
先日、日中降り続いた雨が上がり、
夕方に下の子を保育園まで迎えに行くと、大きな虹が出てました。
そのあと上の子を学童保育クラブまで迎えに行くと、しとどに濡れた校庭は夕焼け色に染まっていました。
vermilion.

子供達は、虹に夕焼けに「きれいだねお父さん」と目を輝かせていました。
こういう日々の繰り返しの中にある自然の美しさに、きちんと立ち止まってくれる感性がある事が単純に嬉しい。
そして早いもので、もうあの日から10年。
10年も経ってしまったか。
前後のブログなどを見てみると、やってる事は今と大差ありませんが、
結婚した直後だったし、まだチビ達も生まれていませんでしたね。
輪番停電にガソリンスタンドの行列、トイレットペーパーの買い占めとか・・・色々ありましたね。
「忘れては駄目だよ」と言わんばかりに最近も大きめの地震があったばかりだし、未だに避難生活を余儀なくされている人たちが居る。
まだまだ全然終わった話ではないんだね。
翌年にはクネのGDBで津波被害のあった東北沿岸部を訪れている。
あの頃もコロナとは違うけれど、自粛自粛と騒いでいて動きづらかった。
それでも、僕らにも何か出来ることは無いかと考えた時に、リアルなルポルタージュとして残し発信することが良いのではないかという思いによる旅行だった。
「物見遊山は帰れ」という冷たい視線を向けられることもあり、心苦しかったり、カメラを向けることを憚られるシーンも多かったのを憶えている。
震災1年後の訪問であったが、
それでも、筆舌に尽くしがたい凄絶な現場を目撃することとなった。

呆然としているクネ太郎。
荒浜からスタートした僕たちは荒涼とした風景を前にして、慟哭を押さえることが出来なかった。

この年は遅い春で、ちょうど満開の美しい桜を追いながら、復興の礎を垣間見られればいいと考えていたんだけど、そう簡単ではなかった。

かなり勇気のいる投稿だったんですが、
ブログを上げたあと、「来てもらって良かった!」とか「次来るときは案内させてください」とか、多くの励ましのコメントに助けられました。
震災から10年目か、あの旅から10年後か・・・
節目での再訪を考えていましたが、今年はコロナの事があるから断念。
来年になるかな。
全く同じルートをまたクネのGDBで辿ってみたい。
見かけたら声をかけてよね^^
さらにもう10年乗ろう計画をしないとか?
Posted at 2021/03/18 04:57:43 | |
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