはほぼ存在せず、カーブミラーが殆ど無いので、慎重に走る以外にないですね。
ヘッドライトがインフォメーションになる夜間の方が安全に走れるかも知れませんね。


箱根の紅葉シーズンは、御殿場側も湯本側も麓が大渋滞するので、金太郎ラインで大井松田方面へ逃げるのもありかも知れません。





いつもの茶屋の駐車場まで一気に上がりました。
とは言っても、今は茶屋だかドライブインだかではないようです。

観光案内所?みたいな感じになってます。



インカムスピーカーは、ナビの使用だけならなくてもいいかなと思いました。
安物だからか、スピーカーがデカくて耳に当たって痛いし・・

実際はブン回してるとスピーカーの音声はほぼ聞こえないし、ナビの案内はスマホの画面上だけで充分判るなと思いました。


やはりバイクは五感を研ぎ澄ませて操る所に生命線があり、クルマ以上に気を抜けない立場にあると思います。
スピーカーからのインフォメーションに気を取られている間に致命的な見落としをする可能性もある。

やはり基本は今までのように五感ファーストで運転していくスタイルは変えずに、あくまでどうしても判らない時の補助的な役割としてスマホを使っていくのが良いのかなと思う。



箱根の紅葉は最盛期。
沿道にも、お寺にも、ゴルフ場の入り口にも、真っ赤な楓が燃え盛っています。

ひとりでぶらぶら箱根なんて、どれ位ぶりだろう・・・


こんな風に、バイク装備の試運転だなどと託けて、
大した目的もなくバイクでうろうろする時間。
大人になって日々仕事や義務に忙殺されている事が当たり前になると、ひとりで用もなく出掛ける事に罪悪感すら覚えるようになってしまう。

「何しに行ってたの?」

と訊かれた時に、ハッキリと答えられないような事を段々しなくなる。


だから、バイクでのスマホホルダーやインカムスピーカーの使い勝手のテストだなんだと、誰にも聞かれていないのに適当な名目を付けてから出掛ける。

「色々くっつけたし、紅葉も綺麗なんで箱根をひとっ走りしてくるわ」でいいと思うんだけど、何故かそれが言えないつまらない大人になっているな。




折角の仙石原はどんより鈍色でイマイチ。



最低気温が8℃を下まわり、一気にアントシアニンの生成が進み赤く色付いていく。
川沿いの冷たい静寂の中に赤や黄色が浮かんでいる。



仙石原から程近い寺院。







錦絵のような境内に、ユーモラスな五百羅漢像が多数配置されている。






100体くらいあるのかな、林間のそこかしこに今にも動き出しそうな像が座しています。
その時々の偉い僧侶を模しているのだろうか、同じような像が無い事も凄いですが、キャラクターのデザインにもセンスを感じます。


もう夕暮れ時だったので、駆け足で20分ほどしか滞在しませんでしたが、もっとゆっくり見て回りたかったかな。



昼飯も食わずにずっとうろうろしていたので、さすがにちょっと冷えたな・・・
セブンのカレーパンとコーヒーで温まってから最短ルートで帰宅。

バイク乗りはコンビニが無いと生きていけないね。



どんなに混んでいても、自分はどんどんすり抜けて行っちゃう昭和スタイルなので、混雑シーズンのストレスが無いバイクはいいですね。
すり抜けしないならバイクなんて乗らねえよって位、それがバイクの唯一のメリットだと思っているので、さいきんの多くのバイカーさん達のように渋滞をクルマの間に挟まって待ってるって事を出来ないですね。

まぁ、危ないっちゃあ危ないのかも知れないけれど、30年間それでやってきちゃったからなぁ。


バイクは危ない乗り物だから面白いのかなとも思うし、
その代わりとしての自由なのかなとも思う。
Posted at 2025/11/29 11:22:09 | コメント(0) | トラックバック(0) | RIDE! | 旅行/地域
2025年03月23日 イイね!

