
少し長めだった正月休みだけど、
やはりというか・・・
穏やかには終わりません。
一度は流れていたレーサーのロードスターをやることに。
ロケットスタートで滑り気味だったというクラッチのオーバーホール。
フラホの軽量化とシリンダー関係のリペアもセットです。

地面は未舗装で幅もない・・・ちょっと作業しづらい環境だなぁ。
ここでミッション降ろしかぁ・・・
しかも陽は射さないし、隣の学校の校庭からのからっ風がヤバイ。
長時間の作業は難しいね。
昼からの作業じゃ、一日で終わらないか・・・。
兎に角どんどん作業していかないと!

センターコンソールを外して、シフトノブ・レバーを外します。
レバーは外さないとミッションの積み下ろしで邪魔。

フロントパイプやPPFを外して、プロペラシャフトのデフ側のフランジも分離。
オイルは抜かないで行きたいので、ペラシャはミッションからは抜きません。
PPF脱着も、デフ側のロジックを知らないと外し方が判らないかも。
ハーネスも這わせてあって、結構面倒くさいよ。
フロントパイプは外さないとミッションが降ろせないよ。

ミッションを降ろして、クラッチをバラします。
フライホイールを外すとクランクシールからの若干のオイル滲みあり。
オイルシールは当然交換。

新旧クラッチキット。
外したクラッチはそれほど減っていなかったので、ダイヤフラムのヘタりかね・・・。
意外と多いよ、カバーが先にダメになるパターン。
あとはロケットスタートなどで半クラを多用すると、フェーシングの表面が炭化したり、カバーやフラホのディスク面が焼けてμが発生しづらくなるなどもよくあるよ。
いずれも交換だね。
カバー・ディスクは純正品。
フライホイールは軽量社外品をチョイス。
クラッチは純正でエクセディ製。
エクセディはトヨタ以外の殆どの国内メーカーで純正採用されているんだよ。

冬は日が短いね・・・すぐ暗くなっちゃう。
寒過ぎだったよ・・・
キャンプ用のストーブやランタンを出して暖を取りながらの作業でした。
一日目はミッションの積み込みは諦めて、
マスターやオペレーターのシリンダーなどをリペアして終了。

さて翌日。
新品のクラッチキットをクランクシャフトに取り付けてゆきます。
芯出しはしっかりしました。

ミッションも、レリーズベアリングを交換し、ピボット部分のグリスアップなどを施します。
プロペラシャフトの外れ留めを確認し、傾けた時にレバー口からオイルが漏れてこないようにマスキングテープなどを貼っておきます。

ミッションを搭載し、プロペラシャフトとデフフランジを結合。
パワープラントフレームとフロントパイプも元に戻します。
マスターシリンダーとオペレーター(レリーズシリンダー)も装着し、
シフトレバーや内装を戻して組み付けは完了。
あとは、オペレーティングシステムにフルードを通して完成します。

下に向かって押し出すので、なかなかエアが抜けないけど、
しつこくポンピングしていると抜けてきますよ。
最後にウマで上がった状態のまま、エンジンをかけてクラッチを繋ぎ、駆動系を空転させてみます。
1速、2速とギアチェンジしてみてクラッチの切れや、シフトの感覚に違和感がないか確認。
問題はなさそう。
フライホイールのおかげでレーシングは結構軽くなったね。
軽くし過ぎるとトルクが無くなるとか、エンストしやすくなるとか、ジャダーが・・・
とか色々デメリットを指摘されることはありますが、自分に言わせると微々たるものだよ。
自分の場合、選べる範囲で一番軽いヤツとかを選んじゃいますけど、
満足しかしたことないw
これだけクルマが楽しくなるパーツも珍しいもんだ。
いや~、それにしても久々にクタクタだぁ・・・。
残念・・・今晩も出動ならず・・・。
Posted at 2013/01/06 01:15:15 | |
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