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2020年09月12日 イイね!

車速センサー???

車速センサー???半沢直樹面白かったねぇ・・・
ホント最近は楽しみがコレだけだったのに来週で最終回・・・

半沢ロスが怖いw



そんな訳で・・夜も涼しくなってきたので走ったりもしたいですが、晩酌の誘惑を断ち切れないのでなかなか難しいヲレが居ます。


もう当分無えだろうと思っていた11アルトも、いたずら小僧のように軽いジャブを打ち込んでくるので、スパーリングに付き合ったりしています。

後付けのアペックスのスピードメーターが走行中にバグったりゼロ表示になり、エンジンチェックランプが点くと言うので仕事帰りに家に寄らせて見てみると、バックランプも点かない(左右とも)事が判明。

バックランプなんてそうそう球切れしないので、即座にミッションのスイッチと推測。
品番調べてスイッチを準備させ、交換します。

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しかし、オーナーの品番確認が甘く、違うものが来てしまうというトラブルが。
本来の品番は37610-70B11で、下2ケタで間違えて頼んでしまった模様。。

当然使えないので、外したものを現物修理する事に。
幸運なことに、スイッチの内部接点不良ではなく配線の根元での断線が原因だったので、配線の残りを掘り起こして断線部を修理。
麓をエポキシ樹脂で固めて保護し、引っ張られての再断線を防ぎます。

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無事交換し、バックランプは復旧。


さて、スピードメーターに関しては、出たり出なかったりとで何とも判らないですが、社外メーターの配線不良と言う事ではなさそう。
純正スピードは機械式のアナログケーブル式ですので、コイツが切れたらそもそも針が動かない筈ですが、普通に表示します。
どうも、純正スピードメーターにパルス変換器がビルドインされているようで、ここからECUに車速データを送っている模様。


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ダイアグを表示させると、#24 車速センサー系統と出ます。

エンジンチェックが付くのだから、純正メーターからECUに入るまでの所での問題。
アペックスレブスピードメーターでの車速の取得は割り込みではなく引き込んでの迂回ですので、コイツの不具合の可能性もゼロではないけれど、あんまり聞かないなぁ・・・まだ新しいし。。
配線を確認するものの、接触不良もなさそう。

とにかくコレも上手くいくかは判らないが、中古の純正メーターを入手して実地で組み換えていくしかないな。


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と言う事で、同時作業で色々やることになったw

車速センサーに関しては、やはりと言うか、11アルトには車速センサーという部品は存在しない。
スピードメーター本体がその機能を有するという事が判ったので、中古のコンビメーターを1000円ほどで落札。(AT用ですがスピードメーターはMTも同じもの)
あとは、交換歴がないスピードメーターケーブルも一応新品交換。
これで車速センサー不良は何とかなる筈。

あとはタービン交換に伴う、燃ポン、インジェクター交換、偽FCD(EEPパワーw)の燃調ボリュームによるセッティングの為、簡易A/F計の取り付けと、保険的なO2センサーの交換となりました。


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先ずはケーブルの交換から。
エンジンルーム側は、長いエクステンションで延長してミッション差し込み部のM6のボルトを取れば、ギヤごと外れてきます。
メーター側は、コンビメーターを取り外してケーブル挿入部のカプラーを外して抜きます。

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Cリングでパチンと止まってるだけのギヤ部を新しいケーブルに取り付けます。

ミッション側の戻しは、メーター側の作業が終わってから。
長さに余裕が無いので、ある程度室内側に余計に引き出しておかないと、メーターとの接続が難しいです。

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さて、本丸の純正スピードメーター。
どちらも同じように分解していきます。

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MT用も今回買ったAT用も全く同じものでしたね。
文字盤は幾らでも移し替えられるので、スズスポエディション用でなくても良かったみたいです。

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どこが車速パルス発生器かよく判らないですが、唯一端子があるのがケーブルが直接刺さる白い箱なんで、ここを移植できれば良さそうです。

小ネジが幾つかあるので、外して分解していきます。


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ここまで分解できました。

トリップメーターもオドメーターも取り外せたので、距離数などは元のままでイケますね。
文字盤も針も自車の物を使えるので、本当にパルス発生装置のみ交換することが出来そうです。

ただ、外観上は何処に不具合があるのか確認出来ませんでした。

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購入した16万キロ台の変換ユニットに自車の21万キロ台トリップメーター(針のユニット)をドッキングして元通り組み戻します。

