
エンジン載せ替え後漸く1000㎞走った。
お盆前に載せたが、安全確認が取れていなかったので休暇の帰省には使わず、たまの休日出勤と長男のバスケの送り迎えくらいにしか使っていませんでした。
潤沢な資金で完璧な整備を実施してる訳ではないので、エンジンはオーバーホールしたからってラジエターホースなどの水回りのホースは再使用だったし、応急処置で終わってる燃料タンクのホースなんかもまだ未交換。
何かまぁ、色々そのままの部分もいっぱいある訳で、それらが大きな作業のあとに一緒に駄目になるパターンは結構ある。
なので、のち数か月程度はエンジンの慣らし運転などをしながら、マイナートラブルが出ないかどうか慎重に見ていく必要がある。
経過観察だ。

オーバーホール後最初のエンジンオイル交換。
メタリックな揺らぎがハッキリと見える。
作りたてのエンジンなので、最初は摩耗紛が沢山出る。
なので最初の一発目は1000キロ程度でオイル交換をするようにしている。
バリが取れて、アタリが付いて、
ちょうどその位からエンジンが軽く回るようになるのがハッキリ判る。
エンジンの本当の性能を開放する前に、ここでオイルとエレメントを新調しておきたいではないか。

カストロールエッジ10W-50
いつもより少しお高いオイルを入れてやろう。
樹脂への攻撃性が高いのでフルシンセティックは余り使わないようにしてきたのだが、実際使うといいオイルはいいと判る。
ベースが柔らかいのでレスポンスはいいし、高温域でも油圧がタレない。
添加剤てんこ盛りの証拠だが、まだシールやパッキンは新しいので、最初のうちはまぁいいでしょ。

後のマイナートラブルとして、ラジエターホース(アッパー)がパンクしたので先日交換したのだが、完全撤去中のサーモスタットの戻しの作業がてら、ロアホースも交換しよう。

純正の78℃の新品を準備しました。
更にローテンプサーモなどを付ける人も居るけれど、走る走らないに拘らずハッキリ言って必要はない。
夏場は余り関係ないが、冬場などは適正水温になかなか到達しないのでガソリンを無駄噴きして燃費が悪いばかりか、ヒーターがなかなか暖まらなくて不便でしょうがない。
本気で走って水温が上昇すれば、何が付いていようが常に全開になるのだから、支障はないのである。
水温は、下げれば下げるだけ良いというものでないのだ。

まぁ、自分は付いていたサーモの不具合を心配してローテンプ通り越して筒抜けにしていた訳だがw
冬場はダメよ、寒くって・・・。

ラジエターを外して点検したついでにラジエターファンのシュラウドの錆が気になり、邪魔になるファンを取り外そうとしたら、留めてるM5ナットが固くてスタッドが折れた・・・ので、穴を掘ってネジ留め出来る様にして対応。

錆びの処置とファンの取り付けは無事終了。
ラジエター自体の点検は目視でマジマジ見るものの良く判らない。
コアの途中で漏れがあってもファンで直ぐに吸い出されてしまうし、熱で直ぐに乾いてしまう。
もう少し様子を見よう。

ラジエターからリザーブへ導くホースからも水漏れがあったので、手持ちのシリコンホースで新調。
やっぱり未交換のホースはひと通りダメだな・・・。
そりゃあまあそうか、26年前のだものな。

取り敢えずラジエターやらを戻して、新しいクーラントを入れて完了。

お次は年始めに購入してそのままだったウェザーストリップ。
この辺は廃盤が始まっているので、取り急ぎ買えるものを全て買ったという感じだった。
インプレッサのようなハードトップの要であるドアガラスとルーフ部分のウェザーストリップは左右共に購入出来ましたが、ドア下側のストリップは廃盤でした。
ま、こちらは日光に晒されていないお陰か、それほど傷んでいないのでその内再版されたら買う事にしましょうか。

トランクリッドのストリップもまだ出たので買いました。
地味な所ですが、リフレッシュできるところはしっかりやっておこう。
後で廃盤になってから欲しがっても遅いからね。

古いものを外すのは引き毟るだけで簡単ですが、付けるのはちょっとコツが要ります。
全周を台形の溝にきれいに押し込まなければいけないのですが、奥縁を先に押し込んでおいて、手前の縁をヘラのようなもので押し込んでいく感じです。
自分は仕事でよくやっていたので、パテ用のジュラコンヘラを削って角を丸くしたものをSSTとして持っているので、そういったものを使うと簡単ですが、手だけで入れるのは大変だし時間が掛かりますね。
家にあるものだと、三角定規的なものがあれば代用出来そうですね。

ウェザーストリップは結構高いですよ。
ピラー部分だけでも左右で3万円程度しましたし、トラックリッドのストリップも9千円位しました。
ドアストリップなど部品が全て出たとしたならば、部品代だけでも7~8万円程度になるんじゃないでしょうか。
もう少し早く買っておけばよかったとちょっと後悔。。
GC8のような名車であれば、ヘリテージパーツのような名目でその内再版してくれるのでは?と思っているので、悠長に待っているとしましょう。
スバルは、ちょうど初年度から25年を経過したあたりから一気に廃盤が進むので、次はGD系のインプレッサがあと数年と言った感じですよね。
色々リフレッシュを考えている方は、今のうちに進めておくことをお勧めします。

