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2022年06月11日 イイね!

猛暑

猛暑雨ばかりでジメジメしますね。
とか入梅後のブログの書きだしを仕事中に考えたりしながらも、PCに向かうチャンス(余力)が全く無く、気が付いたら観測史上最速レベルの梅雨明け。

からの猛暑。

まだ六月だってのに、これでまたお彼岸位までこの暑さが続いたらどうにもなんねーなと戦々恐々としている次第のだ い です。


今年の夏はヤバいな・・・。


とにかく大型整備は涼しくなるまでやらない積りです。
こんどこそ死ぬからね。。



いつかのブログでも書いたし、悪い事ではないんだけど・・・、
会社の仕事(産業用大型機械塗装)が過去イチレベルの忙しさなのと、ひた隠しにして三味線を弾いてきた自分の仕事スキルがいい加減バレて、最重要ラインの業務をほぼほぼ全て任される(押し付けられる)という四面楚歌の状態となり、適当な所で帰ったり休んだりが出来なくなってしまった。

クルマをやってた人間にとって産業機械の塗装など訳はないのだ。

自分の時間が無くなるのが嫌だったので、責任ある立場にならないようにかつ、そこそこ給料も欲しいので、「やらせると意外と出来るな」くらいのポジションをキープし続けていたんですが、あまりに仕事量が多いので、ガチでやってさっさと終わらせるしかないなとゴッドモードでこなしてたら、全部やらされてました・・・。

もうそういうのはいいんだよヲレは・・・。



小さい会社だから一人ひとりのウエイトが重いんだよね。
出来ればきちんと評価もされるし、給料にもしっかり反映されるんでその辺はいいんだけど、ヲレはもう少しゆっくりしたいんだけどね。。

結局毎日ゴッドモードで残業までこなして、HPはほぼゼロで帰宅。
帰って風呂入って、うるせーガキ共と一緒に飯食ってビール飲んだら、もう一時間と起きていられない。

朝が早い(5時台起床)事もあって、夜10時まで起きていられない事が多いですね。

この無限ループからどうしても抜け出せないので、ブログを書くためにPCに向かう事が如何に難しい事か・・という所です。




頑張って最初の眠気が一周すれば割と起きていられるので、ブログを書いたりも出来ますが、読んでない漫画を読んだり、録り溜めたアニメやドラマとかプライムビデオに走ってしまう傾向があるので、自己表現の場に戻ってくるのはなかなかに難しい状態w

最近ハマったのは「ミステリと言う勿れ」「SPY×FAMILY」ですかね。
どちらも原作が素晴らしいですが、普通に毎週楽しみにしていました。

アーニャちゃんが可愛いですね。



さて、近況報告はさておき、相変わらずの定期的なメンテが必須の友人の11アルト。

まぁ、そもそも24年も前のクルマですからね。
普通に考えたらいつ爆発したっておかしくないような旧車ですが、ちゃんと直してるから乗れている訳で・・・たまにしか乗らないで普段は仕舞い込んでいるいるクルマならここまで色々ないとは思うんですが、毎日毎日通勤で普通に使っているので、軽自動車のくせにもう23万キロとか走っちゃってます。


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社外エアクリーナーにするとブローバイの気液分離が上手くいかないらしく稀に酷い白煙が出るので、オイルキャッチタンクを付けたり、
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セミバケのレカロがクタクタだったので、フルバケを新調したとか、
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キーレスのアンサーバック配線が焼け気味で半導体状態だったので、ウインカーをLEDバルブに換えたとか、


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まぁ、細かい事を色々とやっていたんですが、そんな最中に数年ぶりに何度目かのエアコンダウン。

盛夏を前にこれはまずいと原因を探るものの結構紛糾してしまった。

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初めは1極カプラーをチョコチョコ弄るとクラッチは繋がってたんで、接触不良を疑って接続端子を換えたりしていたんだけど、結局再び繋がらなくなって、直配線でも繋がらないのでマグネットクラッチのコイルが終了と判断。


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ストックのコンプレッサーが幾つかあるものの、プーリー径が違ったり本体の形状が若干違ったりでいいとこ取りで一個組み立てて、取り付けしてみましたが・・・


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初めは問題なく使えていたんですが、数日後に再びブロー。
クラッチのダイヤフラムがブチ切れて主軸を回せず、プーリーだけが空回りするというレアケースに発展してましたww

マグネットクラッチのダイヤフラムは金属のスプリングタイプの物であれば良かったんでしょうが、正常なコイルとの組み合わせで取り付け出来るのがこのゴムタイプの物しかなかったので致し方ありませんでしたが、まさかブチ切れるとは思いませんでした。

ただのゴムだけの成型ではなくシリコングリスが封入されているようで、周辺がビタビタになっています。


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結局素直に優良なリビルト品を注文し、交換するだけで無事復活。
エアコンはしっかり冷えるようになってジメジメした梅雨とそのあとにくる猛暑を迎えることが出来ました。


本当はね、風量がやたらと下がってしまっているので、エバポレーターの詰まりを疑っていて(エアコンフィルターなどが無いので恐らくゴミやホコリが詰まっている)、後々の事も考えて新品エバポに交換する準備をしているのだけど、交換がダッシュ外しになりそうなので、丸二日を見ないと厳しいなということで都合が付かず先送りになっています。

