
中型バイクを買い戻して一年。
何度かクネとも走りに行って、大体感覚的に慣れてきたかな?
・・となってくると、だんだん色々と気になる部分が見えてくる。
マシンの性能を使い切り、各部の限界付近を把握できるようになるまでは、チューニングというもの自体が無駄と思っていたので、タイヤもブレーキも買ってきたまんま乗っていましたが・・・。
追い込めるようになってくると、足りない部分が見えてきます。
まずはタイヤがヤバイ。
単独で走っていても気付かないんですが、人と追っかけっこをしていると判りますね。
同じポイントでブレーキを掛けられないし、荷重を掛けて行ってもズルズルと逃げていく感覚があり膨らんでしまいます。
大袈裟なくらいの思い切った重心移動で、何とかバランスをとって転倒しないようにしているだけで、タイヤと路面の接地感が薄く、硬く跳ねていくような感じです。

フロントタイヤは2016年製。
9年前のタイヤでした・・・。
しかもダンロップのGPR300みたいな、只でさえ中の下くらいのツーリングタイヤなのに・・・
それが更に10年近く経ってひび割れているという事実。

バイクのタイヤのグリップ力なんて、初めて転倒するまでは気にならない・・と誰かが言っていたんだけど、確かに自分ひとりで走ってるだけだと、感覚的にタイヤのグリップの範囲内でしか攻めないので、危ないと思う事が無い。
でも、誰かを千切ろうとしたり、追っかけたりすると、その限界を簡単に超えてしまいます。
自分より速い人と走るとすぐに判る。
まずその最初の転倒をしたくないのでとっとと交換です。

先ずはフロント。
ダンロップQ5Aという、中の上くらいのまあまあ良いタイヤを奢ります。
フロントタイヤはリヤに比べて全然減らないので、比率で言ったらリヤ3回にフロント1回くらいになってしまうでしょうか。
リヤを早くて1年に1回替えるとしても、フロントは最低でも3年は使う事になるので、最初からまあまあ食うタイヤにしておかないとバランスが取れません。

クネがエアバルブは絶対替えた方が良いよと煩く言っていたので、ちゃんと交換します。

手組みでよく間違えるタイヤの回転方向。
過去に2回間違えたことがあるw(そして面倒なのでそのまま使う)
今回はよく確認して組みました。

ブレーキキャリパーやハブのボルトナットをしっかり留めてフロントは終了。

お次はリヤタイヤ。
今回初めてバイク用のジャッキスタンドを購入したんですが、これは安定感があって楽ですね。
モノタロウの3千円台の安物ですが、全然使えます。
フロントはエンジン付近でジャッキで揚げられますし、フォークで着地出来るので要らないかな。(もう物を増やしたくないよ・・)

リヤは2020年製なので5年落ち程度でバリ山ではありますが、ピレリのロッソ3というこれまた食いそうもないコンフォートタイヤです。
海外タイヤは国産タイヤに比べて劣化が速い印象で、3年過ぎたら明らかに食わなくなり、5年経ったら硬くて滑ってくだけって感じ。
これも躊躇なく捨てましょう。

ホーネットのタイヤサイズはちょっと特殊で、特にリヤは17インチの180サイズです。
リッターSSのサイズですね。
そしてそれを曲げる為に、
フロントを敢えての16インチに設定されています。
F 130/70ZR16
R 180/55ZR17
タイヤ問題や見た目の問題も含めてフロントを17インチ化する方も多いようですが、私は曲げられる自信が無いので、16インチのまま行きたい。
バイクのタイヤは、前後セットで安く売られている事が多く、まとめて送れば送料も割安になるでしょう。
でも、ホーネットの組み合わせはホーネットでしかあり得ないサイズ設定なので、ネットで探しても、ニッチ過ぎて選べるほど出回っていません。(無い事も無いですが)
何でも良いというものでもないので、今回は別々に買いました。

リヤのサイズは、Q5Aだと3万5千円(!!!)位になってしまうので、これを毎年買うのはヤバイ!と思っていたら、ナンカンが出してくれてましたww
これなら2万円強で買えます。
前後4万円台で行けるじゃん!
クルマのタイヤではもはやナンカンしか買ってない、って位ナンカンフリークなので、直感的にこれはイケる!と確信。

リヤも忘れずにエアバルブを交換して・・・

とかゴソゴソやってる時に、スプロケの麓が外れてきちゃった・・・ハブダンパーになってるのか。
対になってるヤツがイッコ切れちゃったけど・・・元の部屋に戻せば平気かな?
クルマとか小さいバイクにはない構造なので、しばし状況の確認に時間を費やしました。

さて、リヤも交換出来ました。
ビードクリームをしっかり塗れば、組むのは割とすんなり行きますが、こういう太いタイヤは外すのが大変ですね、ビードが落ちにくいです。
ウチにはデカいバイス台や油圧プレスなどがあるので、それらを使って無理やり落としてしまいますが、手組みしてる人ってどうやって落としてるんだろ。
ビード落としみたいなのを使ってるんだろうか。
自分は設備がない頃は、U字溝でパンタジャッキなどを使って落としたり、色々と工夫をしてましたが、みんなはどうしてるんだろう。
お金に困ってない人なら、全部お店に頼めばいい事なんだろうけどね。
ホーネットのタイヤ交換を店に丸投げだと、タイヤ代で6万円の、工賃1万5千円とかですかね・・・バイクのタイヤ2本に7万5千円・・・。
インプレッサのタイヤ4本でさえ工賃込み5万円弱なのに。
やはり清貧とサステナビリティの為には工夫と努力は必要ですね・・・。

オイオイ・・・カッコいいなヲレのホーネット。
リヤタイヤの主張性が強いので、喰いそうなタイヤを履いてると走るんだな!って感じがしてきます。
よしよし通勤で軽く皮むきしておいて、いつでも走れるようにしておこうかな。