
最近は、会社の業務もちょっと暇になり、
仕事の合間でちょっと勉強しよう・・・。
一昨年だったかな?
終了したハブベアリングを交換する為にナックル周りを分解していたら、
アクスルナットが緩めで齧り、分解不可になっていたフロントナックルとドライブシャフト。
会社に持ち込んで、
19㎜スクエアの最強インパクトで1分間位ハンマリングしたけど、
完全にシャフトと同化した32㎜ナットはびくともしなかった。
そのまんまブン投げてもよかったけど、いかんせんナックル(ベアリングハウジング)が勿体なくて取っといてあったのだ。
強引にベルトサンダーで削り切って、齧ったアクスルナットを何とか撃破!
ナックル側のシャフトは傷にしてしまったが、何とかナックルは救出。
ガタガタのベアリングを打ち替えれば、スペアのハブナックルが作れるね。
ベアリングを打ち抜いてビックリ!
確かに最後のほうは相当大きな音が出ていましたが・・・
ベアリングのインナーレースが粉々に砕けています(汗
当然ハブフランジも完全にオシャカでした。
まぁ、ベアリングハウジングが救出できただけでも大きい。
ネジ山が潰れてしまって完全に捨てるだけの積もりだったドライブシャフト。
時間があるので分解してみようか。(トップ写真)
ミッション側は、内掛けのサークリップを外すと三つのローラーがスライドする仕組みのトリポートジョイントが抜けてくる。
ナックル側は、普通のCVジョイント(等速ジョイント)だ。
いつもは、ブーツ交換時に一瞥する位で通り過ぎてきた箇所なので、意識してゆっくり分解するのは初めてかも知れないね。
CVジョイントのカラクリに迫ってみたいのだ。
この最も一般的なCVジョイント(Constant Verocity Joint)は、
バーフィールド型等速ジョイントとも呼ばれている物だが、これはイギリスのバーフィールド社と技術提携を結んでいるNTNが殆どのシェアを持っているようだ。
よく見ながら弄くり回していると、
分解するのに特別な工具などが全く必要ない事が判った。
それにしても素晴らしい加工精度だ・・・
この複雑で美しい曲線を切削加工で生み出せると言う事がまず感動なのである。
ブーツの中に、こんな芸術品が存在するのだ。
ここまでバラせれば、本当にダメなのはアウターのカップのみであると言う事が判った。
あとは殆ど使えるのだ。
一見ダメそうなシャフトもこれからは捨てないで部品取りで抱えておこう。
ドラシャをここまでバラすのに使った工具はスナップリングプライヤーとマイナスドライバーだけなのだ。

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Posted at 2008/04/18 02:21:56 | |
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