取り敢えずは冷えてるんで、
この忙しさと、危険な猛暑がある程度落ち着いてからかなぁ、と思っています。


このコンプレッサー交換のあとも、後付けのキーレスの不具合が出て、開けられるけど閉められないという症状が出まして、二千円中華キーレスだから仕方がねーべ、と似たようなもの(というか同じ物?)を買ってきて交換するも直らず。

直配線ではドアロックは閉まるんで、モーターではない。

途中の追加配線などを追いかけて接触を確認するものの、関係無さそうなので何だかもう判らんなと投げやりになった辺りで、キーレスユニット本体に刺さる配線のカプラーを点検。

買い直し品がほぼ同じ物っぽかったので、あちこちに接続してあるカプラー配線はそのままで本体ユニットだけの交換で済ませてたんだよね。

配線一本一本を見ていくと、カプラーに刺さるピン端子がやけにグラグラな一本を発見。
もしかしてこれじゃね?

ぐいと押し込むと、カプラーの中でピン端子の返しが「チッ」と嵌るような感触アリ。


これで無事ロックアンロックが問題なく動作するようになりました。

何なんだよ判りづらいんだよ・・・
なぜそこだけ抜けかけてたのか判りませんが何と言っても二千円の中華製ですからね・・・何でもアリですな・・・(汗



そんな感じでキーレス騒動も終息。

全くくだらねえw




エブリイのオールペイントもそろそろしたいし、自分のGCのエンジンも作り直したくて準備を進めてはいますが、クネやレーサー達と約束している久々の山登りや、今年度の運動会の計画など、やりたくても考えてるだけの事も多く、

どれから行くかなって感じです。



alt職場が早くも37℃を超えたんですけど・・・
Posted at 2022/06/30 02:26:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2022年05月02日 イイね!

純正バンパー加工

純正バンパー加工5月の連休は、いきなりエブリイのバンパーを切ってました。

ジムニーとかランクルみたいにね、ゴツイタイヤが前からしっかり見えてたらカッコいいじゃない。
タイヤもデカくして、ボディリフトで車高もアップしたのに、バンパーが低いと傾斜地でのアプローチでバンパー擦っちゃうしね。


お金かける人は社外の薄~いバンパー付けて、セットでスキッドプレートを装着。
ゴツイパイプバンパーに作業灯を並べたり・・・ショップに全部頼んで30万円みたいな弄り方をする人も居るみたいですが、お金かけられないんでね。

あるものだけでどれだけやれるか作戦です。
(いつもそれじゃねーかよw)


バンパーだけ切っても、すぐ内側に何かフレームがあるな。
このままでは何か、余計にカッコ悪くなっただけです。


なので、サンダーを使ってフレームも潔くカットします。


左右ともに麓に近い所で同じようにカット。
フェンダーライナーもバンパーと同じくらいのラインでカットしますが、カットしたフレーム付近で留まる所は残してぶらぶらにならないように工夫しました。

DA17系では、ここのフレームの出っ張りはそもそも無くなっていますね。
メーカー側がこういったカスタムに配慮してくれたとしか思えないw


それでも完全には隠れない部分があるのと、そのままでは錆びが出てしまうので、第一メンバー周りは黒に塗装しました。



バンパーのグリル周りも半艶ブラックに塗装し、買い置きのLED作業灯を埋め込んでバンパー装着。

いきなり完成ですw



下半分を全てカットしてしまう方も多いようですが、自分は敢えてグリル部分とその下のスキッドプレート状の部分は残した所が味噌ですかね。

ナンバープレートの取り付けは困らないですし、スキッドプレート(車体下部捲き込み防止板)も買わなくていいでしょうw





簡単ですが、随分印象が変わったなぁ。
ただの商用バンから一気にアウトドアビークルになった感じですww

ししがりパイプバンパーも作ろうかと思っていたんですが、無くてもいいかな?って気分になってきました。

あとはオールペイントしたら印象が一気に変わるのでどうかな?
って感じですね。



ただ、これだけ顔面が変わっても、妻は言うまで違いに気付かないって言う・・・何でもいいから早くボディーを塗ってくれと言われました。


でも、今回ついでに塗ったリヤバンパーにはすぐ気づいて喜んでましたね。




そんなもんですかね。


誰に見せても車高が随分上がったねと言われます。
alt今回は1ミリも上がってないからw
Posted at 2022/05/22 04:02:23 | コメント(1) | トラックバック(0) | ラブリー!エブリイ | クルマ
2022年04月10日 イイね!

pon/on号その後の作業(2月~4月)

pon/on号その後の作業(2月~4月)新エンジン搭載後、快調に走っている模様のポンオンGC8。

その後も色々と作業を進めていましたが、自分の本業の方が過去イチレベルの忙しさで、生きているのがやっとレベルのフィジカルでしたので、ブログの更新は滞っておりました。

ブログってのは相当時間や健康面に余裕が無いと書けないんでね、疲れている時は書かないです。


更新が無いのは余裕が無いんだなって思ってください^^;
先ずは強敵社外インダクションホースの取り付けから。

みんなインマニ取らずに強引に押し込もうとして、逆に苦労してる感じですが、インマニ外すこと自体はそれ程大変ではないので素直に外して作業する事に。


インダクションホース単体でタービンに宛がってみますが・・・
インマニに取り付けしてみないとタービンとの距離感が判らないですね。
安い海外製なので、サイズがざっくりです。
長すぎる所は現物合わせでカットしていかないと取り付け出来なかったりするので、ポン付けとはいきません。