あとは、長年踏み倒してきたペダル類。
ガタがあるとか異音がするといった不具合はないが、ゴムカバーは擦り切れてしまっているし、先日足元に謎の部品が落ちていて、最初は何の部品だか判らなかったのだが、グーグルレンズで調べてみると、クラッチペダルのストッパーであることが判った。
色々と草臥れてきてるんだろうなと思い、諸々部品を取ってリフレッシュする事にしました。
クラッチペダルは、カバーを外すと何故かサビサビ。
マスターシリンダーから液漏れなどをした際に、ペダル側に滴ってくるのだろうか。。。
何かこのままって訳にもいかないレベルだな。

クラッチのペダルストッパーやピボット部分のブッシュの交換も潜ってやるのは大変そうだから、ペダルは丸ごと外してしまった方が良いな。

ブラケットに嵌まっていた樹脂の部品が割れて脱落した模様。
これが無いとどんな弊害があるのだろうか。

構成しているのはストッパーピンとスプリング、あとは割れてしまった白いブッシュと、スナップリングで、紛失したものは無さそう。
ブッシュを替えて留め直すだけでいけそうです。

こんな感じ。
踏んだペダルが戻ってきた時の衝撃を吸収するショックアブソーバー的な部品です。

ペダル側にも金属同士がぶつからないようにブッシュが嵌っていますが、ストッパーが脱落したことで当たりが強くなり、砕ける寸前でしたね。
ここも交換です。

あとはピボット部分のジュラコンブッシュも交換しましたが、殆ど傷んでる感じはありませんでしたね。

ブレーキペダルのストップスイッチの所のブッシュも交換。

クラッチマスターのブーツから早くもフルード滲みが・・・。
まだリペアしてから3年位しか経ってないと思うんだけど。
インプレッサのクラッチオペレーター周りはタービンに近い所にあるせいか、直ぐに傷んでしまう気がする。
クラッチフルードは強酸なのでね、早急に直さないと。

ブッシュ類を全て交換し、錆びていたペダルはしっかり錆落としをして塗装処理。
これだけやっておけばいいでしょう。

あとはペダルを組み戻して、新しいゴムカバーを付けたら完了。
みんなアルミのペダルカバーとかをカッコいいとか言って付けたがるけど、ヲレは余り好きじゃないかな、雨とか雪山なんかで靴が濡れてると凄い滑るんだよね。
純正のゴムカバーが一番安心感があります。
このペダル周りのメンテナンス後、
数日乗ってみた所、どうもクラッチの切れる高さが結構上がってしまった。
ペダルそのもののガタと言うか遊びが無くなった事に加えて、無くなっていたストッパーが復活したことよってペダルストロークが変化したせいなのか、切れ位置がペダルを踏み込み始めて直ぐの所になってしまった。
走ってる最中、ミートポイントは常に少しずつ変化しているものだけど、暖まってミートポイントが高くなった時に、遂にはクラッチが切り切れなくなって滑ってしまう事もあった。
そもそも、今回のエンジン載せ替えに伴ってクラッチ周りもやや強化品を奢ったのですが、この時点で切れ位置は少し上がってしまっていた。
クラッチも強化品ほどクラッチのレリーズストロークが減少する傾向にあり、相対的に切れ位置は高くなる方へ変わるようだ。

そんな時は、マスターシリンダーのプッシュロッドの突き出し調整をする事でミートポイントの調整をすることが出来ます。
これの調整が結構シビアで、ロッドを一周も回すと大概回し過ぎで、半周回すだけでもクラッチの切れ位置が1割から2割くらい変わります。
手前に伸ばす方向に回す(マスター内部での押し始めの遊びを増やす)とミートポイントは奥へ移り、縮める方へ回すとどんどん上がってきます。
スバル車乗り全般は、ミートポイントが高くなり過ぎて困っている人が大半でしょうから、手前に伸ばして遊びを増やす方への調整となるでしょうね。

調整は簡単です。
止ナットを緩めれば、プッシュロッドは手で回るくらいなので、ぐりっと回して伸ばしたり縮めたりします。
自分の場合はペダル全戻しでもクラッチが切り切れない程ミートポイントが手前になってしまったので、3/4周ほど回して伸ばしてやると、フルストロークを100とすると98くらいだったミートポイントが、65~70くらいの所に移動。
かなり操作がしやすくなりました。
冷間でやや低いかな?位の高さであれば、走り出して暖まるとちょうどいい感じになったりします。
ご参考に。

もう歳の瀬。
秋田へは必ず帰るんでね、サスを純正ショックに交換してスタッドレス履かせて、雪の準備だけはしといたんですが、衝撃の事実が発覚。

ラジエター漏れとるやん・・・
こういうのがあるから、経過観察が必要になるんだよな。
ラジエター・・アルミ一体型激安2万円シリーズは避けたいのに、ブリッツの4万円台が廃盤・・・