「今年は結構イケるんじゃないだろうか。」
年内にこれだけの寒波が訪れるのはここ近年ない事だった。
昨年度はシーズン終わりに誤爆が一回のみ。
2019年もベストには程遠いコンディションで一回、2018年も2017年も2016年も、前半にチャンスが無く、シーズン後半で漸く一回こっきりづつ。
ノリぺい君がまだアルテッツァに乗っていた頃くらいを最後にここ4~5年程まともに出撃出来ないような冬が続いた。
兎に角近場で降らない。
そりゃあ片道3時間位かけて山脈よりも日本海側に行けば、降ってない事も無い。
けれど、我々のように首都圏のスノードライバーにとっては、週末と、近県での降雪する雨雲のオーバーラップが出動の最低条件である。
自分だって毎週毎週出撃準備できる訳もなく・・・
只でさえ忙殺され自由な時間などない日々の中で、この週だったら!
という週末に、しっかり合わせてくれるような都合の良い雨雲がすっかり減った・・・というハナシである。
10年くらい前のブログを読み返すと判るが、毎週末のように寒波と雨雲が到来し、千載一遇一期一会とばかりに出撃した為、遠征費用にも窮する程であった。
そんな日々を、目を細めて懐かしんでしまう程に雪は降らなくなった。
ここ5年ほどで、自分の愛機は別にGC8でなくともよいのではないか。
そんなふうに思う程であった。
エンジンで走り、風になりたいならクルマがバイクに絶対に勝てないように、
クルマの運転そのものを純粋に楽しみたいなら、4WDターボなどよりNAのFRマシンであると断言する。
ここは、16年間もインプレッサに乗ってきたがひっくり返らない。
絶対的な「速さ」と「安定感」を追求するが故に、かなり多くの大切なものを犠牲にしているからだ。
初めからその多くの「犠牲」を良しとしていなかったから、AE86を降りてGC8に乗り換えた時にひとつの終わりを感じていた。
先ほども例に出したが・・同じ四輪車でありながら、バイク一本だった野郎がクルマに乗り換えた位の違いである。
約20年前になるが、ヲレはAE86で走ることに命を賭すようなバカだった。
全身の産毛の全てがマシンの咆哮に共鳴し、身体の全神経がクルマの隅々まで延長したようなシンクロニズムを感じていた。
このクルマなら何でも出来るんじゃないかと思う程に。
それが、命をすり減らすような峠アタッカーとしての第一線を退き、物事の優先順位を人や生活といった常識的な基準に合わせ直したことをきっかけに、4ドアの便利なクルマへと選んだのがインプレッサだった。
だ い は大人になってしまったのである。
(遅せえよ!)
インプレッサは、乗り方によってはあの頃の真似事が出来る唯一の4WDセダンだったのだ。
この話は長くなるのでこの辺にしておくが、インプレッサは・・
雪に於いてのみ、AE86の頃で走っていたあの感じに肉迫する事が出来た。
まぁ、子供も小さいのでね、まだ快適なファミリーカーを手放す訳にはいかないんだけどね、妻のクルマもエブリイに替えたりと、軽ながらも広くて遠乗り出来るようなクルマにしたりして、環境整備をやり直している。
どうしてもインプレッサでないといけないという訳でもなくなってきたのだ。
雪で走れないなら、4WDターボでなくとも良いと常々思っている。
普段乗りと夏山だけなら、今のハチロクやBRZで充分だ。
充分と言うか、そっちの方が楽しいし、何ならそっちの方が速いかも知れない。
4年も5年もまともに雪走りの機会がないなら、
大変な思いをしてまで、古いスバルを維持するのは割に合わないではないか。
燃費は悪いし、壊れるし、部品は出なくなるしで、
幾らお金が掛かってでも維持しようなんて思ってはいないのだ。
元々好きでも何でもない4WDターボ。
その軍勢の中で、唯一悪くないと思ったのがインプレッサだっただけだ。
ヲレのスバル愛などそんなもんである。
まぁ今すぐじゃないけどね・・温暖化かなんかで関東での雪が本当に無くなったら、4WDターボは引退します。
FR乗るよ、ハチロクか何かw
でも、なんか今年は降りそうだね。
12月半ばから関越が雪で埋まるし、秋田もえらい事になっている。
今年はコロナのせいで湯沢には帰らないんですが、あっちでさえももう十何年ぶりか位の雪だって。
ちゃんと準備しとこう。

去年あたりから、冬はVリミの純正ショックに交換する事にした。
貰い物だが、ややヘタったダンパーとノーマルスプリングが雪に丁度いい。
ついでにクスコのスタビライザーも純正品に戻し、伸びる足にします。
まぁ、正直ショックはどっちでも大して変わらないんだけど、低μ路ではスタビは絶対に軟らかい方がいいね。
無くてもいいくらいw
やむを得ず糞スタッドレスで走ってた時なんかは何とか食わせる為にリヤのスタビを無効化していましたよ。