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銅のドラムに付いている針のゼロ点ストッパーが左回りで針から伸びるバーに接するように組む事。(反転もしてしまいます)
車速に合わせてドラムが時計回りにバーを押してスピード表示をする構造です。

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パルス装置のみを付け替えたスピードメーター。

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あとは、傷にしないようにコンビメーターの基盤にスピードメーターを取り付けます。
案外上手くいったな。

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これで一度試運転すると、取り敢えずメーター表示がバグることはなくなり、チェックランプの点灯も確認出来ませんでした。

ただ、出たり出なかったりと言う事があるので、もう少し長期的な観察は必要です。


さて、あとはO2センサーの交換と、レブシフトタイマー(簡易A/F計を含む複合機)の取り付けです。

O2センサーも消耗品と言われますが、このクルマでは無交換できました。
チェックランプで表示するような致命的な不良が出ていなくても、徐々に性能は劣化し燃費を悪化させたりするのがO2センサー。

もう21万キロも使ったので、そうとうヘタってる筈。

A/F計表示も不正確になるといけないのでこの際だから交換しちゃいます。

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センサーはタービン直下にあるので結構バラシていかないといけません。

バンパー外してコアサポート外して、コンデンサーや後ろのビームなども外さないまでも結構どかして漸くアクセスです。

22ミリのメガネでイケます(カプラー通ります)が、少しオフセットした位置にあるのでストレートよりもディープタイプの方が外しやすいです。
配線逃げの切れ込みが入ってるソケットなどがあれば楽でしょうけど、持っていませんね~w

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新旧O2センサー。
結構煤で汚れたセンサーが出てきましたね。

オーナーがネットで買ったという格安品(1万円弱)はマルチタイプといって、センサー部の適合のみで、カプラーは自分で繋ぎ直す物でした。
まぁ、それは構わないんですが・・・英文の取説のみでしかもスズキの説明文無し。

クルマ側の配線は自分で調べなければなりませんでした。


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センサー側は、チュートリアルによると、青は信号線、白は信号線のアース、黒2本はヒーターの配線でした。



問題のクルマ側は、
その場でググって暫く調べると、ようやく信用出来そうな情報を取得!

黒が信号線、灰がアース、白2本がヒーター電源と言う事で、これに基づいてぶった切ったカプラー配線を接続。

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付属の圧着端子で繋いでヒシチューブで絶縁して完成。
ヒーター配線は行き来の別がないので、白白黒黒で適当に接続です。

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新品O2センサーに交換したので、次はメーター本体の取り付けです。


今回取付したのは、アークデザイン製レブシフトタイマーというもの。
元APEX、元HKSの技術者が独立して立ち上げた日本の企業と言う事で、○ートゲージや激安中華製品よりは信用出来そうな雰囲気。

これも、ターボタイマー、タコメーター、シフトスポット、電圧計、簡易A/F計機能と多機能ながらネットで1万円もしない安価な商品ですが、その実力や如何に!?


取り付けは数種類のセンサー配線から横取りするだけで簡単・・・と思いきや、電源取得に必要なターボタイマーハーネスが同梱されていない・・・どころか、同社から販売すらしていない模様。
(徹底的な価格低減の為に車種別専用部品の設定を極力しないというポリシーによるもの)

各車から出ているターボタイマー用ハーネスを利用してくれとの事である。



ちょっと買う時にちゃんと確認しなかったな・・・。

今付けるならハーネス自作か???
と思い、コラムの下をごそごそすると、なんだかそれっぽいハーネスがあるな・・・。

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もう10年くらい前だと思うけど、このクルマの購入時にたしか壊れてまともに使えないターボタイマーが付いていて、取り外した事を思い出した。

そのハーネスだけは取り外さずに束ねて残しておいたのだった。

グッジョブ10年前のヲレ!

無事、汎用形状の3極カプラーより電源を取得することが出来ました。

あとは、サイドブレーキスイッチアースと、ECUアース、回転信号と、O2センサー信号のみ。
前3者は取得歴があるので、直ぐに判ります。

しかし!


