
もはや恒例となった走り納め会ですが、、
今年も無事?開催いたしました~。
年に数回ですが、有志を募って走りのイベントを催したりしているのですが・・・
年内の走り会の最期の企画としての峠の本気ツーリングを、「走り納め」と称して集まっているのです。
師走に差し掛かる12月も一週目の土曜日。
今年も多くの落伍者たちがまた、お世辞にもベストとは言えないコンディションの中、
おろかな日々に参画してくれました。
スタートからの参加車が今回は10台。
初めて参加のクルマも何台かいますので、簡単なドラミ的な自己紹介と主旨説明。
あれ、主旨説明なんかしてないかw
まぁ、散々紹介してきてるんで判ってるでしょ。
ココに来る事がどういうことか。
スタート時からの初参加車両が、
TAKEちゃんの青BH5と、NE-YO@相模さんの銀BH5。
どちらも以前より是非参加させて欲しいという熱望に応えての実現となりました。
別に堅苦しいレギュレーションを設けている訳ではないのですが、
想像と違ってつまらない思いをして欲しくない一心から、参加前にそれなりの忠告をさせてもらっています。
脅すわけではないけれど、お気楽なオフ会ではないですよとの事前通告ののち、
諸々の内容を了解していただけるのなら、いつでも大歓迎なのだ。
レーサー以外で初めてのレガシィーワゴンが2台。
レギュラーメンバーの関心はこの2台に集中することになる。
肩慣らしのホーム往路。
路面はハーフウェットでほぼクリヤー。
そしてフォーメーション編成。
自分などは最近は現役が疑わしいほどコースに出てないので、ここはリアル現役組に引っ張ってもらったほうがいいなと、トップグループのGDB3台を自分の前に出して、4番手で様子を見よう。
クネとヲレでポンとのだめを挟み、後ろからレーサー。
ここがひとつのフタになるハズだ。
その後ろを二軍機で編成するのだが、NE-YOさんの銀レガに引っ張らせてみようか。
HIKO君のR34と、放課後S2000、TAKEちゃんBH5と続かせる。
この辺も、どれが速いとは算段せずに様子見の編成だ。
ホームではGDBを前走させて正解だったよ。
前半のストレート区間でスピードリミッターが作動。
目盛りが無いところまで針がいったよ。
何だよ・・・普段からこんなんやってんのか?
これはちょっとアレだ。
速い方のヤツに切り替えないとダメだな。
振って遊んでるゆとりはなさそうだよ。
タイヤを替えてきてなかったら、追走も厳しかったかも。
「ほんとコイツラ馬鹿だな・・・。」
「あー、マジで面倒クセー連中だな~。」
などとブツクサいいながらも、何とか無事ホーム終点の湖まで。
レーサーまでは繋がっていけたね。。
そこから後ろがちょっと開いたけれど、思ったほど遅れずGT-RやS2が到着。
TAKEちゃんも初心者ならぬハイペースで一緒に戻ってきたよ。
あれれ・・・NE-YOさんはどうしたぁ?
「ヤベーな、電話番号聞いてなかった・・・。」
と思っていたら無事生還。
・・・いや~事故じゃなくて良かった。
なぬ?ATエラー???
って何だ???
