
GCの整備をヤッツケで片付けて、
二時間寝て出発しました、片道600キロの旅。
GWに高速で東京から秋田だなんて、
普通に考えたら狂気の沙汰ですよ・・・。
でもね、大切な用事があるんですよ。
一泊だろうが日帰りだろうがそんな事は言ってられない。
彼女のご両親に言ってこなければ。
ヲタクんトコの娘はヲレが貰うと。
「よぐきだな。つがれてねえだか。」
「全然大丈夫です!!大変ご無沙汰しておりまして申し訳ありませんでした!!!」
もともとホンダディーラーの経営者である彼女の実家。
市内でも有数の名家の出である娘をよこせなどと、
こんな野良犬が言わなくてはならないのだ。
八時間半の運転くらいで疲れを見せるわけにはいかない。
気を張ってる時のヲレは平気なのだ。
挨拶もそこそこに、お母さまに連れられて近所へお花見に。
桜前線の満開緯度が丁度ココなのだ。
出がけに昼飯を食わせてもらったのだが、
ここでも横手やきそばを食べさせられたり、
ババヘラアイスという秋田独特のアイスを食べたり、
温泉に連れて行かれ、
カラスの行水で出たところを、大急ぎで予約してあるという行きつけの居酒屋へ・・・
田舎の夜は短い。
9時前には帰ってきたはずだが、そこでヲレの気力計はEをさす。
一度閉じた目は朝まで開く事は無かった。
11時間は寝ただろうか。
普段の3日分くらいの睡眠時間だと思う。
僅かな疲れも残す事無く起きることが出来た。
キチンと起きる二時間前にはレム睡眠に移り、アイドリング状態をつくっていることは、
夢うつつに感じていた。
大きな覚悟に身体は無意識に応えてくれるものだ。
午前中のウチにご両親への大切な挨拶を済ませた。
珍しく自分が緊張していると感じた。
シュッと黒のジャケットを着て、社交ダンスのレッスンに行くのだというお父様を残して、
再びお母さまを連れて、桜舞い散る武家屋敷、角館(かくのだて)へ。
この時期の角館に来られるなんて、思ってもみなかった。
一生に何度もあることではない。
天気こそやや鈍色でしたが、桜の開花とGWが重なった為、凄い人出。
いつもなら、連休前に桜は終わってしまらしいです。
なんて華やかな雰囲気。
目一杯手を掛けた長女を、きっと手放したくはないだろう。
それでも、限られた時間の中で、
こんな風に自分をもてなしてくれているコトが嬉しい。
認めてくれている。
その想いにヲレは応えていかなければいけない。
精一杯の自分で。
不景気だなんだとヒトのせいにはしないさ。
帰り道、ぽつりと咲く名も無き桜に思わず立ち寄ってしまう。
うーむ、お前も立派な桜だなぁ、
でも今日だけはヲレの方が立派だろ。
本当の勝負はこれからさ。
Posted at 2010/05/07 18:38:40 | |
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桜を追いかけて | 旅行/地域