だけど、ECUのO2センサー信号線だけがどうしても判らない!
スマホでググっても埒が明かないので、一度部屋に戻りPCで結構調べましたが、HA11SのECUピン配列図が出てこない。


タコだの圧力センサーだの車速信号だのと、社外パーツ取り付けに係わる人気信号は幾らでも出てきますが、O2センサー信号をECUから取ろうってケースがこれまで殆ど無かったんだろうね。

完璧なピン配列図というものも出てこない。



・・・もういいや、自分で調べよう。

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先ほどくっつけたO2センサーのカプラー部分を再び引っ張り出し、信号線にあたる部分の配線色を確認。(ボロボロの指が今日1日の大変さを物語っていますねwww)
R/Bが信号線のプラスですね。

コイツはこのままの配線色でECUまで行っている筈なので、ECUのコネクターを引っこ抜いて同じ配線色を探し出します。

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16ピンコネクターの中央部付近にのみ同じR/Bの配線を確認。
これがO2センサーの配線で間違いないでしょう。


地道で面倒な確認(だって、戻したバンパーやらを再び外してセンサーを確認しないといけない)ですが、間違いのない方法です。

コイツに最後の配線をして、レブシフトメーター起動。


無事それっぽい表示を確認。

EEPパワー(簡易燃料増減ボリューム)の操作で空燃比の数字がリニアに変化するので間違いないでしょう。



きちんとしたセッティングをしようとしたらこういった簡易タイプではなく、専用のセンサーを取り付けしたPLXなどを使うのでしょうが、使ってみると、意外と悪くない。

比べたら精度などが違うんだとは思いますが、全開時の数値なども割としっかり読み取れていますし、きちんと揃います。
ギリギリのシビアなセッティングには向かないかも知れませんが、セッティングの反映は全然読み取れるので、マージンの大きいざっくりしたセットならイケますね。


EEPパワーによる燃料の増減は、イニシャルの噴霧量を変えるだけなのでアイドリングなどでは最終的に補正で14.7へ持っていこうとしている動きが目に見えるのが面白いですね。

フィーリング的にもっとも加速がいいのはツマミで5%減位の所で、A/F11.0~12.0付近と言う感じですが、マージンを取って3%減程度の11前後にしておきました。
ノッキングもないですし、油水温が極端に上がる事もないのでこの辺なら大丈夫と言う感じです。


色々変えて、色々弄れるようにしてしまったので、その反映が視覚化できるのはいいですね。

今までは大体こんなもんだろうみたいな、読みとフィーリングと、プラグの色だけで判断していましたが(まぁ、大体イケちゃうんですけどね)数字でみられるようになるのはいい。

精神衛生的にいい!



1万円もしないのに結構使えるな。
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altおもちゃが仕上がってましたよ( *´艸`)


Posted at 2020/09/21 05:10:20 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2020年08月31日 イイね!

夏の終わりに

夏の終わりに久々の一般修理。

まだまだ暑いですが、そろそろ身体が動くようにしとかないと・・・
また冬にかけても色々あるんでね、リハビリも兼ねて。

知り合いのワゴンR。
妻の働く美容室の系列店の店長のクルマなんだけどね、
この人のクルマは、昔からたまに面倒を見ている。
不動になったゴルフを走るようにして売っぱらったり、代わりに買ってきた調子の悪いE36の318をちょいちょい直して乗っていたがこれも結局売っぱらいw
最後に知り合いからほぼタダで貰って来た22のワゴンRに乗っていたんだけど、もう10年近く前じゃないかなぁ・・・。

ヲレが名変に行ったような行ってないような・・・もう憶えてないけど、
まだ新しいし、距離も少ないからいいじゃんコレ!
なんて言ってた記憶があるんだけど、

もうそろそろ色々乗りっぱなしじゃマズイだろ・・・。



この人はホント、クルマに関しては無頓着でノーメンテだからヤバイ。


もう夏も終わりですが、エアコンが利かないので困っているという。
古いワゴンRでエアコンが利かないとか・・・最早ゴミですなw


ガソリンスタンドで、ガスが循環してないから詰まってるかもしれないと言われて、1万円くらい払って循環オイルとガスの入れ替えをしたんだけどダメだったという。
ちゃんと直すくらいなら買い替えた方が安い・・・みたいに言われたそうな。


・・その話だけ事前に聞いていたから、これは厄介だなと踏んでいた。
多分、レシーバータンクとかエキスパンションバルブ(以下エキパン)が詰まっているんだろうな・・・22からはエキパンがエンジンルーム側から単体で交換出来るようになったので最悪何とかなりますが、古い車種だとエバポレーターがエキパンを抱え込んでいて、ダッシュ外してユニットバラしなんて事になる。

