
HIKO君の34GT-R、何だかんだちょいちょいやってる雰囲気があるけど、この車もウチのイプ太郎同様平成10年車。
どれだけ頑丈なスカイラインGT-Rだと言ったって、あちこちへこたれ出す時期に来ている。
特別な機関不具合という訳ではないんだけど、あちこちオイル漏れが酷くなってきているようだ。
まず一番酷いのが、前回のドラシャブーツ交換時に発覚したステアリングラックからのオイル漏れ。
これもパッと見判らないのだが、ラックエンドのオイルシールの劣化らしく、ラックブーツの中でオイルが漏れている。
そのうち一杯になりブーツの端から噴き出してくるって状況だ。

GT-Rは、すべての作業が面倒だ。
車体の重さは半端ではなく、1.5tのフロアジャッキではシリンダーがはち切れそうな怖さがある。ウマをかけるにも適切なジャッキポイントが少なく、かなり気を遣う。
下回りをやるには、何をするにもリップと一体のディフューザーカバーを外さないといけないし・・すべてがデカくて重くて、しかもぎっちり詰まっていて作業性が悪いので、とにかく外す部品が多い。
非常に重厚な機械の塊なのである。
その他のオイル漏れも一緒に確認しておこう。

まず、エアコンのコンプレッサーからオイルがにじんでいる。
エアコンガスと一緒に回っているコンプレッサーオイルなので、当然ガスも微量ながら漏れているはずだ。
見た所、高圧配管の接続あたりから雫が来てるので、ここのOリングはダメでしょうね。
配管は外さないといけないので、ガスは入れ替えになります。

あとは、フロントデフ廻りに沢っていたオイルはどうやらエンジンオイル。
真上のオイルクーラー取り出しのサンドイッチブロックからのようです。
パーツクリーナーで掃除されちゃったので元が判りにくくなってしまいましたが、フィッティングか、ブロックのOリングでしょう。
Oリングっぽいな。
とりあえずこの辺はひとつひとつ簡単ではないので、
状況見ながら順次やっていくことにしよう。
とにかく本丸はステアリングギヤボックスだ。

ちょっと見た感じ直ぐ外れそうだけど、助手席側のエキパイの遮熱版がどういう取り回しなのか邪魔でしょうがない。
どうも左側のキャップと一体構造の様なんだけど、
何処にどう止まってるのか見えづらい。
どうも、メンバーの真上で一ヶ所ネジ留めみたいなんだけど、どうやって外すねん・・・

とりあえず、固定のボルト関係を全部外してぶらぶらになった辺りで配管のユニオンを外してオイルを落とします。
キャップの遮熱版は、メンバー上面の前の方からM6のラチェットメガネでようやく外れました。

漸く外れたステアリングギヤボックス。
GT-Rはタマ数が少ないので完成品のリビルトが出回っておらず、ジャパンリビルトでのみ現物の持ち込み修理が可能という状況でした。
2万くらいでやってくれるそうなので、
リペアキットでOHするリスクと手間を負う必要は全くないね。餅は餅屋にやってもらいましょうw
なんか、手を付けて進まない車が溜まってきた・・・
Posted at 2016/01/10 02:12:11 | |
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