
検察を相手にたった一人で立ち向かった
今回の交通違反裁判。
検挙より9ヶ月、漸く判決です。
公判予定表の開廷時間は5分。
まさに言い渡しだけなのだ。
検察官「まず、前回の論告求刑文の中にあった、犯行の常習性と再犯の可能性が高いとする旨の記述は不適切であったとして、削除させていただきたいと思います。」
裁判長「判りました。
それでは被告人、その件に関して何か言いたいことはございますか?」
だ い 「特に主張に変わりはございません。」
裁判長「それでは判決を言い渡します。
判決、被告人を求刑どおり
罰金9万円に処す。
もし、これを完納出来ない場合は、一日あたりを五千円換算にて労役場に収監するものとする。
それでは主文を読み上げる、被告人は・・・
・・・よって被告人の主張は無効とするものである。
これを不服とする場合は本日より14日以内に東京高等裁判所に抗告すればよし。以上をもって判決公判を終了します。」
まあ・・・予想どうりだったね。
ココロの準備が整い過ぎていて全てが無感動だ。
論告文の過剰だった表現を訂正したり、「有罪」という表現を使わなかったりと、弁護人も付いていない一個人を相手にした配慮みたいな物を感じる部分はあったが、「欺瞞」だし、「お為ごかし」でしかないと感じる。
検察が削除した内容によって「厳しい処分が必要」として、罰金9万円があった筈なのに、求刑内容は変わらず、判決もそれと同じ。
結局、警察官が「言っているので」「現認しているので」を根拠にするのみで検察の主張を全肯定しているのだ。
結局確たる証拠などなくたって、生意気な小僧一人を有罪にするぐらいは、裁判長の胸先三寸というわけだ。
まぁ、結果は火を見るより明らかだったので残念だとさえ思わないけれど、
自分がやらなければならないなと思った事はやった。
言いたい事は言った。
その場で切符にサインするだけよりは遥かに満足だ。
ただ一つだけ言える事は、
警察も検察も裁判所も、真実を明らかにし、弱者を護る正義の機関ではないと言う事だ。
国家という後ろ盾を持ったカツアゲ集団と何が違うんだ。
正義を傘にしてないだけ、その辺の不良中学生の方が正しい気がする・・・。
まぁ、未だに先進国を自負する日本の司法なんてこんなモノだということだ。
雪も酷くなってきた帰り道。
・・・よく考えたら、法廷のあの場にいた人間で直接事件を見てるのは僕だけだったんだなと思ったけど、
空も見ていたんだね。
さあ、さっさと帰ろう。
不具合が出たというECRを診る約束があるのだ。
キャラメルマキアートとチーズケーキ
公判の時は必ず近くのスタバで昼お茶。
Posted at 2008/02/07 01:45:02 | |
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実録!交通裁判 | 日記