普通に頼むと工賃だけで10万円以上になり、ここにエキパンやエバポ、レシーバータンクやらコンプレッサーやらと、一回で済むように怪しい部品を全部替えると、部品でも10何万円と掛かり、実質廃車・・・という見積もりになるのだろう。


まぁ、言ってる奴の気持ちも判る。
原因がハッキリ判らなければ、可能性がある部品はすべて見積もりに入れたくなる。

エキパンだろうとアタリを付けて、ダッシュボードまで外して交換して全く直らなかったら、12万円掛かりましたと言ったって貰いにくい。
結局あれもこれも直したら30万円になっちゃいましたと言うことになれば、そんなに掛かるんだったら直さないで買い替えたよと言われてしまう。


ここに中古車修理のジレンマがあるのだが、
まぁ、詰まるところがトラブルシューティングが不確実なことが原因であって、ちゃんと原因を見つけられさえすれば、大体のトラブルは一つの事が原因であることが殆どであるから、何十万円も掛かる事は無い筈なのだ。


ま、見極めるのは難しい事も多いけどね、そこをいかに短い点検で見極めるか。
スキルと経験が問われる分野である。

黄色い看板掲げたガソリンスタンドが投げた22ワゴンRは果たして。


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ボンネットを開ける。
先ずね、汚ねえ。

エンジンルームが。

スチーム洗浄から始めたいくらいである。
エンジンルームなんてほぼほぼ外なんだから、洗車場とかのスチームガンでバーバー洗っても割と大丈夫である。(リレーボックスとかデスビ周りだけ控えれば)


取り敢えずただただ乗りっ放しなだけのノーマル車両なので、弄り壊しているという可能性は無し。
通常の経年劣化によって起こるトラブルなのは間違いないであろう。


外観上では何も解らない。
ベルトの張りも問題なさそうである。

エンジンを掛けて、エアコンを点けてみる。
スイッチのインジケーターは点灯するものの、エンジンの負荷が変わった様子は無く、何時まで経っても生ぬるい送風のままである。

エンジンを覗き込むと、コンプレッサーのクラッチが繋がっていない。

ガスが抜けちゃってるのか?
持ってきたマニホールドに繋いでみるとガスは充分に入っている。
だけど、コンプレッサーが入らない。

そりゃ、押さなきゃガスも循環しないだろうよww
何処かが詰まる以前に回してないじゃないか。


「どこのスタンドか知らないけれど、コンプレッサーの作動不作動すら見分けられないのかよ・・・クズが!」


時折小雨が降りしきる蒸し暑いコインパーキングの隅で(会社の借りている駐車場を若手に貸してしまっているらしい・・)ぶつぶつ言いながらコンプレッサー不作動の原因を推測する。

プレッシャースイッチ不良だろうか。
ガスが入っていても動作しない原因の候補として人気が高い。
しかし、電動ファンは作動している。
ここはプレッシャースイッチと連動していると思うので、試しにスイッチのカプラーを抜き差ししてみると、電動ファンの動作も止まる。

違うな・・・


単なるコンプレッサー不良だろうか。
コンプレッサーのON/OFFは、単にマグネットクラッチへ12Vを落とすだけなので、小さな単極カプラーを外してテスターで確認してみる。

そもそもクルマ側からの出力がないな。

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試しに仮配線でコンプレッサーにバッ直で入力すると、勢いよくクラッチが繋がりエアコンが冷えだしました。

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コンプレッサー本体でもないな。


エアコンのヒューズは飛んでないので、主電源は来ている。
そこからコンプレッサーまでのあいだでの制御といったら、エアコンのCPUか、エアコンリレー位のものだろう。

エアコンのCPUはこの型だとECUと統合されてるのかな?
ちょっと判らんが・・・どの道今どうこう出来るものでもなく、中古で見つからなければクルマ自体捨てになる類の部品なので、深追いはやめることして、



先ずはリレーの可能性に賭ける。



フタの裏にどれが何のリレーとかの記載がないな。
グローブボックスの取説を見てもヒューズの種類くらいで、リレーの分類に関する記述無し。


えーと、エアコン以外でリレーが制御しているものと言ったら、電動ファンとかヘッドライトとかメインリレーとか、大型家電製品ばかりな筈、そもそも明らかに何かが使えなくなるはずなので、同じ種類のものをいくつか入れ替えてみる。

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手始めに左側の白いリレー二つを入れ替えてみる。

すると、ブルンブルンと言ってエンジンが停止してしまった。

どっちかが死んでるエアコンリレーで、どっちかがフューエルポンプとかメインリレーとかかな。(のちに調べたら左上の白いリレーがA/Cリレーでした)
リレー不良で電源喪失している可能性が濃厚です。