フューエル、PCV、EGRなどのパイピングが複雑に絡み合う密林にインダクションホースを押し込みます。
ノーマルより遥かに太いですし、そのままでは入りませんね。

あちこち止まっているパイピングのステーのボルトなどを外してどかしたりしてどうにか押し込んだという感じ。



インマニをエンジンに合わせていくと、タービン側のホースが出っ張り過ぎていて押し込むのが大変でしたが、何とか押し込んで装着。




所が!このまま組み戻しましたら、アイドリング不調症状が出てしまいました。
吹け上りも悪くなってしまい、とても乗れる状態ではない感じに。


これは困ったな・・・時間も無いのでこの日はクローズ。



翌週再調整することに。

再びインマニ外して各工程をチェックしていきます。
って言うか、大体検討はついていましたが。



インマニガスケットがずれてしまっていたんだよね(汗

眼鏡みたいに繋がってる所で切れてしまっていて、3番のポートを塞いでしまっていました。
タービンにインダクションホースを押し込む際にどうしても摺り足で押し込むような作業になるんでね、下側に押し付けすぎてズレてしまったようです。
しかも、うまいこと外側からは見えない所なので、作業後のチェックで気付けないって言う・・・。


組み付け時にガスケットを皺にしてしまう事が前にもあったので、不手際があるとしたらそれかなと思い当たったので、もしかしたらと思ったのが的中でした。

大体のミスは自分で判っているものだw



結局インマニの装着が大変だったのは、社外インダクションホースが長すぎる事が原因で、タービン側で15ミリ程カットしたらすんなり入りました。



ホースの全長が短くなった事でパワステタンクとの強い干渉も気にならないレベルとなり、歪に狭まっていたL字のエアクリーナー側もストレスのない形状となりました。



長すぎるだけだったか・・・。



新しいインマニガスケットで苦もなく組み戻し、無事エンジン不調解消。
アイドル不調でエンストするとダイアグにISCV不調とログが残るので、一応新品ISCVも準備していましたが、使うことなくストック部品のひとつとなりました。



そしてお次はストラット周りの補強部品装着と、GDAインタークーラーの流用。

やってもやらなくてもいいような作業になってきたことがいよいよ終盤であることを示していますw



アライモータースポーツのストラット1という補強ブレースです。
元はシルバーの製品ですが、目立たせたくないからとポンさんが黒くスプレーで塗ってました。

形状からして、サスの下からの入力でストラット上面が膨らまないように踏ん張るパーツですね。(見りゃ判るよ)



アッパーマウントの上面に挟み込んで、伸びた足の中程と先っぽの3箇所でボルト固定する感じ。

一か所はシールでメクラしてあるだけの元々ある穴を利用して、もう2か所は穴開けします。



中間の穴開け箇所はエンジンルームに突き抜けるので、ボルトナットで固定出来ますが、下側の二か所はサイドメンバー(フレーム)の中なので、ターンナットという外からセットできる特殊なナットを使います。

取り付け説明書にはありませんが、ターンナットの手前のフランジに引っかかるサイズのワッシャーを入れて挟み込み強度を上げてみました。


あとは穴開けした所が錆びないようにボディーシーラーを塗り込んで防錆と固定強度をあげました。



シーラーが乾いたら、シャーシブラックで塗装して完了。



お次は小型な上に、簡単にフィンが潰れてしまうGC8のインタークーラー。
正直汚らしいし格好悪い。



ので、GDAのインタークーラーを流用するというのが割と定番だったようだ。
(既にGCの全盛期は終わってしまっているので、過去の話ですね。)

GDB用以上だと干渉してしまうクラッチマスターシリンダーも、ノーマルのまま行けるギリギリのサイズで、ブローオフのホースの向きとステーの足だけ作れば、簡単についてしまう。


らしい・・・というのでやってみよう。


因みにヲレのEJ20Kに付けようとすると、ブローオフの取り付け位置が違うので大分ハードルが高くなる。
まぁ、これは追々だな・・・。



EJ207の場合も、ただそのままブローオフを取り付けるとアクチュエーターのホースが真上を向き過ぎてボンネットにモロに干渉するので、専用のステーで5分程回転させて取り付けします。



ステーは左右ともにそのままでは付きません。
向かって左側などはコア本体がステーに乗っかってしまいますので、カットして詰めて溶接し直し、バーを飛ばしてIC側のステーに合わせます。


20ミリ程度詰めて溶接で付け直し、汎用のステーで延長すると丁度いい感じに。



右側はステー麓のボルト穴一か所を長穴化して、少し外側に開くようにしてやるだけでICステーに合わせられるようになりました。
ただ、写真で見えませんが、中間にコアとの干渉部分があるので数ミリ削ってあります。

左側のステーとの兼ね合いもありますが、水平にするためにワッシャーを数枚入れて高さ調整をしてあります。


これできれいに取り付け出来ました。

インダクションホースの吸気効率アップとインタークーラーの吸気温低下の合わせ技でどの程度変わるんでしょうね・・・なんてそれっぽい事を言ってみたりするが、きっと判るほど変わらんのだろうなw


タワーバーとの接触もないし、なかなかいいですね。

ポンさんが自分で準備していたインタークーラー用のメッシュが大き過ぎの為タワーバーと干渉していてイケてないです。
※のちに外した模様
コアのフィンも厚みがあって曲がりにくくなってるので、必要はないかなって感じです。