ついでに下回りチェックを入念にして、過酷な遠征に備えます。
オイルや水の量なんかを確認するのも基本ですね。
真夜中の雪山で改修作業とか本当に嫌!(経験あり)
下らないトラブルは、大概未然に防ぐことが出来るものです。

そういう事もあって、パワステオイルクーラーの配管が一本だけ有り合わせの灯油ホース(以前出先でパワステクーラー配管の腐りで漏油したので、近くのホムセンで購入した灯油機器用だった)だったにも関わらず3年程使ってしまったので、きちんとしたホースへ交換したかった。
まぁ、灯油ホースも燃料用だから強いとは思うけど、耐圧ではないだろうしね。
触ると少しふやけたような感じで付けた時よりブヨブヨになっている。
トライドンで留めてる所もブカブカだからか結構締めても滲んでるし、時間の問題だった。

ブリジストンだか横浜だかの、割とちゃんとした耐油耐圧のホースを準備。
物太郎で買ったら安かったよ。
メーター1000円くらいかな、3メートル準備。

内径8だときつかったけど・・・この手の高圧配管はこの位でいいのかな。
因みに、このクーラーコア、古いセンチュリーの純正ATFクーラーの流用なんだけど、結構効きますね。
激し目のロックトゥロックの繰り返しでも上から噴かなくなったよ。
やっぱり結構油温が上がってるからなんだね。
これで追加クーラー関係の配管の不安要素は全て解消したかな。

れんが
「まだ終わんないの~?」とちょっかいを出しに来ましたが・・・
まだ終わらないんだよ・・・これからLSDもやらないといけない。
取り敢えずおやつを準備しに一度帰って、小僧ふたりを黙らせます。
妻が仕事だったんでね・・・作業の途中でも昼飯準備しに帰って、ゲームの設定しに帰って、晩飯の買い物に途中で出掛けて、合間合間で何とか作業を終わらせたら最後にヲレとチビ含めた3人のカット(髪のね)の予約をしているので連れて行かないといけない。
よくこんな中で作業が進むなと思う。
さて、
去年効きすぎだったイニシャルトルクを落とし、スプリングを減らしてカムの作用レスポンスを上げようと再調整を行ってみたんですが、逆にレスポンスが良くなり過ぎて、低速での僅かなアクセル操作でもフルロックしてしまうようなナーバスな特性になってしまった。
車庫入れでも夏タイヤを引きずってしまう・・・。
攻めてる時は凄く扱いやすいんだけどね、その前のセッティング同様スタッドレスのリヤだけが街乗りでボロボロになってしまう。。
やはりイニシャルはもう少し落とした方が良さそうだという事と、スプリングは4枚が一番扱いやすいと結論付けて再調整と致します。
こういうのは本当、トライ&エラーだなぁ。。

ショック交換ついでにラテリンのボルトを抜いて、ナックルごとリヤのドライブシャフトを引っこ抜きます。

なんかもう、毎年バラシてる気がするな。。
純正機械式はスイートスポットが狭いから、おいしい所になかなか辿り付かないし、無いものねだりっていうか・・・弱く組んで乗ってると強めたくなるし、強めると普段が乗り辛くて緩めたくなるし、なんか行ったり来たりしてる気がする。
やっぱり真ん中取っとくか・・・(社外買えよw)

気温ひと桁台だったこの週末。
140番のオイルが全然落ちてこないな・・・
今晩も降りそうだけど、今日は疲れてそれどころじゃないだろうな・・・。

FP 1.80 →
SP 1.70
SD 1.70
FP 1.70
FD 1.90
FP 1.80 →
FP 1.70
FD 1.70
FD 1.70
FP 1.80 →
SP 1.70
FD 1.90
FP 1.70
SD 1.70
FP 1.80
TOTAL 21.2 →
20.9
今回はアシンメトリ構成。
1.8ミリのフリクションプレート二枚を1.7のスプリングプレートに置き換えて、1.8のフリクションプレートを一枚だけ1.7に入れ換えました。
結局プレートディスク完全交互組み付けの、合計20.9ミリスプリング4枚仕様に落ち着きました。(元通りじゃねえかw)
一番長く使っていた仕様です。
そもそもそれ程不満があった訳ではないのに、結果的にドラシャ原因だった異音の探索でのついでOHでやり過ぎたんだったな。
雪上じゃ、LSDなんてどんなに緩く組んだって殆どロックだし、
当分これでいいよなw
漸く終わっ・・・てないんだよ、年内まだエブリイのエンジンがあるんだよ。
死ぬ~。
寒波が来る前にエブ子ちゃんも終わらせないと!