
少しづつ気になる所を作り直しているホーネット。
バーハンドルに戻し、バックステップの調整を前寄りにしたりしてかなりポジションは好みの感じになってきた。
ミラーも何だか似合わないトゲトゲしたのが付いてたんで、ショートタイプのスクエアに交換し、見やすさとすり抜けのし易さを獲得。
あと気になるのは、タンクの僅かな凹みと、自家塗装がイマイチのフェンダーとリヤカウルくらいかな。
クルマの見た目はそれ程気にしてはいないのだが、単車に関しては、見た目が非常に大事だと思っている。
これもまぁ、とても主観的な部分ではありつつも、洋服とかと一緒でダサいのは嫌なのだ。
自身の美的感覚(自己満足)が如何に客観的に評価されるか、という部分で非常に試される部分である。
ま、他人が他人のバイクなんて大して見ちゃいない、なんて事くらいはヲレだって充分判ってはいるが、ヲレが見ているくらいには他人だって見ているだろうとは思っている。
そんな程度の意識レベルの中にあっても、すれ違っただけの奴にダセーバイクだなとは決して思われたくないではないか。
お金こそ掛けるつもりはないが、ひとつひとつの部品を自分のセンスで選び仕上げていくオートバイというものは、自分の美意識の分身のようなもの。
バイクを馬鹿にされるということは、自分の半身を馬鹿にされるようなものなので、仕上げ方には細心の注意が必要である。
そんな風に思っていると、タンクのちょっとしたエクボなんかもとても気になってしまうのだ。
扉の写真はタンクから燃料を抜いている所。
負圧コックなので、注射器でバキュームして燃料を落としています。

綺麗なタンクなんだけどね、セパハンのバーエンドが届いた跡がある。
軽く転んじゃったんだろうね。

旧くて汚いタンクパッドを剥がしたら、塗装まで剥がれましたw
左ほどではないが、右にも小さなエクボがあるし、よく見ると膝が当たる辺りにも凹みがある。
全部板金して綺麗にします。

タンクの凹みは、パテ盛るだけじゃイマイチだったので、ワッシャー溶着機で引っ張り出したんですが、しっかり溶着し過ぎてブチ切れた時に穴が開いてしまいました・・・タンクって案外鉄板薄いんだな。
アーク溶接機じゃ穴が広がるだけな気がしたので、半田で補修w
その上からアルミベースのエポキシパテで曲線を復元し、ポリパテで仕上げました。
テールカウルは社外品で、純正タンデムグリップの取り付け穴を埋めた痕が上手く埋められていないのと、缶スプレーの自家塗装が汚かったので、タンクと一緒に板金して塗り直します。

発電機やらコンプレッサーを担いで裏山の空き地へ、部品を塗装します。
少し趣の違うシルバーにする積りなのですが、スリーコートなのでまずはベースのブラックを塗装し、乾かしてから意匠のマスキングを施し、再びメタルシルバーを塗付。
再び乾くのを待ってマスキングを剥がし、ホンダのデカルを貼ってからクリヤー塗装という手間のかかる工程となります。

意匠のマスキングというのは黒のストライプを入れたかったというもので、フロントフェンダーからタンク、リヤカウルまで通しでマスキングをし、その上からシルバーを塗装。
クリヤーを入れる前にデカルを貼るのは剥がれや劣化防止の為。
クルマと違って塗るものが小さくていいやね。

買ったときにはチェーンカバーというものが付いていなくて、まぁ、無い方がカッコいいというような理由で外されたのかなとは思いますが、実際危ないですし、チェーン注油後に飛び散ったりするんでね・・・中古で買って、無難にガンメタリックに塗装して付けました。

タンクなんかと一緒に汚かったメーターフードもブラックに塗装し、艶を出すためにクリヤーを入れました。

行程が掛かるタンクなどが終わるまでの間、お気に入りのダブルアールズのマフラーを磨いておこう。
アルミ素地の部品は、手間を掛ければ鏡面にまで磨けるからね。

サンダーと電動ポリッシャーで一気に磨くので、1時間程度頑張ればこの輝きw
まるで新品だなおい!(新品が鏡面かは知らないが)

新品ステッカーを取り寄せて貼り直しました。
元々は大きめのステッカーでしたが、小さい方に変えました。

3:1のクリヤーは乾きが遅いので、一週間ほどしっかり乾かしてから車体に組み付け。
メタル調のシルバーは陰影が深く、元々立体的なホーネットのタンクは殊更迫力が増しました。
メカメカチックにしたかったので、思惑通りですね。

マジかよ・・・カッコいいなヲレのホーネット・・・w
あとは万が一の保険と見た目のカスタマイズ、エンジンを犠牲にした独自技術バックボーンフレームの弱い所を補うべくサブフレーム付きエンジンスラッシュガードの取り付け。

ただまぁ、ブランド品は3万円も4万円もするので、バッタもんの7千円シリーズみたいな奴ですww
しっかりは作ってありますが、安物なんで若干合わなかったり、取り付けのボルトがそもそも付属してなかったりと下準備は必要な代物。
仮合わせをしてどういったボルトが必要か計測し、合わない部分は曲げたり削ったりして一発で取り付け出来る様にしておきます。
思ったよりは小加工で付きましたw
メッキなのでそのままでもいいですが、教習車感が出そうなのと、安いメッキなんてどうせすぐ錆びてくるだろうと思ったので、コイツも塗装しちゃいます。

エンジン周りと同化するようなシルバーで塗装。
乾くまで放っておいて、後日取り付けでもいいのですが、丁度空いている午後の時間に取付したい・・・。
ので、30分程軒先で乾かしたら、未だに仕舞っていないかったコタツの中で2時間ほど強制乾燥。

午後には取り付けしました。

ボルトなども事前に準備しておいたので、一発取り付け。
危惧していた教習車感は塗装色のお陰か全くなく、タンクに比べて少しシュッとし過ぎていたエンジン周りのボリュームがさり気なく増したような雰囲気。
外観的にはだいぶ仕上がってきたな、ヲレの骨子ちゃん。
欲を言えば、ライディングポジションと言うか、ハンドルがもう少し手前かアップタイプだとベストな気がする。
オジサンだからね・・・もう少し背中が立ってる方が長時間運転では楽なんだよ。
ハンドル替えるか、アダプターで上げるか、
色々考えて、少しづつ自分のバイクなっていくのが楽しいね。
燃料残り5ℓくらいでリザーブ切り替えなんだけどこんなもんなんだろうか??