
原付コカしてイタタ・・・となった昼下がり。
早めに帰って、嫁と出かける予定だったんだ。
「ちょっと遅いよぉ~」
メンゴメンゴ、ちょっとマイナートラブルがあってさ・・・
よし、すぐ行こうぜ。
てな具合で、電車を乗り継いで都心へ。
ちょっと済ませないといけない用事があって、日本橋まで。
そもそも、普段日本橋という所へ行くことがないな、わざわざ行くのは初めてかもしれない。
目的の要件を済ませると、もう午後4時過ぎ。
腹が減ったので、嫁がどうしても行きたいと言っていた天丼屋さんで遅い昼飯をとろう。

「金子半之助」
ヲレは知らなかったんだけど、相当有名な天丼屋さんらしい。
4時間5時間待ちは当たり前らしいのだが、時間的なタイミングが良かったのか、1時間待たなかったよ。
超一流の天丼がこのボリュームで¥880‐とかありえない。
まぁ、天丼というよりはアナゴ丼って感じだったけどねw
もうね、超がつくほど美味かったよ。
金子半之助 v(´∀`*v)GJ!
さて、腹ごしらえが済んだら、もう一つ二つ見ていきたいものがあるんだ。

まずは、東野圭吾の小説でも有名な、日本橋の橋の上にある麒麟の像。
翼を持った珍しい麒麟ですね。
陰陽道における四神(青竜・玄武・白虎・朱雀)の根幹を司る神として、黄龍と麒麟とがあるようで、中心を護る神として、黄龍(羽のある竜)の要素を取り入れた麒麟を選んだのではないかと言われています。
日本橋と言えば、東海道の起点。
全国へつながるあらゆる道路の始まりの場所としての麒麟。
納得です。
そして、恐れ多くも真向かいの日本橋三越本店へ。

本店一階化粧品売り場の吹き抜けの中央にある、「天女(まごころ)像」
高さ11メートル、重量は6.5トンにもなる巨大な木彫りの像で、樹齢500年の檜から削り出された国内最大級の木製彫像だ。
フランスで技術を学んできた京都の名匠・佐藤玄々が、発注を受けてから10年の歳月をかけ、昭和35年に完成させたという大作である。

でかい・・・でかすぎる。
話には聞いていたけど、想像以上にでかいなぁ・・・。
嫁とふたりで思わず息を呑んでしまった。
「ホント何てでかいんだろう。」

台座にも美しい装飾が散りばめられ、制作に携わったスタッフの名前が記されている。

背面から見ても・・・ちょっと凄すぎませんか?
まるで瑞雲の森である。
複雑過ぎるほど複雑で精緻な造作に、目がチカチカするほどの極彩色の配色。
全てが超絶技巧。
豪華絢爛・・・それでいて、全体のバランスが整っている。
信じられないほどの美的センスと、技術を投入して制作されている。

なんだろう・・・見ていて胸の中がざわざわする・・・。
「癒し」とは違う何か。
片時も目が離せないような圧倒的な存在感。
子供が見たら怖がるだろうね・・・
邪気は感じないけれど・・まるで曼荼羅でも見ているような・・・
宇宙を覗いているような、そんな底なし感。
一気にぐったりと疲れてしまった・・・

まさか日本橋の三越本店にこんな凄まじい天女様がいらっしゃるとは・・・。
当たり前だが、売り場の店員さんたちは意にも介さず笑顔を振りまき、
上品に接客をしているのが、不思議というか、違和感でした。

三越の、お客様に対する基本理念「まごころ」のシンボルとして、
三越創立50周年に合わせてつくられた像だそうです。
フランス帰りの技術で彫られたから、ルネサンス様式の建物にも不思議と調和しているのかな。
それにしても、素晴らしい像ですね・・・感動しました。
この像の為だけに訪れても、全然元は取れますね。
さすがは三越デパート本店、恐れ入りました。。。
本当にぐったり疲れてしまった・・・。
Posted at 2013/05/01 05:09:57 | |
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