
出動し損ねた金曜の心残りが尾を引きずり、どうしても三連休中に行っておきたいという気持ちが抑えられない。
あれほど、無駄な遠征は控えて慎重に行動しようと言い続けてきたのだけど・・・
時期的に見ても、ハイシーズンは今週か来週までだろう。
これ以降は明らかに暖かくなってしまい、マトモに走れることは少ない。
要するに今週を見送ってしまうと・・・
来週ダメなら今シーズンは終了といった感じになる。
これ以降は、運がよければ近場でちょいちょいって感じかな。
なので、クネとの協議の結果、かなり誤爆感があったのだけど、ライブカメラの僅かな情報を元にイチかバチかで逝ってみることになった。
普通なら出動するリサーチ結果ではなかった。
ヲレも家庭の事情で、行ける行けないが極端なので、クネも察してくれているのだろう。
ヲレが行こうといえば問答無用で付き合ってくれる雰囲気だった。
いい友だちだな(´∩ω∩`*)
敗色濃厚のフライングスタート、
新規開拓の現地調査の意味合いが強い遠征だったので誰かを誘うことなく出発。
そりゃそうだよ、あれだけの遠征だと、リアルな話、遠征費一発20.000円とかになるもんな。
車体の消耗とかまで計算に入れたらもっと上乗せだ。
誘われて行ったのに走れねーじゃんとか思われても合わないからな。
だがしかし、どうやって嗅ぎつけるのか・・・

さすがチームKの若手ナンバー1は、野生の勘が鋭いな。
わざわざ連絡してもらえないかも知れないことも視野に入れて、必ずマメに連絡してくる。
今回みたいな塩リサーチ内容でも、どうして「行くかも」と思うのか判らないが、嗅ぎつけてくるな。
「だ い ちゃん、レーサーから着信だけどどうする?無視しようか???」
「誤爆でもノークレームノーリターンでいいなら、来いよと言っておきなよ・・流石に可哀相だろ。」

未開拓の地へ、誤爆覚悟での出動でしたが、高速道路上でのまさかの吹雪。
ん・・・?これは・・・と思っていると、
「だ い ちゃん、今携帯で確認したけれど、S高原がドリフトパークだな・・・ヲレのガラケーではっきり判らないからスマホで見てみてよ。」
「K高原は?」
「あそこは今確認できないから、着く頃はまだだと思うよ。」
「今確認したけれど、S高原確実だ。」
「じゃ、予定変更ね。」
「先頭のレーサーに言っといて。」
急遽現場の雰囲気が変わったようだった。
ちょっと遠いんだが、奥の手の豪雪エリアが完全着雪。
ライブカメラでも確実に走れる路面だ。
雪山はこれだから判らない。
出発しないと判らない事が多々あるんだ。
だからこそ、各々の実況リサーチと、
自己責任に伴う出動判断が噛み合う仲間としか迎合が難しい。
よく、レポートをエントリーすると、
「自分も誘って欲しかったです~」と言われることが多い。
なので、実際誘うと、
「急なんでちょっと・・・」みたいなパターンが多い。
ま、当然だ・・・コッチも出動を決めたのが10分前。
当日の晩に、ギリギリまでリサーチして漸く出撃が決まるのだから。
そんな面倒なやり取りを、
本当に行きたいかどうか判らない無数の連中全員とやってはいられないからね・・・
放っておいても行くような連中が、今日辺り行きますよね、ドコですか?と積極的にアプローチしてくれて、やっと合流が実現するというのが本当の所だ。
ま、それくらいの気持ちの準備と覚悟が無いと、
無理して出動しても、いい結果は出ないだろうしね。
各々の気持ちひとつという訳だ。

いいね、フルコース積雪状態。
ここのコースで、ここ何回かで一番いいかも知れない。
何度も先頭を入れ替えて、7、8往復したかな。
1本5分以上のコースなんで、賞味2時間位走ったよ。
久々にブリブリ振り回して全開くれて、楽しかった~。
ここからの連続写真はクリックで拡大できます。

今回、昨シーズンFDで参戦していたノリさんを助手席に乗っけてきた。
雪山での4駆の動きを体感したかったんだと。
確かに、FRで慣らしたカラダには低μ路での4駆ターボのトラクションと加速は異常。
今日の経験は必ず、
これからの車選びの基準に組み込まれる事になるだろうw
クネのGDBや、レーサーの402の隣にも同乗したりして、いろいろと収穫はあったはずだ。
「だ い さんのタイヤ・・・何か食わない感じですね・・・。」
「ちょいちょい何もしてないのに飛ぶでしょ。」
「GDBとかレガシーは凄い安定してる感じでした。」
「ヲレのタイヤも昨シーズン降ろしたとはいえ、3年落ちの未使用品だったからなぁ・・5年目か。」
「何か、触ったら結構硬かったですよね!」
「まぁ、歴代履いてきたスタッドレスの中では食う方だから、いいよ別に。」
「エンジンもGDBとかは違うんですか?」
「まぁ・・・別物だよね、GCより1千以上下から使えるから回さなくていいんだよ。」
「でも、となり乗ったらGCで走るのが一番楽しそうでした。」
「ま、最早ハイパワー4駆界のハチロクみたいなもんだからなぁ・・・曲がらないしパワーないけど軽さと腕で勝負みたいなところがハチロクっぽいよね。」
ふうん・・・流石にちょっと乗っただけでよく見てるな。

2時間走って・・・そろそろ止めないと刺すな。
雪を走ってる連中なら判ることだけど、雪道ってのは、アスファルトや氷の上に雪が積もってる状態で、漸く走れる路面状態な訳だけど、何本も走ってると雪を掃き飛ばしちゃう。
4駆3台で走れば12輪全開で雪を弾き飛ばす訳だ。
ベストライン上の雪はなくなり、タイヤとの摩擦で若干雪は融け、大変滑りやすい路面になる。
安心して全開できるのはいいとこ4、5本じゃないかな。
走りながら、徐々に増していく路面のヤバさと戦い、下りながら・・・あと一本いったらもう判らないな。。
そう、感じたところでヤメることにしています。
カラダできちんと感じ取り、引き際を正確に管理することが壊さない秘訣。
意外と経験が浅いとできないもんだ。
雪山ってのは、技術だけじゃなく路面の読みや、集中力やメンタル面での自分の限界など、
ドライバーとしての相対的な能力が試される超常世界。
正直本気で攻めるとスゲー消耗するけれど、それがいいんだ。
家庭もある、子供もいる、
それらを守り切った上での全力のプッシュ。
生半可な覚悟と技術では続かないはずだが・・・
これまで無闇に積み重ねてきたことが漸く本当の意味を持つような・・・
そんな充実感があるな。
このステージで付き合える連中は、ホントバカばっかだけどね・・・。
ここまで上がってくきて、当たり前のように生存してるってだけでもはえぬきのクズだと思っていい。
峠よりも、サーキットよりも、競技よりも・・・
って思うだけのものを、やっと見つけたダメな大人達。
輝いていますよ。
はっちゃけ過ぎてハーフスピンしたわw