油温上昇とかでフェイルセーフが掛かっちゃったりするヤツかな。
うーむ・・・オートマだとそんなにすぐ走れなくなるのか・・・ちょっと厳しいな。
結局、準備運動のホーム往路でさよならになってしまったNE-YOさん・・・
ちょっと残念です。
聞くところによると、結構早い段階からペースダウンしていたというので、追加クーラーつけても焼け石に水かもなぁ・・・是非次回はマニュアル換装で参加してもらえたらうれしい♪
そんなこんなで1台勇退の一行は、若干のフォーメーションを入れ替え、いつもの聖地へ。
ココって決めてるわけじゃないんだけど、正直ココしかないよ。
茶屋を中心に周回できて、みんなで集まれて、ツライほどテクニカル。
誰も通ってないから、みんなイーヴンのアウェー戦でやれるのがいいのだが・・・。
「なんだレーサー、先週来たのか。レッキ駄目だって言ったろう!」
「いや~、レッキしちゃいました・・・。」
「現場が荒れて本チャンがダメになったらどうすんだ。」
「いや~、、TAKEちゃんが初めてなんで、2周だけッスよ~雰囲気だけッス。」
コースは、雨はあがって星がきれいなくらいだけど・・・
最初の一本目。
クネ先頭でヲレが二番手、三番手レーサーで突入。
「何故ホームで引っ張ってたポンのだめ組が後ろに下がってるんだ!!!」
路面はフルウェット。
コースインを後悔するほどの、ウェッティな落ち葉の絨毯がほぼフルコース。
路面が見えないほどの落ち葉が敷き詰めてあるよ。
しかも霧w
「ヤバイ、キタコレ。」
クネのGDBはそれでも、信じがたいほどのハイペースの進入を試みる。
これには舌を巻いたよ。
濡れた落ち葉の路面はセミグラベルと言ってもいいような塩梅。
アスファルトとタイヤが接地しないんだ。
前半の登り区間は、同じ速度で入るとアンダーが殺せない・・・。
参ったなぁ・・・前か後ろのデフを緩めないと。
ドアンダーから一気にドオーバーの繰り返しになってしまう。
色々試しては見るものの・・・
ヨーのきっかけが作れないんで、振りっ返してはいくものの、シャープさが要所で出せず後手後手になってしまう。
先のわからないコースの為、瞬発力の勝負でしかないので、クルマの反応が遅れるシチェーションでは、やや厳しい・・・。
キレイに進入するにはやや進入の速度を落とすしかないのだが、確実に遅れを取ってしまう。
ここは、とっ散らかりながらも喰らい付いていくしかない。
後半の下りでは、プッシングアンダーが出にくい挙動となり、ステアリングはほぼニュートラル。
何とか離されずに行く事が出来た。
まぁ・・・クルマのセッティングと言うよりは・・・
登りがが苦手なんだろうね・・・
殆どブレーキを踏まない乗り方が災いして、進入でのブレーキングに慣れてないんだよね。
下りは殆どブレーキ踏まなくても前過重が起こせるし、操作が雑でも曲がれるんだ。
ハチロクの頃の乗り方のままなんだw
もっと前に集中した乗り方を練習しないと。
凡ミスで壊したりしてましたが、何とかカタチにはしてきました、だ い GC8。
カミさんに睨まれながら、クルマばかり直しているただのアフォ。
クネGDB。娘も生まれたばかりで大人しくするのかと・・・思ってはいなかったけど、
やっぱり何も変わらないクズお父さんにwww
今年入籍を果たし、レース拠点という名の新居をかまえたレーサーBH5。
ますますの不埒ぶりを発揮してゆく。
同じく結婚し、全てをカミさんに委ねることとなったHIKO君R34。
屋根つきガレージを獲得し、ますますGT-Rへの溺愛が加速してゆく。
pon/on GDB。街道レースの車両置き場の為だけに新居を購入し、愚かなカーライフの構築にいとまが無いアラフォー世代。
子供の為にという訳のわからない理由で、S15からGDBに乗り換えることとなったのだめさん。
やっぱりクズお父さんwww
放課後SWタイム AP1 S2000
一軍昇格を虎視眈々と狙いつつも、FRゆえに悲運のウェットコンディションに泣く若手のエース。
このほか、シュンジのアルトワークスに、艶消しみかんの缶詰GC8。
その同士であるFRのGC8を駆るMATSUも二度目の参加だよ。
今回はS13は来れなかったようで、その代わりに100チェイサーが初のお目見え。