取り敢えずリレーを戻して元の状態に。


部品など注文していたらまた数日掛かるし、自分も次いつ来られるか判らない。
ここの所まだ35℃超えの酷暑が続いていると言う事もあり、何とか自分の時間がある本日中に復旧させてあげたいところ。



リレーBOXの固定を一回外して裏側の線を確認し、手持ちの汎用リレーで動作できるように結構しっかりした応急処置を施すことに。(ていうかもうこのまま行くかもしれないのでw)

純正リレーも買うと高いからね・・・(2500円くらいするでしょ。)
直ってしまえば、もうこのままでいいやってなる可能性はかなり高い。



ので。

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結構ちゃんと配線作って、しっかり固定。

純正のエアコンリレー箇所に社外リレーの端子を差し込むだけで作りたかったんだけれど、リレーBOXの蓋が閉まらなくなる事、エアコンリレー箇所のエビデンスが無かった事と、仮設で引っ張った配線をそのまま使った方が早い事とで、外引きで作っておしまい。



エアコンはしっかり使えるようになりました。

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オーディオも鳴らないというので見てみると普通にヒューズ溶断してたので交換。(オーディオは大体シガー電源です。)

全く弄った気配がないクルマなので、配線トラブルということではなさそう。


ガソリンスタンドの素人点検で知ったかぶってあれこれ触ってトバしたってのが濃厚でしょうね・・・。



取り敢えず、
大した作業になる事も無くエアコン使えてラジオも聞けて・・・という普通のクルマになりましたね。

何が廃車見積もりでクルマ買い替えなんだか・・・


適当なこと言って在庫車両でも買ってもらおうと思ったのかな?
油断も隙もないなぁ・・・まぁ、商売なんてそんなもんなのかも知れないけれど。

無知だと多額にカモられるのがクルマなんで・・・それが嫌だから全部自分で出来る様になろうと思ったのが、そもそものクルマ弄りのきっかけなんですけどね。

他人の仕事にとやかく言わないのがポリシーではありますが、
もう少しやってやれよってのが正直な所です。



死んだサカナのように曇っていたヘッドライトもちょっと磨いて置きました。
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altエキパン交換とかにならなくてヨカッタ(;´∀`)



Posted at 2020/09/13 19:18:23 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ
2020年08月14日 イイね!

バンガローキャンプ

バンガローキャンプ今年のお盆はコロナ禍で、言わずもがなではありますが・・・
いつも楽しみにしていた秋田への帰省は見送りました。

これは大変忌々しい事でありまして、
僕が東京生まれなばっかりに、田舎に対する憧れが異常に強く、自分の実家でもない奥さんの故郷へ帰省する事を毎年楽しみにしているっていうね。。

婚姻にこんな副産物があるなんて・・・
と、僕にとっては飛んだ棚から牡丹餅ではありましたんですが。


普通は配偶者の実家など、気ばかり遣って居場所がないなどと言って気が重い、早く家に帰りたい・・なんて話も多いようですが、、
自分のように人見知りが無く、誰にでも取り入る才能や図々しさがあると、秋田の田舎など楽園でしかない。

もともと一切苦に感じない長時間の往復ドライブに、比類なき自然環境、例外なく美味な食事・・・
もう一度言うが楽園でしかないw


そんな秋田に今夏は帰れない。
・・ていうか、冬も厳しいのではないだろうか。


この事実に直面してから初めて
「コロナのクソッタレ!」と思いました。
ここでかよ!


しかし、強行で帰ろうとは思いませんでしたね。
実家は優しく受け入れてくれたでしょうが、親子含めて4人からが東京都から来たなどとなったら、ほんの数時間で狭い集落に知れ渡ることだろう。

田舎の情報の伝播速度はマッハの勢いである。

さすがに嫌がらせまではされないだろうけど、地方は封建的ですからね・・
ご実家に迷惑はかけられないよなぁ・・・。



そんな訳で、断腸の思いで妻の実家帰省は見送りまして(結構ギリギリまで悩みましたが)近場でのキャンプにとどめることに。


日にちがあるから二泊できるな!


