
結局80㏄用のVM18を使う事にしました。
オークションで軽く競ったものの、4.000円程度で落札。
タマが少ないせいか鬼のように跳ねてる場合があって、ビビッてたんだけど・・
5.000円で突っ込んで放って置いたら落ちてましたw
ウチに連れて来た時からキャブレターが不調だった。
全分解して消耗パーツを全て換えてもアイドリングがおかしかった。
アイドルスクリューを全開まで締め込んでも、ぎりぎりアイドリング出来るかどうか程度の空気量。
信号待ちではやや開けてないと止まる時がある。
スクリューが減ってるのかと思ってチェックしてみても、ちゃんとバルブを押し上げてる。
上がり過ぎてる位だ。
パイロットジェットやメインジェット、ニードルが換えてあって濃すぎるのかと思って全て純正新品で交換してみたけど、そもそも来たジェットの番手が一緒、ニードルは廃盤w
何度もフロート調整をしたり、ニードルを上げたり下げたりしてみるものの、改善されることはなかった。
もう何だかよく判らないので、諦めてワイヤーで引っ張って無理やりアイドリングを上げて乗ってました。。。

50㏄用のVM16と80㏄用のVM18の比較。
左がVM18。
大きさも一緒で外観上の違いは確認できない。
吸入口径も一緒なので、純正のエアクリーナーがそのまま装着できるのはいい!

こうして見てみるとスロットルバルブが若干違う気がするが、打刻の数字などは一緒。
VM16側は目一杯スクリューを締め込んでいたので打点がかなり内側である。
あとは兎に角、唯一部品交換出来なかったニードルの太さが違う。
違い過ぎる。
VM16についていたものは 3DJ4 とあり、
VM18のものは 3FL17 とありましたが符号の意味は判らず・・・

写真はVM18を運用前に分解清掃したときの物です。
特に欠品や改造、不具合はありませんでしたが・・・
ある事に気付きます。

80の物は、メインジェットが#77.5というものでした。
50の標準が#90なのに対して随分小さい番手ですが、間違いなくこれが標準なようです。
排気量が大きいほど大きい番手が付くものだと思っていたので、???な感じです。
恐らく、排気量が大きい方が吸入流速が速いので大きな負圧が発生する為、番手が小さくても吸い出される燃料が多くなるという事なのでしょう。
VM18ではベンチュリー口径が2ミリ大きくなっていますので負圧もトントンになるのでは?
とも思いましたが、パイロットジェットはきちんと#20→#30にサイズアップされている事と、レイノルズ数の関係で正比例ではないのでしょうね。
流体は奥が深いなぁ・・・
と言う事は!
小排気量にVM18をそのまま流用すると、低負圧の為に燃料が薄くなって焼き付きやすくなるのかも知れない。
まぁ、排気量的には80㏄寄りにはなってるんでどうなんでしょうね。
単純に真ん中取って#85とかにしておいた方がいいのかも。
流石にツルシでポンという訳にはいかないか~

買っておいてよかったぁ~。
取り敢えず、キャブレターは無事流用完了。
もう少し慣らしをしたいので、やや濃い目でセッティングしておきます。
何の問題もなくアイドリング調整を出来るようになりました。
今までの苦労は何だったんだろう・・・
しかし、やはりと言うか・・キャブレターだけ大きくしてもパワーアップという感じにはなりませんね。
出て行かないものは入っても行かないんでしょう。
やはり2ストは排気が8割と言いますね・・・
チャンバー欲しいなぁ・・・
その前にアレを付けないと!
Posted at 2017/03/23 02:49:04 | |
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