
さてさて、今週末も雨模様でしたが、再びクネガレージでの整備。
随分暖めましたが、ようやく
風越龍さんのテリオスの延命作業と相成りました。
エンジン冷却水循環系のホース交換と、燃料ポンプ・フィルターの交換。
ブレーキローター&パッドの交換といった長定期交換部品の整備です。
クルマのメンテナンス計画を以前より相談されていたので、重要度と緊急度に合わせて優先順位を確定し、予算に合わせて定期的に整備してゆく事になっていました。
兎に角距離乗る人なんで、普通じゃあまり気にしなくていい部分を、かなり短期的に見ていかないと危ない。年に平気で2万キロも3万キロも乗るんで、10万キロ毎にやるような整備が常に視野に入ってしまうのだ。
何はともあれ、出先での不動や、エンジン致命傷などのトラブルの原因になるようなものから潰していかないとね。
水まわりは疎かにされがちだけど、ここでのトラブルは廃車に直結し易い重要部分。
ひと通り換えておいた方が良いという事になった。

ダイハツの不思議なクロカン四駆テリオス。
軽シャーシベースなのに実は、縦置きエンジンミッションの本格マシンなのだ。

ラジエターホースに、ヒーターホース、ブロック冷却用配管のホースなどを新品に交換。
インマニ周りが、手が入らなくて大苦戦しますた。
ターボではないので、それほど劣化はしてませんでしたが、サーモ周りや、細いホースの一部からたくった痕があったので、時期的には丁度良かったかも。
LLCが減る減ると聞いていたので、これで直るかな?

お次は、いつ止まってもおかしくない燃料ポンプの交換。
新品だと、ユニットアッセンブリー交換となってしまい4万円位してしまい不経済なので、
bBなどのダイハツOEM車種などの、走行の少ない中古品を安価で入手し、部品代を1/4に。
交換は燃料タンク脱着となりました。
燃料が殆ど満タンで抱えて降ろすのが大変だったwww

そして、外してビックリだったのは、燃料フィルター。
中に残ったガソリンをトレーにあけると・・・
キッタネー!
見た事もないようなヘドロが出てきましたよ。
16万キロ無交換では致し方ないか・・・
これはかなり抵抗になっていたんではないだろうか。
以前何のクルマだったかは忘れたけど、エンジンが高回転のみ吹け上がらず、
スパークプラグだイグナイターだ、燃圧だ、点火時期だと潰すも原因判らずで、
結局、もしやで燃料フィルターを換えたら直ったという事があった。
ヲレのGCも14万キロでとんでもない事になってたしね・・・
燃料フィルターはどの車種でも1万円近くするので割愛したくなりますが、
5万キロ以上使ったら、交換した方がいいですね。

あとは、ブレーキ廻りの整備。
フロントのローター、パッドの交換です。
これは、自分でやって覚えたいという本人の強い希望があったので、
指南しながらですが、作業させてみる事になりました。
ブレーキ廻りは複雑ではないですが、重要保安部品ですので、
気をつけるポイントなどを説明しながら、実際にキャリパーの脱着やパッドの交換をしてもらいました。

やはり、慣れないと大変な作業なのでしょうね。
苦戦中の風越龍氏。
それでも、しっかり構造を理解して、ちゃんと組み戻せていました。
うん、さすが器用なんだね。
自分の手で触れると、今まで解った気になってただけの事がちゃんと解ってくる。
達成感もあるし、愛着も湧くよね。
半端にやるだけじゃ危ない部分も、実際はたくさんあるけどさ、
きちんと勉強して経験を積んでいけば、誰にだって可能な事ばかりだ。
大変だけどさ、心地よい疲労感がビールを美味くしたりね。
クルマでも何でも、等身大で付き合うと楽しいよ。
仮想現実でやった気になって満足してるだけの連中は見習うべし。
いつになったら暖かくなるんだ・・・
Posted at 2012/03/19 03:12:30 | |
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