なんて思いつつあちこちのキャンプ場に電話をかけまくるが、お盆休みに近県のメジャーな所での空きがある訳も無く、遠出もやむなしかと思っていましたが・・・
以前利用したことがある道志山塊のちょっとマイナーなキャンプ場に問い合わせると、区画のテントサイトは全て埋まっていますが、バンガローなら連泊でも空きがあるとの事で速攻で予約。

バンガローとは、最低限の簡易設備だけを有した宿泊施設で、キッチンや入浴設備はない。寝泊りだけすることが出来る小さい山小屋と言えばいいかな。

六畳間と小さめのバンガローですが、家族4人寝るには充分。
きれいなトイレと電気まであるというので、これは快適ですね。


家族キャンプにそれ程ストイックさは求めていないので、設営と撤収のラクさや、天候不順への不安のなさ、トイレの問題などキャンプに付きまとう煩わしい問題の殆どが一挙に解消されているバンガロー泊。


たまにはいいではないか。



それにしても凄まじい酷暑。
場所によっては気温40℃という恐るべき熱波である。

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クルマを走らせれば、たちまち水温や油温が跳ね上がり、エンジンオイルなど110℃に届こうとしている。

街中を、時折混雑に巻き込まれながら普通に走っているだけである。



低速サーキットでまあまあ踏んでる時の針だよ・・。

路面に近い所は50℃くらいあるでしょうからね・・
バンパーやグリルから取り込む空気の温度が普段より20℃も30℃も高いわけだからしょうがないんだけど、普通に走るだけで危険に感じてしまうコンディションである。

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山あいに入り標高が増してくると、段々計器類の針が下がってくる。
近県とは言え、道志山塊もなかなかの山奥です。

高原とまでは言いませんが、日中の気温でも10℃近く違います。

近場の避暑地として、みんながキャンプをしたがるのも判りますね。


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現地到着。

キャンプ場までは結構な未舗装林道を上がっていくので、以前来た時には腹下を擦らないかとかなり気を使って走りましたが、GDBスプリングにしてからはそんな心配は皆無。

5センチ上がった車体で、砂埃をあげながらガシガシ登坂していきました。



今回はテントやタープの設営もないし、二泊なので中一日はゆっくり出来る。
週末一泊キャンプだと、どうしても移動に設営にと初日はあわただしく過ごしてくたびれてしまい、翌日もチェックアウトまでに撤収して道が混む前に帰ろうとなってしまう。

つくづくキャンプは二泊以上しないとだなぁ、と思うのだがなかなかね。


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隣のバンガローに泊まっていた家族も、丁度ウチのような構成で7歳と5歳の男の子が居まして、子供たちはすぐに仲良くなってました。

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一緒に花火したり追いかけっこしたり、静かなキャンプ場ではちょっとうるさかったかも知れないけれど、チビどもは早い時間に寝てしまうからね、少しくらいはいいでしょう。

その日にあったお友達と、まるで数年来の幼馴染かのようにふざけ合って、笑って、楽しそうにしてました。

子供ってのは誰とでもすぐ仲良くなるんだな。


右も左も、小さな子供がいるような家族ばかりでしたので、就寝も早かったですね・・夜9時で誰も起きていないw

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みな寝静まったあと、しつこく飲みながら焚火を弄ったりしてましたが、ひとりで耽るようなもの想いも特にない。。



最近は飲むにしても何をするにしても、誰かと一緒でないと詰まらないな。


子供が出来てからは特に自己満足や自己完結に直結するような行為に意味を感じなくなってしまったので、一人で悦に浸るような事が無くなってしまった。
そんな時間は無くなってしまったという方が正しいか。


まぁ、一人でいろいろとやらないのは昔もそうなんだけど、どうせなら誰かと一緒に遊びたいって性格なんだね。


自分は、今はゲームなどもしない。
ファミコンを小4の時に自分の意志で辞めた位です。
どれだけ没入しても、どれだけ時間を投入してスキルアップしても、指先とテレビ画面の中だけの事・・・と思ったら、恐ろしいほどの逸失感があったんですよね。

だから、子供には買ってやったが、任天堂スイッチもやらないしスマホゲームもやらない。
別に食わず嫌いということでもなく、初めはちょっとやってみたりするのだが、すぐに飽きてやめてしまう(スマブラやマリオカートくらいはたまに子供とやってフルボッコにされているw)。
単純に詰まらないだけなのかも知れない。


アニメを見たり読書したりするのは好きだけど、2次元で満足できるのはパッシブな娯楽のみのことだけで、自分が何かをするのは現実の事でありたいのかも知れない。


「自分で何かをする」事より面白い事なんてないんだよね。



今は友達と遊ぶ時間なんて殆どないけれど、もう少し子供が大きくなって手が掛からなくなったら、また遊ぼうね・・みんな。


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朝はレトルトのカレーとかパスタとかで簡便に済ませてゆっくり過ごす。

