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2011年05月11日 イイね!

締めくくり。

締めくくり。久々に温泉旅館に泊まりました。


旅館というよりは民宿に近いけれど、
一丁前に無加温の源泉掛け流し温泉完備。イイネ

前の晩に、相棒と一杯やりながら話してたんです。
地味な趣味だけど、こういうことが究極だよなぁ・・・って。


ただ、立派な桜を見てまわるだけでいいなんて・・・普通の人から見たら、ちょっとストイック過ぎる。


でもね、結局これが人生の全てなのかも知れないね。


朝一に訪れたのは、国の天然記念物に指定されている「伊佐沢の久保桜」
これも驚きの1200年という樹齢を誇る。

1200年前といったら、平安時代です。
大津波が三陸を襲った貞観地震も1200年前。

人間ひとりの時間から見たら永遠に近いような年月を、一本の桜がつないできたのか。




春色の学校庭に出てきたアマガエル。

決して珍しくない樹上性のアオガエルの一種ですが、飼育するととても面白いよ。
手から餌を取るようになるし、いつも決まった葉の上で過ごすようになる。

カメレオンのようにしょっちゅう色が変わるカエルです。
 

かわいい。








残された時間の中、ゆっくりと有名無名の桜を巡ってゆきます。

静かで、たおやかな時間。


僕達が、忙しい普段の日常の中で忘れてしまいそうになるのは、
静かに受け入れるやさしい気持ち。

日本人らしい謙虚な気持ちだよ。



人の手による新しい物を追い求めると、もっと新しいもの、もっと前衛的なもの、
もっと刺激的なもの、もっともっととなってしまう。

欧米的に際限なく求めてしまう。

人はすぐに慣れてしまうから・・・もっと強いのはまだか、もっと凄いのはまだか。
もっとパワーを、MC後の後期型を。


そういうことも楽しい。
人生にはカンフル剤も必要だろう。

でも、終わりの見えない競争にはいつか疲れてしまうんだ。



ただそこにあるだけの自然の営みを、美しい季節の移ろいを、肌で直接感じてみる。
可もなく不可もなく、全てを受け入れる。

それが全て。


それが旅というものなんだ。

そしてそれがきっと、人生というものなんだ。



火山の噴火も、地震の津波も、桜の花筏も、僕達が自由に操作する事は出来ない。
それは、僕達そのものが森羅万象のひとつなのだから。



不毛に求め続けることに飽きたら、


みんなも花を見に行ってご覧。


辛く苦しかったいろんな事を、


認められる自分がきっとそこに。





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きっとなれるよ。
Posted at 2011/05/11 20:28:33 | コメント(3) | トラックバック(0) | 桜を追いかけて | 旅行/地域
2011年05月11日 イイね!

さくら回廊

さくら回廊山形には漸く遅い春が訪れる。

米沢から見たらちょうど北側、
南陽市から長井、白鷹町にかけて、
多くの老桜が点在する地域があるんです。

最上川に沿って展開される古典桜の里。

「置賜(おきたま)さくら回廊」と言われています。


置賜は山形の県南内陸の古い呼び名。
いにしえの時代からの生き証人ともいうべき桜たち。

今年は彼らに逢う事が、春のメインイベントだったのです。


やっと休みが取れた旅の相棒と愛機ヴィッツ。
東北道を北上する片道400キロの旅路。


先ず最初に訪れた「釜の越桜」といわれる樹齢800年のエドヒガン。
沢山の花見客の訪れる、有名な桜です。

崩れるはずだった天気も予定が倒れたようで、花霞ながら青空でした。




残雪の朝日連峰を背に堂々とそびえる大きな樹に、
しばし時間を忘れてしまいました。


釜の越桜から5分も歩くと、「薬師桜」はあります。

1200年という幾星霜を越えてきたその幹は、ぼこぼことうねって
どっしりと構えていました。

県指定の天然記念物。



たくさんのツクシを横目に、次の桜の近くでお昼にしようと歩みを進めると、、


お墓の桜でしたか・・・。

それでも、お寺に一本だけ生える見事なエドヒガンはとても立派で、
お堂が小さく見えるようでした。


桜並木のある川沿いの土手で適当に買い込んだ弁当を平らげて、軽く休憩。
春の日差しと花吹雪のなかでうつらうつらと過ごしました。



午後の陽光のなか次に訪れたのが、学校跡地に植えられている「山口奨学桜」

短命とされるソメイヨシノの100年の古木です。
別のところでは老桜として名を馳せそうですが、諸先輩方のなかではまだまだ若造なのかも知れません。


そしてこちらは、種まき桜とも称される「十二の桜」
木が十二本あるという意味ではなくて、十二薬師堂があるというこの地から来ているらしい。

樹齢400年の古株から芽が出て再生した3代目が大木になっている。


桜が、田圃や畑に植えられる事が多いのは、
丁度田植えや播種する時期に桜が咲くからなんですね。

農耕のバロメーターなのです。


幹の内部は殆ど朽ち落ちて、皮だけで生きているという「赤坂の薬師桜」
樹齢は970年。

その生命力には驚かされる。



お堂を護るように入口の斜面に生える「子守り堂の桜」
これも1020年と言われている老木です。

友人と比べても、その大きさがわかるでしょう?


子守り堂から程近い所にある名もなき桜とヴィッツ。
花吹雪が風に舞い上がります。




何だろう・・・どこもかしこも絵になります。




初日の最後は、樹高16メートル・幹まわり6.8メートルの大桜
「殿入り桜」樹齢は680年。

その名の通り、藩主(お殿様)が立ち寄って花見をした言い伝えからついた名前だそうです。



朝日連山に沈む夕日。

桜の旅では初めての、宿を取った二日間の旅。
相棒のコウヘイとキャンプではない宿の宿泊というものはいつ位ぶりだろうか・・・
と考えてみたが、もう七、八年前に山梨の増富温泉での民宿が最後だった気がする。

あの頃も相棒のクルマで、NA6ユーノスロードスターだった。

僕の爆音のハチロクでは旅の趣が壊れるし、
燃費もユーノスのが圧倒的に良かったからね・・・。


そんなことを思い出しながら、一日目は終わる。



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後編へ。






Posted at 2011/05/11 03:12:47 | コメント(3) | トラックバック(0) | 桜を追いかけて | 旅行/地域

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「[整備] #その他 HA11S アルトワークス 社外ラジエター装着 https://minkara.carview.co.jp/userid/271921/car/262720/7405733/note.aspx
何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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