上総亀山湖

上総亀山湖異例の夏日を迎えた三月の日曜日。


昨春ぶりにクネと暴走半島へ。
以前から大昔の記憶を辿るべく「上総亀山湖(かずさかめやまこ)」という千葉県の湖に行こうぜという話をしていたのだ。

「カヌー犬ガク」で有名な、かの野田知祐さんがこの湖のほとりに住んでいた事があるというだけの理由から、その頃まだ小学校六年生だったかな・・朋友であるコウヘイと電車を乗り継いで訪れたことがある。
どんな所なのだろうという好奇心だけであった。


「上総亀山駅」破滅的に赤字路線である久留里線という鉄道の終点にあり、隣県とは思えない程の時間を掛けて到着した記憶がある。
駅から程近い「亀山湖」は、野田さんが見限っただけの事はあり、当時(35年前)の時点で既に、相当に魅力の少ない只のため池だなという印象だった。
小櫃川開発事業の一環で作られた人造湖で、ダムの竣工は1981年となっている。
僕より年下なのであるw

あれだけ辺境の地でありながら、感動するような大自然が待っている訳でもなく、中途半端に人の手が入りつつ、整備され切っていない不便さだけが際立つ千葉県の片田舎である。

ただ、ブラックバス釣りは昔から盛んなようで、遠方からも多くのバスアングラーが訪れるメッカ的な場所ではあるようです。


そんな上総亀山湖、35年の歳月を経て今どうなっているのか?
という程度の好奇心と、単車で行くならあっという間だなという手軽さが手伝って、ちょっと足を伸ばしてみようかと思った訳です。


裏切られる程期待もしていないので気楽ですw



冬限定のナックルシールド仕様のだ いのホーネット。
(真冬はこれがあるか無いかで全然違うんだよ・・)


相変わらず二人で走ると、ツーリングという生易しい物ではなくなります。
そして、イマドキうちらの単車(今は死語らしい)ほど煩いマフラーのバイクも殆ど居ないって言う・・w(ちなみにクネ太郎のマフラーの方が煩い)

90年代の高回転の4気筒の250㏄ですからね、とにかく音だけです。
音だけ200キロ!!実際は80キロ!!!みたいなバイク。
音はスゲーのに全然近づいてこないな・・・みたいな感じですねww

それでも自主規制幅いっぱいの40馬力は出ていますから、しっかり回せれば最近の2気筒とかシングルの250よりは力にかなりの余裕があります。
狭い峠じゃ扱い切れないな~と思う位のパフォーマンスはあるので、これで充分。
大排気量への憧れや乗り換えはまず無いですね。


バイクというものは、エンジンにしがみついてブン回す音を楽しむ乗り物だと思っているので速さや快適さは余り求めていない。
乗り物というより移動もできる楽器みたいなものかも知れない。
日本のバイクの250㏄のDOHC4気筒エンジンというのは、世界でも類を見ない精密機械の芸術作品である。
ヲレのホーネットのMC14Eでもレッドゾーンは16000rpmからで、意識していないと平気で18000rpmまで回ってしまいます。

バイクに乗るという事は、この「エンジンの咆哮を楽しむ」という趣味なのですよ。



程なくして到着。
上総亀山駅ホームで佇むクネ太郎。



終点にも関わらず、本当に何もない無人駅。
駅前に商店はおろか、ジュースの自販機ひとつないし、猫一匹居ない。
需要が全くないのか、正午を挟んだ昼間の4時間は電車が一本もありません。





バス釣りだけは盛んなようで、ボート乗り場だけはやや活気がある。

あとは、亀山湖を主張するかのようにカメが多いw
40年は生きているであろうアカミミガメがあちこちで甲羅干しをしていました。


こんな所だったかな。
昔来た時は歩いてひと通り回った筈だけど、何も思い出さない。
たしか真冬に来たのだが、湖畔にテントまで張って野営をした筈なのだけど、それがどの入り江だったのかさえ思い出すことは無かった。

それくらい当時から寂れていて、思い出に残るようなトピックスが無かったという事なんだろうか。
恐るべし千葉の片田舎。

ヲレの記憶の追体験が、ここまで寂しい物で終わるのは余りにも不憫だとクネは思ったのだろう。
帰りしなにちょっと足を伸ばして「農溝の滝」というスポットに連れて行ってくれた。

インスタグラムなどで紹介されて、千葉で最もバズったであろう映えスポットである。


千葉には、軟らかい砂岩の山をくり抜いて通している農耕利水の用水路が沢山あり、特に珍しい物ではないのだが、アマチュアの写真家などが日差しや朝霧を利用して「こんな幻想的な所があるのか!」と思わせるようなフォトジェニックな写真をSNSに投稿するので、多くの人が訪れるようになった。


まぁ、何も知らないで来たら「おや」と思うかも知れないが、過大な期待をしてくると「え?ここの事なの??」となってしまうような程度の場所である。

野田さんのエッセイには亀山の自然の中で過ごした日々などが綴られており、その中には、雨の日はこういった用水路のトンネルの中で釣りをしたり、本を読んだり昼寝をして過ごしたという一文がある。
きっと、もっと分け入った場所にあるこんな用水路のトンネルでの日々だったのだろう、と思うと感慨が深かった。


