
そろそろボロいような気がしてきたヲレのGC8。(え・・・今更!?)
極端な凹みや傷はそもそもみっともないのでそのままにはしないが、パッと見判らない位の内容なら、そのまま乗り続けてしまう事も多い。
長く乗っていればいつか大きめのをやるんで、その時に一気に片付ければいいと思ってしまう。
基本的には板金屋だから、ちょっとしたえくぼでも気付いてしまうので目で追ってしまう。
ずーっと気にはしているのだ。
それを大体5年に一回くらいのスパンで、
何がしかかののきっかけに、まとめて一気に改修するというサイクルで廻っているのだ。
その何がしかのきっかけが、先月のキャンプでの出来事。
ブログには書かなかったが、河原に降りていく砂利道のスロープで、Uターンか何かをしようとしたハイエースが、バックで路肩を踏み外し、リヤの二輪だけ一段低い所に降りてしまった。
四駆であれば何のことはない、そのままグイグイ上がってしまうだろうが・・そこはFRのハイエース。
掻けば掻くほどリヤタイヤは砂利に埋まってしまう。
「あ~あ、一発目でゆっくりアクセル開ければ上がれただろうに・・・ありゃもう無理だな。」
タープの下でビール片手にキャンプチェアーでくつろいでいたヲレは、遠目にぼんやり見ていた。
周りで見ていた数人が後ろから押したりしている。
砂利道での2トンである、そうそう人の手で動くものじゃない。
それでも人数が増えたりして、やいのやいのやっている。
「・・無理無理、上がらないよ。」
面倒だから助けない積りでいた、今日のヲレは別にクルマ屋ではない、只のお父さんなのだ。
15分から20分くらいしてもまだ人の力で押そうとしている。
そもそも水着にビーチサンダルの連中が何人で押そうが無理なものは無理なのだ。
「・・・仕方がないな、ちょっと行ってくるわ。」
こちらには何のメリットもないどころか、けん引救助などクルマへの負担でしかないから嫌だったが、見るに見かねてというヤツである。
「ちょっと今引っ張ってあげるから、自分が前に出てロープが張ったら自分のアクセルに合わせてゆっくりアクセルを踏んでね・・・多分出られるから。」
その直ぐ上に止めてあるヲレのGCをハイエースとの直列上に配置し、トランクからけん引ロープを取り出します。
ちょっと距離をあけ過ぎたかな・・・
ドアミラーでは距離感が判りづらいのでドアを開けて直接見ながらバックをしていた時である。
ガリガリ!
ひとつ大きめの石が飛び出していた所に、ちょうどGCのリヤタイヤも一段低い段差とが重なって、ドアの下の角が見事にヒット。2センチほどだが反対側に折れてしまった・・・。
「あ~あ・・・、だからヤだったんだ・・・もういいや。」
地味にショックな損傷だがしかたがない。。
気付かない振りしてそのままハイエースを救出。
固唾を飲んで見守っていた周囲のキャンパーから拍手が上がっていたようです。
キャンプ場なんだから、もっとジープとかランクルとかで来てる奴が名乗りを上げろよ・・・
なんでインプレッサなんだよ・・・(そうは言ってもけん引ロープが無いんだろうな。)
「これ、デフ入ってないからね・・・砂利道では気を付けた方がいいよ。」
「あの・・・ありがとうございました。」
合わないな・・・
キャンプ場内とは言え、酒が入ってる時はやっぱり止めた方がいいな・・・
そんな風に思うだけでした。

プライヤーで曲げ戻しだけしましたが、クチっと折れてました。
まぁ、右前のフェンダーは白いサフェーサーを吹いたままだったし、右のドアは前も後ろも気になる凹みがあったし、諸々直したい所があったからね・・・いいきっかけと思う事にしました。

水切りモールは外して塗装したいので、面倒ですがドア内をバラシます。
フロントドアはガラスが最後まで下がるのでいいですが、リヤは1/3くらいの所までしか下がらないので、裏からモールのクリップが外せない。
仕方がないのでガラスも取ります。