頑張る父さんなどは、いっぱい肉や野菜を持ってきて鍋とかスキレットでカッコイイ料理を作ったりするのだろうが、そんな面倒な事はしない。
料理をしっかりやろうとすると調味料や器具など、持参品がかなりの量になってしまって、GC8で成立するぎりぎりのコンパクトパッケージングが崩れてしまう。

頑張ってもせいぜいホットサンドか鉄板焼肉だなぁ。


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場内を流れる小さな沢。
涼しい風とフィトンチッドに溢れている。

空気がうまいな。

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こんな冷たい水に良く入るなぁ・・・と感心するが、子供にとってはそんなことは関係ないんだろうな。

水たまりがあれば入る、川があれば入る。


現代の子供達がどこかに置いてきてしまったような「子供らしさ」をこいつらはちゃんと持ってくれているようでヨカッタ。

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楽しそうだなww


沢遊びでも涼しさは充分ですが、流石にちょっと物足りないかな?
と思い、少しクルマを走らせて本流へ。

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道志川でもかなり上流域なので水がきれいですが、
水量は充分にあります。


淵になっていて深い所もありますが、透明度が高いので安心感がある。
うっかり水没してもすぐにサルベージ出来るな。

落ち込みの深い所から川幅が広くなり、
子供でも立てるような平瀬になるので遊ばせやすそう。


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きれいな所だなぁ。

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取り敢えず浅瀬でばちゃばちゃやらせながら、段階を踏んで水に入らせてみよう。

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二人とも、水を怖がるという事はない。

毎年、事あるごとに川遊びに連れて行っているからね。
危ないから気を付けてね・・なんてお袋なんかにはよく言われる。

危ないのは百も承知だけどね、その危険の懐に飛び込んで手なずけるのが「遊び」の原点だからね・・・不謹慎と思われるかもしれないけれど、川遊びひとつ出来ないような子供にはなって欲しくない。


都会では危ないからあれはやっちゃダメ!ここには入っちゃダメ!
川や空き地はフェンスで遮られ、道路では遊ぶなと怒られる。
じゃあ、と公園で遊んでたって、ボール遊びやラジコンはダメ、自転車は乗り入れるな、大声を出すなと詰まらない規則やクレームでがんじがらめ。

そりゃあ、家に閉じこもってゲームしかやることがなくなるよな。


そんな馬鹿馬鹿しい世の中でも、ちゃんと自分の「遊び」を見つけて欲しいと思うのだ。

二次元に閉じ籠らなくたって、野山には面白い事や美しいものが沢山ある。
そういう事を、子供の頃のかけがえのない記憶の中に擦り込むことは大事だと思うのだ。


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さて、今度はひとりで川の深い所に入って流され、自分で戻ってくる練習。

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お、入った。

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「おっ、ひとりでやれたじゃん」

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別に教えてもいないけれど、足漕ぎがなかなかうまく、ある程度行きたい所へ行けるくらいにはコントロール出来ている。

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下流の早瀬の前で待っているブラックウィドウみたいなのは妻。


スパッツにラッシュガードに腕カバーにつば広の帽子、歩くときには更に日傘が出てくる。
日焼けするのが嫌すぎて、最終的にあんな風になってしまうようだ・・・。


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少し川から上がって休憩しよう。

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小振りだけど甘い西瓜で良かった。

こいつら、少しでもイマイチだと思うと全然食べないからなぁ。
西瓜ってのは結構当たりは外れがあるから怖い。



因みに妻は全く食べないし、
全く泳げない。



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今度は水中メガネを付けて。


「うおお!すげえ!」

川底が見えるという事に長男の「そう」が素直に感動すると、
「れん」がマジかよ・・という顔で覗き込んでいる。

こんな4歳のチビに自ら顔面を水没させるなど、非常にハードルの高い事だが、兄貴の背中に向けられた羨望と好奇心はその壁を乗り越える。

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一瞬だが、眼鏡越しに水中を覗き込んだ「れん」。


「うおお!」


満面の笑みで長男と同じようなリアクションを取り、やってやった!というような嬉しそうな表情をしていた。
こうやって、些細ではあるが少しずつ色々な事を克服してゆく。

そうやって自分の自信に繋げていくのだ。


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「もう一回やろうぜ!」

大人でも足が立たない淵から流れてきて、バチャバチャと早瀬の手前で岸に流れ着き、また陸に上がって上流から水に入る。

さすがにまだ目は離せないが、延々と繰り返している。



本当に楽しそう。


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自分は五人兄弟の四人目で、
上に年の離れた異父兄弟と、下にも少し離れた妹がいたのが、物心ついたころには母子家庭だった事もあって、あまり親兄弟と遊んだ記憶がない。