それでも、少なくとも亀山湖の1000倍は人が訪れていて、土産物屋さんが出て駐車場に警備員まで居る。


たった一枚の写真が、何百億円も掛けて作られたダムなどの利水事業よりも効率の良い経済効果を生んだりするから不思議である。



もう気が済んだので、いつものコースに戻ってきた。


千葉県全体が少し山に入ると峠しかないような土地柄で、何よりも一般車の絶対量が圧倒的に少ないというという所がバイカーにとっての魅力である。
どこの県道を走ったって、奥多摩や道志みち、箱根などよりもしっかり走れるのである。
わざわざ人が訪れるような観光地が千葉の山あいには殆ど無いからである。

「走る」事の為に来る人しかいない。


休日の真昼間にも拘らず、
滞在している間、殆どの時間8割位(250㏄位であれば)のポテンシャルを出して走っていられる。
それが千葉であるw


ただ、本当の100%を出し切れるのは「いつもの」コースだけなので、どこをどう巡っても、最後はここを走って帰ろうみたいな感じになります。
これまでの8割9割爆走ツーリングでは何とかなっていたホネ子ちゃんの履きっ放しのタイヤ(F:2016 R:2018製)がそろそろ音を上げだします。

腰をずらして思い切った荷重移動を起こし、極力タイヤに頼らないライディングに切り替えますが、進入では二輪ともロックしてしまうし、立ち上がりで開けすぎてもリヤが付いてこないのが判ります。
コーナーを抜ける度にクネのバイクがジリジリ離れて行く。

これ以上寝かすんじゃ膝擦らないと倒れちゃうよ・・。


タイヤが去年よりも確実に食わなくなってる。
バリ山なんだけどね・・・流石に7年落ち9年落ちじゃ限界か。


ホーネットのリヤタイヤ高いからな・・・
通勤と爆走8割ツーリングぐらいならこのままでいいけど、峠エクストリームで勝負できないのは悔しいな。

バイクは初心者で腕が無いので、最低でもタイヤがしっかりしていないと怖いな。
転びたくないので、もう少しマージンが欲しいです。

どうしようかな・・・勿体ないけど、普段から距離乗らないので、残山で判断してたらあと3年とか使うようだし、それは違うかな。
大事な場面で面白くないのは、バイクに乗る意味の半分を無駄にしているような気がするので、本末転倒。



死にたくないですしね、
タイヤはしっかり替えようか。


alt真夏も乗れないですからね・・・今がいい時期








Posted at 2025/04/06 14:18:57 | コメント(2) | トラックバック(0) | RIDE! | クルマ
2024年11月04日 イイね!

ソロツーリング

ソロツーリング紅葉のシーズンというものは驚くほど短い。
ひとつのエリアに限定してしまえば、ベストな期間は二週間もないだろう。
今週は天気が悪いし、来週は忙しいし・・・なんて悠長なことを言っていると、あっという間に落葉し、真冬が訪れる。

なので・・いい時期であれば、たまたま時間があって、明日は随分と天気がいいみたいだなと思ったら、それは千載一遇のチャンスなのである。


子供たちはバスケだサッカーの試合だで夕方まで遠征。
ヲレも特に整備の案件は入れていなかったので、ぽっかり空いた祭日。
朝6時に出発を決めた。

平野部はまだ早い感じなので、標高1000メートル以上のエリアをターゲットに絞り込むと、群馬の赤城山あたりが見ごろ予想。


懐かしの赤城山か・・・。
景勝地なので混雑はするが、単車なのでそれほど気にならない。

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朝方に決めた出発なのでクネを誘う事もしなかったが、自由に爆走出来るので気儘でいい。
ヲレが本当に一人で走ってる時のペースは恐らくクネでも「幾らなんでもそれはちょっと・・」という走り方だと思うので・・・


元々、クルマ・バイクというものは、目的地までの移動時間をいかに短縮できるかを極限まで追求する為の趣味だと思っていて、高い運転技術とハイレベルなリスクマネージメントを駆使して戦う圧縮された時間の中に、代えがたいドライビング(ライディング)プレジャーを得られるものでもある。

そもそも「走る」という事は、そういう事である。
ヲレも聖人君主ではないので、杓子定規な安全論を語る積りはない。
何が正しいか正しくないかを語る積りも無く、ただ間違いなく言える事は自分は正しくない側の人間であるという事。

