
バリっとキマったw秋色のJOGを駆って近所の里山へ小旅行。
刹那に煌めく初秋の色彩を小さなニコンに収めておきたかった。
秋はいい。
あれだけ賑わいだ野山や水際にもヒンヤリとした空気が流れ込み、人影は消え、景色は錆び始める。
黄金色の稲穂が秋風にそよぎ、より朱いトンボが手作りの風車にとまっている。
生命活動の、厳しい冬に向けた備蓄のエネルギーを感じる。

見事なクルマバッタを思わず手にとってしまった。
足などを落とさないようになるべくやさしく拾い上げる。
ずしりと重い、産卵が近いのかも知れない。
イナゴの仲間やキリギリスの幼生もまだまだ沢山いたよ。

休耕田に植えられる事の多いコスモス。
秋桜と書くけれどキクの仲間。
華奢ながら、力強く咲く秋の風物詩ですね。

血のような鮮やかな赤は線香花火のようなヒガンバナ。
マンジュシャゲ(曼珠沙華)などと呼ばれるのは、仏教の経典に黄泉の花として登場するからで、死人花などとも呼ばれたりして、縁起のいい花とは言えません。
アルカロイドという成分を多く含み、誤食すると大変危険な有毒植物です。
この成分の忌避効果ゆえに、田圃の周りに植えて害虫から稲穂を守るとか、墓地に植えて、死者が動物に荒らされないようにしたとも言われています。

浮世離れした紅に思わず足がとまります。

黄色い袋状の花弁がかわいいキバナアキギリ。
これも里山でみられるちいさな花、シソの仲間なり。

久々に見つけたトウキョウダルマガエル。
偉そうな薀蓄を並べるだ い のこれぞ真骨頂が、日本産両性爬虫類www
ホント好きなんだよ・・・何でも判る。
ホントか?
そっくりな外観上から、トノサマガエルと間違えられ易いこのカエルは、学術的には紛れもない別種。僅かな紋様の違いと、後肢の長さの違いから見分ける事ができますが、そもそも分布域が混同しないのです。
関西地方はトノサマガエル、関東地方ではトウキョウダルマガエルという具合になり、ハッキリと棲み分けが決まっています。
東京人の自分・・・
どれだけ本物のトノサマガエルに憧れたかw
よしよし、まだ強い農薬は使ってないようだな。
里山の小動物達のためにも、
有機農法に拘ってもらいたいものだと思う身勝手なヲレなのでした。
Posted at 2008/09/27 19:37:06 | |
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Nature's | 日記