表側の板金を終わらせて、まずドア内の塗装箇所から。
ウェザーストリップから内側をマスキングして、パラパラ色掛けてぼかすだけの簡単なお仕事です。

あとは表面を塗装してお仕舞。
久しぶりに右側面がきれいになったな~。
フロントバンパーも準備してある後期型に換えたかったけど、ちょっと時間的に無理か・・・。

塗装が乾いてガラスとドア内組んで片付けたら、帰省の準備で午後から出かけないといけないからね。。。
取り敢えずこの日は、バラした内装を組み付けてGCの作業終了。
そのまままた週末には秋田に帰省しなければなりません。
そして翌週末、また事件は起こる。
帰省ラッシュを少しでも避けるために、またまた深夜出発。
小僧2人を寝巻のままチャイルドシートに括り付け、ガソリン満タン荷物満載で家を出ました。
走って15分くらいの所かな・・・割と近所の交差点の右折でクラッシュしました。。。
中央分離帯のある道路への右折だったんだけど・・・
中央分離帯のある道路って歩道の所が切れてるじゃない。
だから、一部が中央寄りの所で浮島になってる訳。
習性的にギリギリまでインカットする癖があるから、歩道の段差が無くなってる所を無意識に狙っていく訳だけど、どういう訳か浮島が見えなくて、歩道で切れてる右奥の切れ目を狙っていってしまったんだね(汗
そして、街燈のない真夜中の道路、おまけに雨で視界も悪い・・・そして斜向かいのコンビニの照明のお陰で直線上の浮島が真っ黒な影になっていた事もあって、完全に見落としてしまったな。
更に、その曲がった先の信号も青だし間に合うかな・・・なんて気にしながら、
横では嫁が「今日はお客さんがね、こんなこと言っててね・・・」なんて話しかけてくるものだから、完全に3重くらいのトラップに掛けられたような・・・
まぁ・・・常識で考えたら、そんな右奥でインカットってあり得ないんで、自覚はなかったが眠くてぼんやりしていたのかも知れない・・・危ないな・・・
「あ~ぶつかるよ!」
嫁が大声を出すまで気付かなかった。
ガシャンとバンパーが割れる音。
タイヤは浮島の一段高い所に乗り上げてしまった。
「・・・どうしたの!?」
「わからない・・・何か全然見えなかったわ。」
タイヤはパンクまではしていなかった。
バックギヤに入れてクルマを引き抜くと、取り敢えず走る。
タイヤはギュルギュルとフェンダーライナーに干渉している。
ちょっと行った先の路地で停車し、観察する。
左のタイヤが極端に内側を向いている。
タイロッドはへの字に曲がってしまっているようだ。
バンパーはパックリと裂けてウインカーは粉々になっている。
「・・・ちょっと今日は帰れねーな、実家に帰るの一日遅らせてもらっていいか?」
「一日で何とかなるもん?」
「一日で何とかする。」
取り敢えずパンタジャッキでタイロッドを曲げ戻して伸ばし、一時帰宅。
見事にただの事故だなw
何をしとんねん という感じ。
ウインカー以外の灯火類が割れなくて良かったわ・・・
ついでに先日塗装したばかりの右側じゃなくて良かったわ・・・(よくねーよ全然)

さすがOZのスーパーツーリズモ。
重いけれど高剛性のホイールだからな、割れや歪みは無さそうだ。
CE28とかだったら明らかに歪みが出て使えなかったりする。

さてさて、また今晩再出発しないといけないので、日中のうちに改修しないと。
メインは、ロアアームとタイロッドの交換で足回りのジオメトリーの復元と、外装がちゃんと取り付け出来るように、ライトバッフルやフェンダーエプロンの板金修正となる。
普通の人には信じられない事かも知れないが・・・
フロントバンパーは元々交換しようと思っていたので準備済み。ロアアームやタイロッドはストックがあったので、必要な部品は全部そろっているのだ。
無いのは時間ぐらい。

フェンダー先端の下側辺りが一番入ってるな。
ヘッドライトもフェンダーもひん曲がって付いている。
それでもヘッドライトが割れなくて良かったな・・・長い足で取付されてる部分がないからだね。
スモールランプもセーフでした(奇跡)

