
久々に入庫のO君のGVB。
「バンパーのチリやツラがおかしくなって何回リテーナーを交換しても再発してしまうんですが、何とかならないでしょうか。」というご相談でした。
K察官のくせに150キロとか200キロとか出すからエアロに負担が掛かるんだよ・・・。
まぁ、そうは言っても走るクルマがこれじゃちょっとみっともない。
純正のエアロで特に弄ってないので、みんなのGR・GVもなるのかな?
汚いラリーカーとか走り屋のクルマなら気にならないかも知れないレベルだけど、いつもきれいにしてる人ならちょっと許せないのかな。
最近のエアロは空力をよく考えて作ってあるからね、ダウンフォースが凄まじいです。
だったらそれに耐えられるようにしっかり作ってよ、って話です。

兎に角、フェンダーの合わせ目が開いてしまって、挙句には爪が外れて浮いてしまうようです。
GCやGDの頃に比べてフェイスがペラペラに薄く作ってあり、際でしっかり作ってあるリテーナーとホースメントにマスクのように被せる構造の今時のバンパー。
あまり支えが無く空洞が多い下側が肝のようです。
バンパーとリップスポイラーの合わせ目は、センター付近で第一メンバーに足が飛ばしてありますが、樹脂製の貧弱な造りで軽くしなります。
タイヤ両側前方は下側でフェンダーライナーとクリップ接続ですが、ステーの様な物は存在しないので、風圧で大きくしなりそうですね。
バタバタと激しく脈動による振幅があるのか、ライナーの取り付け部分が切れてる部分がありますし、クリップも割れて脱落しています。

バンパーを外して見ると、左側のフェンダーの合わせ目のバンパーの爪は切れてしまっていました。
これが浮きの原因です。

リテーナーは見た感じ割れなどは無さそうですが、全体的に下側に開いてしまっているようです。

交換すれば一時的には元に戻りますが、一回の高速走行やサーキット走行などで簡単に再発しそうです。
これだけでも全部で1万円以上する部品ですので、Dで交換までお願いしたら3万円以上の請求がきそうです。
酷い時はバンパーフェイス自体が交換となるようで、10万円近くの出費となりますね。
構造不良による症例ですが、法定速度以下では発生しない症状なので、Dに文句も言いづらいですね(汗
でも、インプレッサWRXがサーキットくらい走れなくてどうするってトコロですよね。

取り急ぎですが、寸法を取ってバンパー下側を支えるステーを製作しました。

こんな風にね、バンパーとリップスポイラーの境目に共締めして固定します。
アンダーカバーに固定する部分は裏側にワッシャーを併用してフラワーリベットで留めてあるので抜けてしまう事はありません。
ガッチリ固定出来ました。
かと言って強固に造り過ぎていないので、軽いクラッシュ時にフレームを痛める心配はありません。
これでリテーナーの定期交換が無くなるといいですね。
久々に乗ろうとしてクラッチ踏んでスタートスイッチってのが判らなかった(汗
Posted at 2018/10/13 05:51:02 | |
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人のクルマも直します | 日記