最後にブーストコントローラーの取り付け。
ハイブーストを掛ける為ではなく、オーバーシュートを避けるための装着と言う事で、保険みたいなものなんですかね。


HKSのEVC-Sを付ける予定でしたが廃盤だったらしく、
ブリッツの似たような製品を取り付けです。

取り付けに関しては、純正のデューティーコントロールソレノイドを廃し、コンプレッサーからタービンアクチュエーター間にブーコンの専用コントロールソレノイドを割り込ませるだけなので、配管や配線は単純なのですが、取説の説明が不親切過ぎて、その単純なことが判らない。

専用ソレノイドバルブの使わないニップルのネジ穴はそのままでいいのか、メクラで塞いだ方がいいのか、とか、ニップルもどちらがINでOUTなのかとかが、ひと目で判らないので少し悩んでしまった。


結局汎用品なので、解る奴が良きに計らえみたいな事なんだろうけど、初めてこの製品を触る人にはとにかく判りにくいという印象でした。
(ヲレも自分のクルマに付けないんで、よく判らない)


今回は頼まれたので取り付けをしましたが、そもそもブーストコントローラーという物自体が必要なのかどうかが良く判らないパーツのひとつです。

ブーストアップしてパワーアップしたいなら、フューエルポンプ、インジェクター、エアフロメーター、燃料の噴射マップなど全て換えないといけないので、かなり大掛かりになりますが、ノーマルタービンのブーストアップなんてタービンの寿命を一気に縮めるくせに大して速くならないのであまりお勧めできないんですよね。
本当にモアパワーを望むなら、潔く下を捨ててビッグタービンを付けてセッティングした方が良いと思う。

ブーストコントローラーだけ付けて、今まで勝てなかった所が勝てるようになりました・・・ってひと、聞いたことがないですw



ノーマルタービンのままで行くなら、純正ECUのノーマルブーストで乗ってるのが一番バランスが良く安全で速いと思います。

マフラーやエキマニ交換程度で乗るならECUもノーマルで対応できる事が多いですしね。


インプレッサなんかだとノーマルブーストが高めなので、保険の為にわざとブーストを押さえたいからとブーコンを付ける人も多いかと思いますが、私にはこれもやや疑問。

純正制御の一瞬のオーバーシュート位では、エンジンの耐久性に深刻な影響を与える程の問題は出ませんし、折角だからブーストの立ち上がりだけ良くしたいからと、苦労してゲイン調整した所でやたらと加速がギクシャクしてしまったり、純正ECUの制御で燃料カットが入ってしまったりするので、結局ノーマルから何が良くなったか判らんような所でセッティングを妥協して、取り敢えずブーコン付けました的な感じで終わるような事も多い。

過給のデューティーコントロールのライン曲線はノーマルの物がとても優秀に出来てるので、やたらと弄ってもいいことは無い。

ブーコンなんてものは、売るものが無いから、無い所から無理やりパーツ需要を生み出すチューニング業界のビジネススキームだという話を聞いたことがある。
本当に速い人はそんなもの付けてないでしょってw


要するに殆どの人が、
弄りたいだけ、付けたいだけ、

なんじゃないかなぁ。。




別に自由なんだけど・・・意味はあまり無いかな。


要するにパワー出さないならノーマルのまま弄らずに乗ってるのが正解だろうというのがヲレの持論である。

なので、未だに何の為にみんなブーストコントローラーを取り付けしたいのか良く判っていないというのが本音です。


※この後、このGC8もポンさんが苦労して色々ゲイン調整したようですが、過給のレスポンスを上げるとフューエルカットがはいるらしく、ノーマル以下のブーストに設定しないと乗れないみたいな感じになってました。

フューエルカットだけならFCDとかで対策できるけど、燃料が足りてなかったら危ないかもね。



そろそろパワーが出過ぎかも知れませんね・・・。


altヲレのGCも過給が掛かり過ぎるとたまにフューエルカットが入る事あるな。

Posted at 2022/05/22 02:11:00 | コメント(1) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2022年04月06日 イイね!

蓮次男の蓮。


地元小学校の入学式でした。
上の子の創は今年三年生。

あれだけ出入りした保育園にももう行くことがないと思うと、少し寂しい気持ちになりますね。
子供の成長、出会いと別れ。
はらはらと舞い落ちる桜。

これが春というものです。


当たり前のことを繰り返してあっという間に大きくなっていきます。


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お母さんに手を引かれての初登校。
ちょっと恥ずかしそう。
内心友達に見られたらヤバイよぉ・・・って顔の昭和の漢です。

天気の悪い日が続いたのに、朝からの晴天。
桜もまだしっかり残っています。


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受付を済ませたら、名札をつけて貰って初めて校舎の中へ。
上級生に案内されて教室まで連れて行ってもらいます。


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チビだし特徴無いしマスクだしで他の子と見分けがつかなくなりそうなので、靴下を蛍光グリーンにしたのは妻のアイデア。

この後の体育館での入学式でも、一発で識別出来ましたw


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写真の時にポーズや顔をしっかり作ってくれた創と違って、写真を嫌がる(昭和の漢)蓮。

じっとしていてくれないカメラマン泣かせです。



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ほらほら、いつまでも遊んでないで、
このあとお世話になった保育園へランドセル姿を見せに行くんだよ。


