
都が指定する緑地保全地域であり、鳥獣保護区。
当然、銃猟禁止区域なわけで、ライフルを持ち込んで散弾銃をぶっ放すなどもっての外な、自然公園なのである。
だから、のんびり山の中で犬の散歩などをしながら、沈みゆく夕日にもの思いに耽っていたって全く安全なのかというと、
どうもそうでもないようだ。
最近は街中や、病院、スポーツジム、家の中なんかでも発砲する輩が後を絶たない。
密輸のトカレフならいざ知らず、正式な許可をもらって所持しているヤツまで、バンバン発砲してしまっているのだ。
対立事務所の組長のタマを獲る為にヒットマンが送り込まれて、特定の人間だけを正確に射殺する。
これはまあ、非常に判り易いというか、昔から繰り返されている暴力団抗争の構図の一つだが、猟銃で不特定多数の人間に向けて発砲というのは何とも腑に落ちない許しがたい暴挙だね。
親友だったという同級生を計画的に殺すことが目的だったと報じられているけれど、多くの無関係の人間をも巻き添えにした挙句、教会の前で自殺。
真相は完全に闇の中だ。
世間は懸命に銃刀法が甘いとか、精神異常者だったのではないかとか、出来る限りの科学を用いて罪の行方を捜してる。
しかし、心までは科学で解明することは出来ないのだ。
死人に口なし。
完全に迷宮入りだ。
勘違いしてはいけないのは、銃を持たせるか持たせないか、という問題ではない、
「殺意の発生」というココロの問題だ。
銃がなくたって、刃物で次々に児童を殺傷するヤツもいる。
人間が抱える心の闇の暴走を
止めることは無理だ。
最後に辿り着くのはやはり、教会なのだろうか。
Posted at 2007/12/16 19:02:28 | |
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