昨今のライダーから見たら、頭のイカれたクソ野郎なのは間違いない。


ただ、3つだけ守っている事がある。

①絶対に事故しない。
②事故の誘因原因にならない。
③一瞬で誰かの視界から消え去る。

これだけ守っていれば、多分誰も困らないし、ヲレも困らない。
これは危ない!とか、あれは違反だろ!とか、世の中で騒いでる奴等の殆どが、只の暇人かやっかみであるから、そういう馬鹿共にいかに見つからないかが大事なんだと思う。

スマートに、かつ接触時間を極力短く取る。
これが大事。

30年間クルマバイクで無傷でバカやってこられたのは、これを励行してきたからである。


バイクというものは、そんな取り組みの最前衛にあるものだと思う。

何故かって?
それは、クルマのように移動手段を兼ねた乗り物と違って、ただただ自由に走る為だけの乗り物だからである。


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そんな自由を駆使してw
自宅出発から僅か2時間で赤城山麓へ。

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蒼穹とのコントラストが美しい赤城山の色付き。

「あ、あの樹いいな」と思う度にちょいちょい停車してカメラを構える。
最近はカメラをオリンパス(今はOMシステムソリューションズ)のOM-DシリーズE-M5(超軽量樹脂ボディ)にしてから、気軽に持ち出せるようになりました。

登山でも単車でも持ち出そうって気になれる位軽い一眼レフカメラ。
ミラーレス一眼のなせる業ですね。


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箱庭のように美しい赤城山の自然。

混雑はしているけれど、停まってしまうような渋滞もしていない。
赤や黄色の錦秋をゆっくり眺めながら気持ちよく赤城道路を走り抜け、大沼・小沼などがある湖沼エリアまで登ってきました。

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いい相棒だな、ホンダホーネット。

格好いいし、250㏄とは思えない程パワフルなエンジン。
攻め込むと判る運動性能の高さ。
買ってきたまんまではとても乗れないと思ったが、色々手直ししてタンクカウル塗り直して、バックステップの位置をきちんと調整したら凄く乗りやすくなって愛着がわいてきました。

メチャクチャいいぜお前。
とても30年前のバイクだとは思えんな。
いや、逆に30年前のバイクだからなのかな、

コイツの4発16000回転のF1サウンドで走れたら、他の要求は特に無くなってしまう。


高速道路はそもそもカウルが無いのでそんなに飛ばさないし、それでもあれだけ走れたら、もう250で充分だなと思えてしまう。
使い切れないフラストレーションを考えたら、これ以上の大排気量がむしろ無駄になってしまうのではないかと思う。

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長らく中型バイクからは離れていた。

若いころは極端にスピードを追求する傾向が強く、そのリスクをコントロールし切れなくなる日が必ず来るような気がして、クルマに移行したのだった。

「そのままバイク乗ってたら結構な確率で死ぬかもよ?」とヲレの直感が告げていたんだ。



それでまぁ、クルマでひと通り滅茶苦茶やって、30年間やるだけやって、まぁもういいかな?ってくらい遊んだ訳だが、そういやバイクはまだそこまでじゃねえな・・・と思った訳。

クルマを辞める訳じゃないけれど、ジジイになってきてクルマ弄りが億劫になってくると、弄って走ってがバイクの方がやり易くなってくる。
バイクの方が気軽に走った感が得られるので、バイクの割合が増えてくるだろうなと思ったら、バイクがヘタだと格好悪いなと。

単純にもっとバイクを勉強したいなと思ったんだよね。


「今ならもう死ぬことはないだろ」とヲレの直感も後押しをしてくれていたので、取消しで終わっていたバイクの免許もとり直し、30年ぶりのリターンライダーとなる。

昔から、身の丈に合わないものは長続きしないというポリシーがあり、400㏄ですら使いこなせていないという自覚があったので、大型への憧れが全くなかった。
車検も面倒だし、乗るならニーハンだなと最初から決めていたんだ。

近年の単気筒、二気筒のニーハンは音がちょっと・・・
あんまり古いヤツだとスズキやヤマハは故障が多そうなので一番壊れ無さそうなのはホンダだな!
大排気量ならカワサキがいいけど、ニーハンのネイキッドならバリオスよりはホーネットの方が好きだったので、自動的に骨子ちゃんになりました。

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この美し過ぎる世界。

これらを見る為だけに愛機を走らせる。
こんな単純な事だが、これ以上の事はないような気がする。
いつもその為だけに走ってきたんだから。


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altもうちょっと寒くなったらもう遠乗りは厳しくなるな~
Posted at 2024/11/16 04:03:07 | コメント(1) | トラックバック(0) | RIDE! | クルマ
2024年05月04日 イイね!

