
まだシーズンも中盤というのに、
エキスパートクラスが、大小含めるとほぼ全員が受傷。
つるんで本気で走ると、どうしようもなく難しくなる世界なんだ。
どうしても他の選手(w)のペースに引っ張られてしまうし、負けん気も出る。
「絶対ちぎってやる」みたいなね。
ダメなんだそういうのw
只でさえ、クルマも違う、仕様も違う、
タイヤも違えばスキルもモチベーションも違う訳で・・・イコールコンディションなんて限りなくどこにも無いwww
そんな中、雪の上で前と後ろとの差を見ながら限界プッシュを見せるだなんて・・・
刺すさ、誰だってw
前々シーズン辺りからだけどね、一気に複数台の一軍機と迎合し、みんなで走ることが多くなった。
自分のペースでまったり走ることはなくなり、それはまるで雪山全日本選手権のようになってしまった訳だ。
まぁ・・・クネと2台で走ってた頃から、まったりは既に無かったが・・・
別に勝っても負けてもいい相手なんで、プレッシャーも無かったからね。
背負うものもないし無いし・・・刺すほどやりすぎることも無かった。
だけどまぁ、ココに来て雪山全日本選手権なワケだから・・・
どうすればもっとイケるのか、
やれフロントデフだ、やれタイヤ新品だ、やれクルマ入れ替えだw
その効果を100%引き出して最大の効果を!
もっとなのか、まだ足りねーのか!
雪山なのに3速がレブる・・・
ま、その代償を着実に支払う事にはなってるみたいです。
安牌エースのクネも、今回はフェンダー献上。
中古フェンダーを塗りなおして交換に。
外装部品の交換は、テールランプなどの小物を除いて初めてだぬ。
色々言い訳してるみたいだけどカウントはカウントだ。
誰だってやっちゃう時は何でもない油断をしている時なのさ。
完璧100%集中している時に刺すようなら、もう守る方法が無いんで・・・
やめたほうがよいwww
卍切って縁石に激突したレーサーのレガシィーも、予想以上に酷かった。
酷くしてしまった・・・が正解か。
最後はハブフランジは折れ、アクスルナットは脱落していました。
要するにタイヤは取れちゃっていたのだ。
キャリパーでローターを咥えて外れないように押さえていただけで、
ホイールは完全にどことも繋がっていなかったのだw
当然ナックルまわりはほぼ全部ダメ。
トレーリングリンクと一体のナックルアームは交換、STIのピロラテラルリンクも交換、ドライブシャフトはネジ山損傷で交換。
社外大径ローターを移植する為の、キャリパーオフセットブラケットや、加工バックプレートなどを中古ナックルで組み直して、内側がガリガリになったキャリパーも、なんとか使える状態までリペア。
ブレーキパッドもローターも深い切削傷が残りますが、とりあえず再使用。
インナーシューのパーキングブレーキ機構分解も、地味で面倒な整備の一つだよ。
こんなとこ曲がるかぁ・・・鋳鉄で頑丈なのに。
とりあえずドラシャアウトは想定外だったので、仮組みにして今回は終了。
なんだよ・・・レーサーの見積りじゃ、三度手間ぢゃないかw
最初は自分が同行して部品現地交換に、自走帰宅を・・・とか頼まれそうだったけど、
ローダーで持って帰ってこさせて正解だったよ。
そもそも乾いたところのない雪山の麓でリヤサスのオーバーホールとか・・・現実的ではないからね。
自分チならゆっくり直せるだろ~。
兎にも角にもシーズンも下半期に突入。
マトモな雪も降り始めて、コンディションは良くなる一方だから、
ちゃんとした雪壁バリアのあるコースで、
安全運転でブッ飛ばそうね^^

Posted at 2012/01/31 01:45:50 | |
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