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とにかく大好きだった保育園のカコ先生。
自分のお母さんより好きだった先生。
マスクを取っても、まるで韓国女優のようにダントツにきれいな先生でした。

最後の年長組の時の担任の先生でしたが、担任になる前から目を付けていたようで、膝の上に抱っこしてもらったり、お昼寝の時間にお腹をポンポンしてと頼みに行っていたようです。

でも最後の一緒の写真まで笑えなかった不器用な男。




きっと彼のこれからの恋愛対象の、価値基準を支配する記憶となるのでしょう。

さすがヲレの子だ、見る目があるなww



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全部終わって走るランドセル。

帰ってソッコーでフォートナイトだぜ‼




フォートナイトもいいけど、明日から学校なんだぞ。
どうなんだ、友達は出来そうか?
わかんないけど、何人かはトイレでおしゃべりしたよ。
仲良く話したよ。
大丈夫そうか?
そんなのわかんないけど、大丈夫だよ。
もう一人で行けるよ。


もう一人で行けるのかよ・・・強いな。

ほかの新一年生のお友達は、2日目の登校の際、
最後の学校まで上がっていく階段の下で行きたくないと泣いていたそうで。
でも普通はそんなもんだろう。


でも、蓮にはお兄ちゃんが居るからな、

入学式の前日は、さすがの蓮も少し不安なのか、ちょっと行きたくないな・・・みたいな事を言っていたんだけど、
そこに創がひとこと。


蓮、びびってるのかよ。
お前知らないのか、学校めちゃくちゃ楽しいぜ。
保育園より全然楽しいぜ。
安心しろよ、行けば分かるぜ。



まぁ、創は人見知りしないし何処でも誰とでも馴染んでいくので、それはそれで普通ではないかも知れないが、
蓮も、自分の世界が強いだけで人見知りはしないからな・・・

同じ保育園からこの小学校に6人も来たのに、3クラスで一人も同じクラスにならなかったので少し心配はしていましたが・・・
顔見知りだけでグループを作ったりすると他の友達が出来にくくなるので逆に良かったのかも知れないね。


新しい友達を作ればいいんだよ。


蓮の他人への優しさと魅力的な個性があれば、勝手に仲間が出来ていくしょう。




マスク姿で始まった令和の小学一年生。


どんな小学校生活になるのかね。
ヲレには想像もつかない。

altもう特に心配はしていない。
Posted at 2022/04/11 02:04:49 | コメント(1) | トラックバック(0) | 家族 | 暮らし/家族
2022年04月01日 イイね!

3年ぶりに

3年ぶりに自粛していた桜の旅を再開しました。


コロナ自粛ってタマじゃないんだけどね。
普段なら桜の開花にあわせて、是が非でも有給取って行くんだけど・・・ここ二年ほどは無理してまで行こうって時勢じゃなかったよね。

そんなかけがえのない筈の旅心や、ポジティブな好奇心まで蝕んだ新型コロナウイルス騒動。
つい先日、ヲレも三回目のワクチン接種を済ませまして、
モデルナの重い副作用を心配したものの、右手の上腕部がやや痛んだだけで特に熱なども上がらずで何事もなかった。


コロナウイルス騒動に特に私見はないけれど・・
思ったのは、当たり前だけど色んな人が居るって事が浮き彫りになったなって。

他人のマスクするしないを一生懸命注意して喧嘩しちゃう人や、ワクチン大国陰謀説を頑なに信じている人、女性のマスクを勝手に取っちゃうっていう新手の痴漢とか、沢山の本末転倒が巷に溢れた。

それぞれの事柄に関しての客観的な危険性と、メリットとデメリット、他人と社会と家族と自分。
そのバランスの中で賢いと呼べる選択を出来た人がどれだけいるのだろうか。

本当の正義など誰にも判らない中で、不当に社会的制裁を被った人たち。
商売が上手くいかなくなったりは可哀想だったが・・


何でもいいけどよ、
ワクチンやマナーに託けて不埒になるなよと言いたい。






理不尽。
それが人間社会の本質なのだと、よく判った二年間だった。



新型コロナウイルスも流石にそろそろ収束するだろうけど、ここに来てロシアのウクライナ侵攻なども始まり、世界中に暗い影を落としている。

どれだけ科学や文明が進んでも、太古の昔から繰り返されてしまう運命がある。
歴史に学ばない、そしてどうしても変えられない。

進歩なんかでは決してなかった。


カーボンニュートラルは壮大な仮説でしかなく、誰も胎を括っていない。
世界は変わらないし間に合わない。

結局の所、貧しさが狂気を生み、化石燃料をはじめとする豊かさの争奪戦で、世界終末時計は残り100秒から更に進んでしまう事でしょう。



ロシアとウクライナを見ているとそんな風に思ってしまう。





自分はただただ、毎年きれいな桜を見に行きたいなぁ、
と思っているだけなのに。


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静岡県の大井川沿い、川根町の山あいにある茶畑の一本桜「牛代の水目桜(うしんしろのみずめざくら)」を撮りに来ました。


平日の早朝6時に着いたのに、結構ひとが居たので驚きました。


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ただ、この時間帯から撮影に来てるような人は弁えてる方が多いので、樹々の周りには張り付かず、殆どのひとは向かいの丘の上から狙っていました。


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朝靄の霞む山の斜面をぽつぽつ彩るヤマザクラ。
我々の原点であるという気がする。


