そろそろ色々出来るかな。
溜まってきています^^;
さて・・・盆休み前になりますが、久々にクネ太郎よりSOS要請が。
自分も盆休み前は色々と帰省の準備があるので、
前もって都合がつかないよと伝えてはあるんだけど、
それでもというのは緊急事態です。
「法事で海老名に来てるんだけど、変な臭いがしてエアコンが利かなくなった。」
「ベルトが切れたのか? 2年以内に換えてる筈だからベルトの劣化が原因じゃないな・・・。」
「ベルトは切れてるけど、コロコロもグズグズになってる。」
「張り調整のアイドラが逝かれたか。エアコンだけはベルトが独立してるから帰っては来れっだろ。」
「明日から夏休みなのにクルマのエアコンがつかえないのは厳しい・・・」
「・・・。」
「今日何時になっても構わないので来て欲しい・・・」
「・・・急いで部品を問い合わせろ。アイドラーとベルト2本な、その辺の部品なら在庫してるだろ。」
「Dに直行します。」
「アイドラー不良であることを祈れ。コンプレッサーのスティックだったら盆前にはもう直らんよ。」
みたいなやり取りをしてたのが4日の土曜日。
翌日から有給取って、世間より一週早い夏休みを取得していたようだ。
直前で旅行を画策してHISに駆け込んでみたが、海外国内共にとんでもない金額を提示され、意気消沈して帰ってきたところにクルマのエアコンまで壊れたという按配である。
全国あちこちで気温が38度だ39度だを連発していた頃だったので、流石にエアコンのないクルマでは出掛けられない。
電車で出掛けた方がマシであるw
しかし、今年はクルマのエアコントラブルが多いね。
実際はトラブってるというか、あまりにも暑すぎてエアコンは完調だけど効きが追い付いていないというパターンも多いんだけど、ガス圧が上がり過ぎてフェイルセーフカットが入ってしまう事例もチラホラ。
ガス圧は、気温が上がれば上がる程高圧になってしまう。
今までは問題なく使えていたエアコンが、今まで味わった事のないような暑さの中で異常な高温高圧になりカットが入ってしまう。
停止中のアイドリングで効かなくて、走り出すと冷える・・・というパターンがこれにあたる。
走ってる時はバンバン走行風が当たるし、コンプレッサーも回ってガスがどんどん循環するのでよく冷えてガス圧も落ち着くんだけど、信号待ちや渋滞などで停まってしまうと熱がこもってガス圧が上がり、カットが入ってしまう。
まぁ、要するにアフターでガスチャージしたクルマなんかでのガスの入れ過ぎなんだけど、
やっぱりね、カットさえ入らなければガスは多く入ってる方が冷えるんでなるべく多めに入れてしまうんだよね。
チャージ時に気温がそれ程高くなければ冷媒もいっぱい入ってしまう訳だけど、あんまりギリギリまで入れてしまうと、夏場にこういうことになる。
本当はガス圧をゲージで見ながら決まったガス圧で管理するものなんだけど、古いクルマなんかだとエキスパンションバルブなんかが詰まり気味で安定せず(大してガスを入れていないのに高圧側ばかり上がってしまう)圧だけで管理できないようなクルマも多い。
結果、風に手を当てて冷えを見ながら目一杯入れてやる・・・というスタイルになってしまう。
まぁ、クネGDBは確実にトラブってるので要修理なのだが、問題は原因が何かという事だ。
単にベルトが古くて切れてしまったというだけなら、新しいベルトで張り直せばいいだけだが、最近のVリブドベルトが切れるって話は殆ど聞かない。
交換して最初の3~4年は滑りもしない。
5年くらい使って漸く発進時にキュルキュル滑るようになり、張り直しても直ぐに滑るようになる。
調子に乗ってどんどん張りを強めていくとそこで漸く切れるという事例が発生する訳だが、本来はそういうものではなく、キュルキュルと不快な音を放った時点で要交換である。
普通は切れない。
詰まり、どこかプーリーがロックしてしまっているのである。
話を聞く限り、張り調整用のアイドラープーリーがいけない事になってる様なので十中八九間違いないと思うけど、コンプレッサーのプーリーがロックする事もあるので、これだと大きめの工事になる。
深夜にクネガレに駆けつけてマシンの状態を確認。

やっぱりアイドラーがおかしな事になってる!

ありゃりゃ・・・グズグズ溶けちゃってますね。
これはアイドラーが先に逝きましたね。
ベアリングがロックしてプーリーが回らなくなり、ベルトとの摩擦熱で溶けてしまったという事でしょう。
クネがクラッチが滑ったような変な臭いがしたと言っていたんですがコレの臭いだね。
割と熱に強いファイバー系の材質だからでしょうね。
ドロドロに溶けましたけど^^;

タイベルのカバー側はそれ程被害はないね。
カスがいっぱい飛び散って、エキマニの遮熱板にいっぱい付着してしまったけどこれはもう仕方がない。
ベルト二本とアイドラーが準備してあったんだけど、アイドラーを嵌める中心のフォルダーみたいなのもちょっと溶けてて、これが再利用出来るかギリギリのラインでしたね・・・。
GCだと金属の部品なのでノーマークでしたが、交換すべきでした。
なんとか削ったりして使用可能な状態にし、組み戻せました。

エアコンも問題なく使えるようになり一安心。
しかし、オルタもトラブってるらしく、バッテリー新しいのに数日で上がってしまう模様。
発電はしてるけど停止中に放電してしまう。
これも近日中に交換ですね。
もう15年ですからね、逆に良く持ったほうかな。
翌日も早いのでさっさと帰ります。