クネと走る

クネと走るMC31ホーネット。

大阪の店が出していたヤフオク出品車だが、ヲレの目利き通り調子のいい個体だった。
エンジン、駆動系は調子が良く、ショックやブレーキなども気になる点はない。
年式は古いが、定期的にきちんとメンテナンスされていた印象。
ただヲレがそれを引き継いでいけばいいだけで、乗り出しで大きな整備が無いだけでもアタリというもの。

何と言ったって28年前のバイクなのである。

若干カスタムがされていて、素人には敬遠されそうな個体だったことと、最前期型というところ、距離が5万キロ走ってる所などが重なって、相場よりもかなり安く買えたという感じである。
メチャクチャ掘り出し物じゃねえかよ・・・。
普通に考えたら、この年式のバイクが30万円て高いとは思うけど、結局相場なんだよね。

4発の250㏄なんて今はニンジャの25Rくらいしか新車で売ってないわけだし、カッコいいネイキッドで4発なんてどこ探してもない訳。
2発で良ければCBRだとかR25だとか、ニンジャ250のちょっと古いのが捨て値で幾らでもある訳だけど、何かな・・・
通勤専用の安い奴って割り切るなら、それでいいと思うんだけど、
まぁ、それだけならリードでいいわなw


どうせ買うなら、
進んで乗りたいと思うバイクを買おうと思ってしまったのだ。

ただまぁ、やはりと言うか・・・セパハン、バックステップは腰痛と腱鞘炎持ちのヲレには想像より厳しかったので、ハンドルだけ替えて、素人弄りの怪しい配線などの細かいところを小改修して普通に乗れるようになりました。
alt



あいつが単車を買い戻してから5年間ずっと誘われてきた。


初年度「だいちゃんそろそろバイク買って走りに行こうぜ。」
   ああ、まぁそのうちな。

翌年「だいちゃんそろそろバイク買ったか?」
   馬鹿か、まだ免許も戻ってきてねぇよ・・・。

三年目「だいちゃんそろそろバイク乗らないと50になっちゃうよ。」
   おう、免許今通ってるからよ、そろそろな。

四年目「だいちゃんバイク買ったか?」
   今の時期まだバイク高いからよ、もうちょっと寒くなったらな・・・。

今年「だいちゃんバイク・・・」
   ・・・おい買ってきたぞバイク。



「え・・・マジで?」

バイク買う買う詐欺だと思っていたクネが逆に驚くって言う・・・

alt
ETCも付いてるし、高速乗ってクネと暴走半島へ。


ほぼほぼ30年ぶりだし、感覚も全然戻ってない。
殆ど素人と変わらんだろ・・・と思ってクネに引っ張ってもらいましたが、高速渋滞スラロームも峠も案外イケるな。

180サイズのリヤタイヤが一番端まで接地してましたw

ホーネットの限界が判らないので、コーナーで半分お尻落として身体入れ込んでしっかり荷重移動したり、色々試しながらクネのケツを追っかけてました。
進入のブレーキで2輪ロックが二回くらいあったんですけどww

この日だけでだいぶホネ子ちゃんの事が判った気がします。



身体で覚えてる事って忘れないんだね。
バイクなんて正味、十代の頃に数年乗ってただけで19で直ぐにクルマに移行してしまった訳だけど、あの頃の2年3年ってのは、今の10年分位の経験なんだろうと思う。

クネには30年ぶりの走り方じゃねーだろって言われたけど、まぁ普段もKSRで通勤してるからね。

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いやいや、それにしても楽し過ぎるだろ。

友達とつるんで山道走って、15000rpmまで回すとか・・・。
脳から何かが出てるのが判る。


十代の頃と違うのは、色々と判っているという事。
「好事魔多し」という言葉を知っている。
俯瞰で見る自制心がある。
クルマで培ってきた経験がある。
絶対に出来る事しかしないという一線を超えない強さ。


「この辺までだろ・・・。」とやめることが出来るw




ヲレがバイクを買うなんて・・・ジジイになった証拠だな。
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altさすがホンダあれだけ回しても20㎞/L以上走るんですけど。

Posted at 2024/05/06 11:45:19 | コメント(0) | トラックバック(0) | RIDE! | クルマ

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