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それにしてもこの水目桜。

静岡県島田市川根町家山にある、樹齢300年を超えると言われるエドヒガンであり、塩本牛代のエドヒガンとして島田市の天然記念物となっている。
樹高20メートル幹回り4.23メートルの巨樹である。


いいねえ、この感じ。




久しぶりだ。


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突然お姉さま(還暦らしいですが)に声を掛けられて、ここの茶畑の農家さんの庭先でお茶を振舞われました。


「このお兄様方にお茶を出してあげて頂戴!」




桜だけを撮って廻っている人種というのが存在する。


観光のついでに寄って記念に撮って行くのとは違い、こういった一本桜や桜の名所だけを追いかけている人というのが居る。
僕らもその類な訳だが、同類は一目で見分けが付くものだ。

ピンク色のジャケットを着たお姉さまはこの家の人ではないようだけど地元の人で、花期にはほぼ一週間以上毎日張り付いているという桜狂いだという。

ジャケットの色も決して偶然ではない筈だ。

我々的にはもっとさり気なくありたいものだが、そうなってしまう気持ちも判らなくはない。





我々の他に二人ほど庭先に招き入れられていて表のテラスでみんなでお茶をすることになった。
期せずして一緒にお茶することになった隣の大学生くらいの青年に、声を掛けてみる事にした。
こんな早くにどこから来たんだい、と聞くと名古屋から来ましたと青年は答えた。


「ポートレイトの練習をしてるんです。」

「へぇ・・・桜でかい?」

「今回は桜を選んでみました。」

「それだとズームの良い奴で撮らないとだね。」

「そうでもないですよ、カメラで加工も出来ちゃうので。」

「そういうもんか~。」



朝早くからこんな山奥にまで来て、カテゴリー別に練習しスキルアップを図っているのに、その結果を機能や編集で済ませてしまうという矛盾が今の子らしいなと思った。


「桜の前で悩んでるみたいだったから、三脚を使いなさいって言って貸してあげたのよ。」

持ってきたお茶を配りながら先ほどのお姉さまが言った。



「朝だと暗いからね・・・ISO感度上げたくなかったら三脚は欲しいねえ。」

「お借りしたのはいいけれど、使い方が判らなくて・・・」

「そっちのお兄ちゃんは何処から来たのよ。」

「札幌です。」

「北海道からかよ・・・」



札幌から来たという青年は、学生ではなさそうだったけど、職業は不詳、20代後半と言った感じ。


「でも昨日は奈良に居ました・・夜通し走って今朝着いたんです。」

「一体何をされている??」

「湯治をしながら桜前線を追っているんです、腰が悪いんで。」

「じゃあ、一回九州まで行ってから上がってきたのか。」

「そうですね、大分辺りから始めました。二週間限定で日本を横断しようと思って。」




桜がメインではなくて湯治がメインだと彼は言っていたのだが、一日中クルマで移動したり屈んで長時間桜を撮ったり、腰には良く無さそうだなと思った。



「腰が悪いからと言いながら、好きな事しかしていない感じが羨まし過ぎる。。一生に一度はやってみたいなって夢みたいな事を、もうやっちゃってるのか。」

「そうですね・・・逆に今しか出来ないなってタイミングがあったんで、行くしかないなと。とにかく温泉に入りまくってるんで、どの泉質が何に効くとか、やたらと詳しくなりましたね。」


「何処から来られたんですか?」



今度は僕らが聞かれたので、東京からだよと答える。
東京と言っても在宅は町田市と郊外ではあるが、まぁ・・東京には違いない。


「毎年ね、一回だけだけど、こうやって桜だけを狙ってあちこち廻ってるんだよ。もう10年以上になるかな。」

「結構全国行かれたんですか?」

「そうでもないよ、行っても一泊くらいだからね。一番遠くて山形あたりかな?関東近辺は大体回ったけどね。」

「じゃあ、わに塚とか行かれましたか?」

「韮崎だね、行きやすいからもう2~3回行ったかな?あれの満開はマジでヤバイ。」

「マジすか、今日これから行くんですよ。」

「トワイライト狙いなら、早めに行くといいよ。カメラマンでごった返すから。」




「もう少し風が出ているといいなと思って待っているんだけど・・・。」



桃色パーカーのお母さんが呟いた。


「ブレで表したいテーマがあるのかな。」

「そうなんだけど、なかなか思ったようにはならないわね。」

「これだな、って写真は1000枚撮っても一枚くらいですよね。」

「そおねえ、そんなに無いかも。。」


お母さんは水目桜を見上げた。


「桜をモチーフにしているだけで撮りたいのは別に桜じゃないですよね。」

「・・・そうかもしれないわね。」

「・・・??」



若者たちはどういうことなのかな・・・という感じで目を丸くしている。


「桜を触媒にして、その姿の中に自分の心象を落とし込もうとしてるだけですよね。」

「だから、自分自身がブレてると、なかなか思ったような表現が出来ないですよ。」



写真だって絵画だってダンスや歌唱だって、
媒体が違うだけで、全て表現方法の一つである。

ビギナーのうちは、型に忠実にとにかく丁寧に綺麗なカタチにしようとする。
それを数限りなく繰り返していって基本ができたら、一つの材料を使って比喩表現をしようとする。
自分が伝えたいことをそこに表現できるかが試されるようになる。