ハーネスとかもギリギリの所で交わしたようで、断線もありません。
フェンダーの下側を支えてるブラケットやヘッドライトバッフルはくしゃくしゃ。

現地で曲げ戻したんだけど、スタビが邪魔でこれ以上押せなかった。
ま、目一杯調整で伸ばしてタイヤは真っすぐ向いたけどね。
バンプするとタイヤが泥除けに干渉する位後ろには下がってる。
あんな当て方したらロアアームは絶対曲がるよね。

兎に角ココを叩いたり引っ張ったりして形を戻し、ライトとフェンダーが載るようにします。
こうしてみると大して入ってないな。
これは貰ったな。

唯一厄介なのは、バッテリーが入る辺りのこの3面接合パネルの潰れ。
引っ張り方を間違えるとスポット溶接が外れるので、全体的に徐々に膨らせまつつ、
固いので思い切りよく叩いたり引っ張ったりしないと、出てくれません。

こういう強烈なクランプで挟んで、一番デカいスライディングハンマーで漸く出てきてくれるって感じ。
ガツンガツン30発くらい引っ張ったかな・・・。
修正機があれば一発なんだけどね。

くっそ・・・疲れた。
一体何してんだヲレは・・・。
幾つになってもやってる事が変わらないな・・・40を過ぎてなお、こんな感じですw
外は小雨ですが、屋根下なのが幸いしています。

段々シワが伸びて元の寸法になってきましたね。
そろそろフェンダーとライトが付きそうだな。
見えない部分ですからね、ちゃんと寸法が出れば細かい事は気にしませんので。

イケるなこれは。
外装さえちゃんとつくようになれば貰ったようなものです。
あとは、細かいシワとか、縁の形を整えて、防錆処理とかんたんな塗装をすればOK。

パネルのつなぎ目はボディーシーラーで処理し、
上の方は白いチッピングコート。
下の方は黒いので吹きます。
何となくだけど、バンパーの奥の方で見えそうな場所は黒がいいかな。
よしよし、これで外装は何とかなるな・・・乾き待ちで足回りを交換してしまおう。

タイロッドは明らかだけど、ロアアームはちょっと見た感じでは曲がりが判りにくい。
ゴツイアームに見えるけどね・・・アルミだからすぐに曲がってしまうよ。
幸い、メンバーまでは押されてはなさそうなので、部品交換で何とかなりそう。
しかし、左前のロアアームのストックがあったことに自分でも驚いているw

外したアームの上からストックのアームを重ねています。
15ミリくらい後ろに下がっていますね。
19年間お疲れ様。
何だかんだロアアームの交換は初めてなんだよな。
大事に乗っているんだわw

タイロッドはプレスで曲げ戻せば使えそうだけど、ま、ここは交換しておこうかw

ヘッドライトや外板をきちんと取付します。
そもそも、フォグランプの球も片方切れてたので、使用していなかったこともいけない。
GCの純正フォグはヘッドライト無しでも走れるくらい明るいので、やはりきちんと運用したいのだ。
35Wタイプを使っていましたが、今回は55W品へ。
35Wで充分だと思っていましたが、やはりかなり明るいね。

そして、数年温めた後期バンパーを漸く装着。
ホースメントごと交換ですので、何一つ合わない部分がない。
あ、でもフェンダーライナーの先端(バンパーの下に入り込むパート)が元々ないから、そこの互換性は判らないな・・・。
フェンダーライナーも後期型を入手したい所。

グリルはどうしようかな・・・
別にこのままでもいいような気がしてきた。
後期バンパーってはじめは結構抵抗があって、いかつくなり過ぎるんじゃないかな~と心配していた。
見た目は兎に角おとなし目で行きたいのだ。
でも今になって見ると、もう大して変わらんな。
現行車なんかの純正バンパーが凄すぎて、こんなの可愛い部類じゃないか。
交換したことが気付かれないレベルw
しかし、外観じゃ何型か判らない怪しい仕様になったな。
前・中期のフェザーホワイトで後期バンパーってないからな・・・
GC8 アプライドE型 インプレッサWRX STiタイプRA が本当ですw
どうでもいいな。
取り敢えずこれで帰省は出来る。
バンパー塗装はまた後日。
そろそろ運動会かな~。