どうでもいいけどキミ達・・・影にクルマ停めるから写真撮れなかったよ・・・。
しかし・・・毎度思うけれど、良く集まるよね・・・あれよあれよと12台。
ヘタなチームより大所帯だね(汗
この集まりのイイところは、勧誘して集まったグループではないので、それぞれにブレないモチベーションがあるんだ。
ひとりひとりに違った走り方や、哲学、クルマ造りがあって、個性がある。
この集まりで共有するのは、本当の走りの楽しさや、速さの追求であって、
盆栽でない事の証明とも言うかもしれない。
そこさえ共有できるなら、ドリフトでもグリップでも、そのどちらでもなくても構わない。
ガチ走りの追求集団といっていいかな。
ま、ヲッサン暴走族の集会には代わりがないので、
愚かで密かな夜のたしなみなのである。
話は戻って周回2周目。
ヲレが先頭に出てレーサーが後追い。
「フッ、幾ら元レーサーと言ったって小僧が乗るワゴン車に前を譲るわけにはイカンのだよ・・・。」
ちょっと意地を見せておくかと、登りからチャージしてゆくものの、悪いアンダーが殺しきれず、思ったように差をつけられない。山頂付近のやや路面が良くなったあたりで若干離せても、完全に見えなく出来ない・・・なんて速さなんだレーサー・・・
バカなのかお前は・・・。
不本意ではあるものの、下りで決着を付けさせてもらう事に。
でもね、5~6秒しかアドバンテージが取れなかったよ・・・もっと圧倒的に引き離してやろうと思ったのに・・・クルマの差を考えたらヲレの負けではないだろうか。
キモイよレーサー・・・
でもイイヤツなんだコイツは・・・。
その周回後全員ピットインと思っていると・・・シンガリを走っていたpon/onが連続周回に出た。
「む、急にヤル気を出してきたな。タイム計っとけよw」
若手の一人が
「・・・そろそろ戻ってくる頃ですが・・・。」
カーーーーーーンッッ!!!!
「三週目だぁ!!!」
すかさず、狙っていたかのようにレーサーがレガシィーのコクピットへダッシュ!
ブォンブォン!!!ドルォォォーーーーーッ!!!!!
「レーサーが行ったぁっ!!!」
「ポンさんが犯されるぞーーー!!!」
もう後は書きたくないです・・・。
そんな中、遂に自走で帰れない者が出てしまった・・・FXマスターのTAKEちゃんBH5。
やるかもなとは思っていたけど・・・早いよタケちゃん。
ゆとりIT世代に多く見られる傾向のひとつだけど、何でもゲーム感覚で怖さがないんだ。
この周回では、S2の放課後が追いきれないプッシュを見せた。
放課後のS2はホーム一軍機が怖れるポテンシャルを既に身につけている猛者だ。
遅いハズが無いのだが・・・峠3回目のレガシィーがちぎった。
いくらウェットで4駆ターボとはいえ、なかなかひっくり返るもんじゃない。
しかし、その奇跡のハイペースは最期まで持つことはなかった・・・。
これが峠と言うところである。
これはもう判っている事だった。
しかし、これは自分で判らなければどうにもならないこと。
今日はもうやめとけと抑えても、来週やるだけだろう。
この避けがたいジレンマを自分で克服することから、走りが始まるのかもしれない。
話だけ聞いているとTAKEちゃんは経済的には困っていないかもしれない。
けれど・・・金銭的な勘定だけでは計算しきれない総合力が必要になるのが、走るということなんだ。
勿論クルマを維持してゆく最低限の経済力は必要だけど、必要なドライビングテクニックも学ばなければいけない、それらを安定させるメンタルの強さも必要だ。
責任も多い。
それは人命に対するリスクかもしれないし、崩せないプライドかもしれないし、単なるメンツかもしれない・・・お金を掛けられないから壊せないってヤツも当然いっぱいいるハズだ。
守りと攻め。
この二つのバランスをシチェーションに合わせて、勝てそうなところでとる。
破綻しないところでやめる。
こういう戦略にクレバーなヤツが生き残るんだ。
それが大人の走り屋だ。
クルマ壊して幾らの損と電卓を弾く前に、
こういった走りの機微や精神を今回学べたかどうか。
ソコが大事だぜ。
ま、ちょっとトラブルはあったけれど、楽しく走れたね。
お腹いっぱいだよ。

怪我人がいなければみんな無事、みんなお疲れ様。