その内、型や基本なんかどうでもよくなって、
どうやったら自分の思いをそこに落とし込めるか、という感じになってくる。

あらゆる趣味の本質はそんな感じであろう。



モータースポーツに至っても同じである。
クルマを丁寧に正確に思い通りに動かせるようになった先に、
自分と、一緒に走っている他者との間に対話が生まれ、各々の自己表現が走りに現れ始める。


ただただ言葉を交わすよりも饒舌に、お互いの事が解るような物語が見えることがある。
「走る」という事に、思いを込めることが出来るようになる。




写真もクルマも同じだなと思う。
だから、クルマじゃなくてもいいなとは思うが。


そんな話を少しだけした。


「良かったわね若者、いい話が聞けたじゃない。なかなか聞けないわよ。」


桃色のお母さんは言った。


何か深い話をした的な感じになってしまったが、別に特別なことではなくて、
どんなことでも長くやっているとそういう感覚になってくると思う。

誰しもがそうなんじゃないだろうか。

逆に、自己投影出来るところまでやらなかったら詰まらなくて結局辞めてしまうんじゃないだろうか。



みんな表現者(アーティスト)なんだから。




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みな事情はそれぞれだが、桜に吸い寄せられる理由は同じである。
梅でも花桃でもなく、桜。

樹齢数百年を重ねる巨樹が多いからだろうか、一年のうちのほんの数日だけに見せる刹那の英に惹かれて、老若男女のカメラマンが幻想の一瞬を切り取りに来る。


各々の腕の見せどころではあるが、
ただただ感動して終わることが殆どである。



だが、それでも良いと思えるだけの時間が、そこにはあるのだ。

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市内は桜一色なので、ぶらぶらと散策してみる。

大井川鉄道沿いにある川根町は、桜とSLの街だと聞いている。
子供が小さい頃にSLには乗りに来た事があるが、桜狙いで来ることになるとは思いも拠らなかった。


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池端のしだれ桜の鮮やかさが、ヘラブナ狙いの釣り人の目を楽しませている。


朝イチの水目桜は小雨がちらつく中でのスタートとなったが、日中は予報通りすっかり晴れた。

暖かい。


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正午を過ぎ、トップライトになった辺りでもう一度水目桜へ。


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今度は多くの人たちが樹の周りを取り囲んでいました。
桜のご婦人もちゃんと居るなw


桜の撮影は、日差しが強いと白飛びしてしまったりして難しくなるのだけど、散り際の少し重めの色だったので、丁度良かった。


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またね、お母さん。

お茶をごちそうさま。




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ヴィッツで、もうちょっとだけ市内をウロウロ。

川が驚く程清冽で透き通っている。
きれいだなぁ。
きっとお茶の育成にも関わるので、水も大事にしているんだろう。


川が汚い街というのは、だいたいその街の人の心も荒んでいると、かの野田智佑さんも言っていた。


お茶があり、SLがあり、春には桜が咲き乱れる。
護るものがあり、誇るものがあれば、人々は荒むことはないんだなと思った。

川一つをとってみても、何となく人々のこころねが見えてくる。



昼飯でも買おうと町内をウロウロしていたら、線路沿いに人が集まっている所があった。

撮り鉄である。


ちょうど桜のトンネルを機関車が通り抜ける時間なんだと思った。

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一緒になって少し待っていると、E10系という電気機関車がさくらのヘッドマークをつけて走ってきました。昭和24年製造なんだって。


撮り鉄のお陰でいい絵が撮れたナ^^


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通り過ぎていく黄色い客車もレトロでかわいいね。

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大井川の支流、家山川の河川敷。
立派な鯉のぼりの前で昼飯休憩タイム。

満開の桜の前で、母子を撮るお父さんが微笑ましい。



桜と一緒に人を写すと、それは永遠の記憶になるような気がする。
その時の記憶なのか、その写真を後で見たことの記憶なのか判らないが、鮮烈に脳裏に焼き付いて一生の記憶になることが多い。

家の前のただの生垣の前で撮ったのでは、「こんな写真いつ撮ったっけ
?」となるが、桜と一緒に撮った時の記憶は何十年たってもはっきり覚えているんだよね。


桜が持つ幻覚のような美しさが、あらゆる対象を際立たせ忘れられない一瞬となる。



桜には人の記憶を、一瞬を、
永遠へと昇華させる魔力があるのである。


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最後に富士市にある潤井川(うるいがわ)の龍巌淵(りゅうがんぶち)へ。
県内では知らない人はいないというような有名な桜並木があります。


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ここは雑誌やガイドブックなどで見るばかりで訪れたことはなかった悲願の場所である。

実は天気が良ければ、バックに大きく富士山を入れることができるロケーションで、願わくばと思いましたが、この日はお預け。
ここの所天気が不安定だったので難しいとは思ったが。


またいつか再チャレンジですね。


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孤高の一本桜の魅力は素晴らしく、その存在感への訴求は今も変わらないが、こう地元のみんなが当たり前に集まってくるようなただの桜並木も素直にいいなあと思えるようになった。


単に歳をとったからなのかな。

細かいことに拘らなくなったな。




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コウヘーもヲレももう今年で45になる。


字面にすると恐ろしくオッサンだが、実は気持ち的にはそれほどジジイという気はしていない。
やってる事、やりたい事がここ20年でそれほど変わっていないからだろうか。
中身は殆ど変わっていないのだ。

