「熱いタイヤ買ったらしいすね!ちょっと走りにいきませんか?」
ヲレがタイヤ買ったぞなんて言うと、モエビでブラックバス釣るくらい簡単に食いついてくるレーサーw。
先週あたりも、新品タイヤを入れたばかりのクネ太郎と一発行ったようだ。
こちらも望むところだったんで、二つ返事でOKしたものの、レーサーと走るという事は、エンジンにしろ足回りにしろ、クルマが運動性能の限界に到達するという事である。
不安要素を残しておくと必ずそこがトラブルになる。
充分に点検と対策をしておこう。

段差などでちょっと深くストロークをすると、耳にチョンと当たる時があったリヤフェンダー。
バコバコ叩いてしっかり対策しておきます。
耳はしっかり180度折り返し、割れた所はペーパーを当てて刷毛塗り。
チッピングコート処理。

リヤフェンダー内は大型パネルの繋ぎ目が多いんですが、シーラーも痩せてひび割れてきているので、ついでにシーリングをやり直しておきます。
ボディーシーラーを指で撫でつけて押し込みます。
耳折りついでの簡単なボディーメンテナンス。
こういう気遣いが長く乗る秘訣である。
あとは、フロントフェンダーのバンパーの継ぎ目辺りに、簡単なステーを飛ばして突っ張らせ、気持ち(8ミリ程度)フェンダーを押し出します。
アーチ部分も、歪まない程度にグイグイと外側に引っ張って全体的に拡幅させます。
頑張れば、アーチのトップ部分で5~6ミリは広がると思います。
元々グイグイはやってありましたが、ダメ押しのもうひと引っ張りですw
フェンダーライナーなどは当たる所があっても勝手に削れて無くなるだけなので、気にしないで放っておきます。
金属部分が当たらなければ、大した音はしないので。

レーサーはハチロクで来ると言うんで、コーナー勝負のスタビ最強に。
トータルバランスは悪くなるんだけどね、極低速セクションが多いステージでは入り口でパキンと向きが変わるセッティングの方が速い(気がする)。
あとは、オイルが少ないとメタルブローの原因となるので、フルレベルにあるかどうか確認し、LLCの量も確認。
この位やっておけばいいでしょう。
油温は多分120℃に達するので一発で終わります。
戻ったら交換でいいかな。
さて、夕方にちょこっとお仕事がありましたが、
サクッと済ませてそのまま合流。
クズの頂点が久々集結。
どうしよう・・・疼いてきやがった。
ホント・・・マッターホルンの天辺クラスのクソヤローなのに全員妻子持ちっていう・・・。
それにしても車高タケーなヲレのGC8w
この3人だけで集まるのいったい何年ぶりなんだろう・・・。
外出すら憚られるこんなご時世なんでね、この人数が限界かな?
高速でサクッと行ってサクッと帰ってこよう。

もう何なのって位速いね・・・レーサーのハチロク。
このハチロクは左ハンドルで、本物のサイオンなんだよ。
ま、中身は全く一緒なんでパワーがあるとかじゃないんだけどね、乗り手がバカ・・じゃなかったバケモノなんでね・・・
登りでトントン下りで最後の方ジリジリ離されるっていう・・・(タイヤは持ったけど、エンジンが熱ダレでパワーダウン感もあったが・・・)
まぁ、何だつったって相手はハチロクですからね、インプレッサで挑んでトントンじゃ負けなんで全く話になりません。
前後入れ替えてもう一本行くかぁ・・・で、レーサーがぼそり。
「だいさん。もう絶対にコッチの方が速いんで、無理してやり過ぎないでください。」
「・・大丈夫だよ、この齢になると出来ない事は絶対に出来ないんだから。」
まぁ・・心配してくれてるんだろうけど、
何があったって冷静さを欠くことは無いし、何百回走ったって絶対にクラッシュしないくらい自分の限界を護り切っちゃってるんだからね・・・。
クルマの限界の方が先ですね。
そして先行で走り出す。
多分、過去で一番速く走ったと思う。(当社比)
タイヤが破綻しないので、無尽蔵にペースは上がっていく。
のに、のにのに。
ハチロクはなかなか見えなくならない。
登りはパワーが活かせそうな区間ではやや離せるけど、極低速が続くとそのアドバンテージが帳消しになる。
タイヤ外径が一回り大きくなってしまった事もあるのかな、2速ドンピシャだったコーナーがパワーバンドから外れてるな。
立ち遅れてるあいだに、追いつかれてしまいます。
かと言って、なかなか一速に入れる気にはならないからなぁ・・・。
大きめに振ってドリフトで半クラ効果を狙っていったんだけど、グリップが戻るのが早いのでそんなにです。。
終始DCCDも弄らずフリーで走行。
もう少し前を引っ張らせれば良かったかな???
とか色々考えましたが・・・現役のFRチャンピオンを相手に色々やってもひっくり返せる所までは行かないのでこの辺で・・・ww
(フロント引っ張らせてハンドルコジると一瞬でタイヤ無くなるんでw)
まぁ、年に数回しか走っていないおぢさんにとってはこの辺が限界ですw
満足満足。
レーサーはまだヲレたちなんかより一回り以上も若いんでね、
このまま世界まで突っ走ってもらえたら、一緒に走ってきた仲間としては鼻が高いよね。
頑張れ頑張れ。

ヲレもナンカンのAR-1という安いアジアンシリーズの奴で一番食いそうなタイヤ(一番安いタイヤw)を珍しく履いてきていたんだけど、レーサーは更にズルいタイヤを履いてましたね・・・ディレッツァ94Rだって。
全開走行40㎞しか持たないタイヤだってよwww
新品タイヤで過去イチの仕上がりだったハズのクネだったが、
「あんな走りに付いていけるか」と、開き直りで終始しんがりを守り、
「超えない」走りを守り切っていました。
レーサー曰く
「クネさんも前より速くなってましたね。」
いつ比だよ、余計なお世話だろww

あとは誰もいない道の駅で、適当に管巻いて撤収。
何とかクルマも持ちこたえたし、久々に楽しく走れたな~と
思っていると・・・

何かブースト掛かんねーな。。
アクセルベタ踏みなのに加速していかない。
ブーストが掛からない以外は絶好調、
フェイルセーフ的なリタード感も無いな。
何だろう・・・
配管が抜けたか?
無事家路に着くものの、エンジン停止時にある事に気付く。
ボールベアリングタービンのキュイー・・・ンという惰性音が全くしない。
タービン本体か。

翌日点検してインタークーラーを外すと、エンジンオイルがドロリ。

こりゃ酷いなぁ・・・。
ここ数年ブースト掛けた時のオイルの減りが極端に悪かったのはやはりタービンのせいだったのかも知れないなぁ・・・
ボールベアリングは耐久性があるからなかなかブローには至らなかったのか。
ここの所イマイチパワー感が無いというか、タレやすくなる感じがあったのはタービン寿命の予兆だったのかもな。
でもまぁ、今まで一度もタービン換えたことないんで、24万キロも持ったんだよね。。。
逆に今まで良く持ったね・・・お前も頑張ったよ。

一応フロントパイプを外してみました。
ブッ飛んでるかと思ったタービンホイールそのものは残っていましたが、ガッチリ固着して1ミリも動きません。
ベアリングブッ飛んだか・・・。
タービン全損かも。。
VF24か、もしくはVF28を持て余している方が居ましたら、誰かご提供を~!
Posted at 2021/05/05 00:59:24 | |
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