
ナックルのOHが終わり、
デフの準備が進むレーサーレガシィ。
デフはお盆休みで部品が取れないんで、完成はもう少し先。
とりあえず車高調の準備が出来たというので、
サスの交換とナックルの付け替えをしてしまいましょうか。
ってな具合で・・・
トントン行けば3時間くらいの作業内容ですが、そうは行かない過走行車。
200キロからのブレーキングを頻繁に繰り返してる車両なんて、何もかもがダメだ。
当たり前のことがアタリマエでなくなってしまう誤算がつきまとう。
先ずは緩めでカジるストラットのボルトナット・・・。
しかも途中でネジ山が完全に終わって空転する始末。
外すのに苦労したよ。
折角のキャンバー調整可能なストラットの偏芯カムボルトも、錆びて完全固着。
13万キロ弄られる事無く、雪に峠に酷使されまくった結果だ。
そして、ブレンボ装着車でトラブってない車両を見た事が無いくらいお約束の
キャリパーのネジ山破損。
タップで修正します。
アルミで軟らかいのにボルトを締め付けすぎるのが原因の殆どだよ。
メーカーの規定トルクを守ると大体イカレるよ。
ボルトにネジ山が2、3ヤマ付いてきちゃいます・・・。
これも修正ダイスナットで一回サラって噛み込んだアルミ材を外します。
ナックルを交換したらディスクローター付けてキャリパーを戻す訳ですが、
規定トルクの150Nmなど守るとまた齧ることになるので、100Nm程度でいいかと思います。
ホイールナットくらいですね。
一度も緩んだ事ないし、逆に齧ったこともないです。
保証はしませんけどね・・・。
多分規定トルク(150Nm)は、絶対に緩ませないという安全を担保する為に、整備脱着の効率は度外視の値ですね。
あのボルトサイズで、アルミの相手に対しては非常識な値ではあります。
路上でのナックル&サスの入れ替え完了・・・。
ネジ山トラブルが多過ぎて、3時間の予定が倍以上掛かった・・・
夜は更けてやっと作業終了~。

この直後に秋田に帰省とか・・・マジありえないんですけど。
Posted at 2011/08/18 06:12:03 | |
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