
さて、当分は内職なカンジなんで、身体もそんなにきつくない。
空いた時間を使って少しずつ作業しています。
まずは、シリンダーヘッドの各部測定と分解。
測定結果によってはヘッドの面研だとか、
ちょっと面倒な事になる。
片側2気筒のヘッドが、そもそも面研が必要になるほど歪むのだろうか、、という漠然とした疑問を持ちつつ・・且つ、歪んでもいないのにガスケットが抜けるのも困る・・・。
何にしても、測定して方向性を見出さねば・・・。
まず、吹き抜け箇所が確認されたのは、1番3番を擁する右バンク。
EX側に、ウォータージャケットに向かって吹き抜けた痕があるのが判るでしょう?
この時点で、ガスケットの逆組みした方ではない事が確定。
そんなことは関係なかったのだ。
ヘッドが歪んでしまったのだろうか・・・。
シールのカスや、ススをスクレーパーで剥ってきれいにします。
ヘッドに歪みが無いかゲージを使って測定。
手持ちのシクネスゲージの最小値0.04㎜でも通るところが無かった。
実質、吹き抜けに関わると思われる歪みは確認できませんでした。
メタルガスケットな分だけ、歪みの値にはナーバスな筈だけど、この値なら問題ないはずだ。
近所の気心の知れたディーラーのメカも、ガスケット抜けで面研にまでなったことが無いというから、
抜ける時は抜けてしまうで・・・熱膨張の残留応力が直接的な原因ではないようだ。
高温時の一時的な歪みによって、部分的にガスケットの密着が悪くなり、
一回抜けてしまうと、一度剥がれた所から抜けやすくなってしまうんだろうと推察。
これは、あの手この手で基本水温を下げる努力をするしかないのだろうか。
コースを全開で走るよりも、渋滞にハマってとろとろ走ってる方が遙かに水温が上がるようなので、
この時に、ブーストを掛けないとか、ファンコントローラーなどで積極的に下げてやるしかなさそうです。
ガスケットの密着面も、あまりツルツルにしないようにもしようかな。
タペットクリアランス測定。
1IN F0.22 R0.23
1EX F0.24 R0.24
2IN F0.22 R0.23
2EX F0.29 R0.24
3IN F0.20 R0.19
3EX F0.24 R0.22
4IN F0.20 R0.21
4EX F0.24 R0.23 (㎜)
タペットシム厚み測定。
1IN F2.45 R2.44
1EX F2.53 R2.56
2IN F2.34 R2.34
2EX F2.50 R2.55
3IN F2.45 R2.50
3EX F2.56 R2.62
4IN F2.35 R2.37
4EX F2.49 R2.55 (㎜)
うーむ・・・疲れた。
今日はココまで。

Posted at 2011/05/23 03:46:51 | |
トラックバック(0) |
EJ20壊して直す | クルマ