寧ろ昔よりも寛容になって、いろいろやってみようかなと思うくらいである。



コウヘーとヲレは、小学生の頃から自然が好きで、釣りや登山、キャンプをしてきた。
クルマという翼を手に入れてからも、基本的な趣旨は変わることなく行動範囲が少し広がったくらいだ。

大人になればこのままやりたい事がどんどん増えていくものかと思ったがそうでもなく、
今持っているものを深く穿つような取り組み方になっていく。
飽きっぽい性格なら、どんどん新しいものに乗り換えてあれじゃないとかこれじゃないとかやるんだろうけど、飽きて辞めるくらいなら最初から始めない、という性格なので、自分の中で間違いないと思う事だけに取り組む人生だった。

どれだけ行動力や経済力が大きくなっても、自分が持てる時間やかけられる思いの丈は変わらない。

本当に最後まで追求してみたい事なら、僅か数個に絞っても追いきれるか判らない。



一生のうちに、そんなに沢山の事を人間には出来ないと思う。


そんな方向性のベクトルが近くて自然と一緒に遊んできたコウヘーだが、唯一よく解らないのが、何故か未だに独身でいるということだ。

まぁ、もともとストイックに自身の独創性を深堀していくような人物なので、未婚でいること自体は何となくコウヘーらしいと言えばらしいのだけど、でもやはりそろそろ色々と考え始めるのではないかなと思ったので、思い切って聞いてみることにした。
いい加減誰か一緒になりたい人とか居ないのか?と。


自分の子供もきっと欲しいだろうし、望むならまだ遅すぎるということもない。

今でこそ少し歳はとってしまったが、昔から高身長でヲレなどよりずっと二枚目のコウヘーは憧れるようなフォルムを持っていた。
ヲレはいつも、それに負けまいとして内なるものに賭ける人生だったような気がする。

親友でありライバルだった。



でも浮いた話を殆ど聞かない男だった。
女に興味がないのか話さないだけなのか、
いくらやりたい事があると言ったって、人間そこまでストイックになれるだろうか。

ヲレは元来付き合っている女性が全てという人間だったので、
人生のターニングポイントはいつも失恋だった。
趣味も仕事も二の次でしかなかったからね、
女などにうつつを抜かさず、コウヘーのように自分を常に律していけることが不思議でならなかった。


恋愛や結婚が全てとは言わないけれど、
でも、その自然のやりとりの中から他人が家族となり、そして家族が増え、分身がそれを連綿と受け継いでいくというリレーの一翼を担う責務。
とても大変なことだが、これを全うするという事は、その他のことでは取って代われない幸福がある。
そのためだけに生まれてきたのではないかとさえ思う程に、重大な任務である。


コウヘーもそこだけはしっかり押さえていくだろうと思っていたのだが、
未だに未婚のままなのは意外だった。

今ではLGBTの問題だとか、性的マイノリティーのコンプライアンスなどもあるから、サザエさん的な一昔前の感覚では差別だとかどうとか言う人も居るのかも知れないけれど、コウヘーはそういったマイノリティーには属さない筈なので、従来で言うところの普通の幸せには異論がないはずだ。


「どうなんだ?まだ興味がないのか?」

「そんなこともなくて、最近は自分の子供も欲しいなというのはある。」

「好きな人がいて単純に一緒になりたいという一般的なプロセスがあるといいんだけどな。」

「今の仕事とか、生活スタイルを見直さないと難しいかもなぁ。」




彼は劇団員の傍ら、イベントのカメラマンなどをして生計を立てている。
劇団員とは言っても、自分が俳優をやる訳ではなく、裏方の美術などを担当しているのだという。
俳優になって舞台に立つだけが劇団の世界ではないんだろうけど、大してお金にもならないのに一年中現場に携われるものだろうか。
公演のスケジュールで一年の行動が決まるから、合間で自由に出来るような仕事しか出来ないという制約もある。


もっと儲かるような仕事なら、胸を張って興行を支えたらいいと思うけど、やはり収入あってのものだよなぁ・・と素人のヲレは思ってしまうので、以前から心配はしていたのだ。
コウヘーも長くやっているからね、そんな合理性だけで簡単に足を洗えない世界なのかも知れないけれど、そろそろ自身の事を考えてもいいのでは?


余計なお節介かも知れないけれど、帰りのクルマの中でそんな話をした。


結局のところ新しい女性の存在は口にしなかったが、彼の中でもそういうターニングポイントは迫ってきているという自覚はあるようで、近々大きな変化はあるかも知れないな、と思った。



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舞い落ちる桜吹雪の中に、これからどんな人生を投影できるだろう。

幽き一瞬の煌めきや、
斜陽、
それとも新たな出発だろうか。



なかなか順風満帆を表現しづらいのが桜であるが、決して暗い陰の暗示ではない。
その儚さが比喩にぴったりだからなのかも知れない。


どれだけ磐石に準備しても、明日には全て消えてなくなってしまうかも知れない人生のうえで、今という一瞬をとにかく全力で咲き誇る。

そんな桜のような人生。
自分はそれを忘れないように毎年桜を見上げています。



みんなは今を全力で楽しんでいるかな?

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altやっと書けたな・・。
Posted at 2022/04/24 16:58:25 | コメント(0) | トラックバック(0) | 桜を追いかけて | 旅行/地域

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2009/09/13 00:37:18
 

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