こんな風に年の近い兄弟と、自然の中ではしゃいだ記憶というものがそもそもないので、共感こそないのだが非常に「健全」という気がする。


自分が小学生だった多感な頃など、世田谷の雑多な住宅街で育ったこともあって、美しい本当の自然というものに対して未だに耐性がない。
川の水がきれいだったり、単に山深かったり、平地では見られない動植物を見かけるだけで今でも感動してしまう。


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僕が同じくらいの頃にこんな場所に連れてきてもらえてたら、狂気乱舞だったろうなぁ・・・
そう思うから、連れてくるのだ。


親として自分が彼らにしてやれることは、そう多くはないと思っている。

自分の居場所や自分の道は、結局自分でしか見つけられないからだ。
親が色々な力を駆使して道を引っ張ったって、そこに意志がなければ何にもならないし、乗せられているだけなら先々で必ず失敗する。


最も大切なのは、何が真実かを見失わない価値観と、
他者と共にあろうとする優しさだと思っている。

「正しさ」の訴求などでは決してない。


だからね、僕に出来るのはその根本になって欲しいと思うものを見せてやる事くらい。


この世界では何が美しくて何が尊いのか、
そこだけ間違わないでいてくれたら、あとの事は何だっていい。

自分で勝手に決めるだろうよ。


つまらないウンチクばかり詰め込んでYESとNOだけで判断していくような、東大生クイズ王みたいな奴にはなって欲しくない。
きちんとしたゴールドエクスペリエンスで物事を決めていって欲しい。


能書きでは生き残れない火事場をさらりと乗り切るような、
強くて優しい男になって欲しい。


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日も傾き、唇を紫色にした二人がようやく川から上がってくる。

ガタガタ震えながらも、
楽しさの方が勝っているからこういう事になるんだな。


「そう」にはそろそろ泳ぎを教えてやろうかな。


僕も泳ぎは上手なのである。
水泳を習っていた訳じゃないんだけどね、
水中の生物があまりにも見た過ぎて、長じてからはひとりで足しげく川や海に通って一日中水の中に居た。

流れの強い川底にへばりついて珍しいハゼの仲間をずっと観察したり、
伊豆の磯に一日潜って死滅回遊魚と呼ばれる熱帯魚を見釣りしたりしていたから、まるで水中生物のようになってしまっていた。

溺れるという概念が全く無くなる程、海や川と一体になっていた時期があるのだ。



何を極めるのも、理屈は同じである。

危険と言われているその懐に飛び込んで、手なずけ、理解し、そのものになる。
決して闇雲な話ではなく、
やはり、理論的な理解と実践の繰り返しでしかない。

そこに強い好奇心があると、難しい理屈に頭を悩ませることなくセンスでその高い障壁をいとも簡単に乗り越え、自分の物にしてしまう。


幼ければ幼いほどその跳躍力は凄まじく、
大人が何年も掛かるような技術を数週間で身につけたりしてしまう。



やはり早い方がいいのだ。


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涼しげな神社の木陰に待たせたGC8を迎えに行く。


猛暑日の続く夏季での運用は、クルマへの負担は想像以上に大きく、
油圧系統のトラブルが出やすかったりする。
オイルクーラー配管の見直しや、ブレーキやクラッチのハイドロリックシステムの更新を行っておいたので、トラブルなく安心して乗れましたね。


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今となっては、見かける台数も極端に減ったGC8インプレッサ。
GD系すら見かけなくなり、走り始めの小僧のターゲットは最早GV/GR系である。


ついこの間買ったばかりで、普通に維持して乗っているだけなのに・・・
時の移ろいは速いものだと目を細めてしまう。



この手のマシンは、本気で走らせたらほんの数年であちこちガタガタになる。
たった一回のサーキット走行でも、エンジンマウントはブチ切れ、ハブからは異音が出る。

クルマってのはそもそもそういう物だ。


ノーメンテで何年も乗れないんだったら、新車乗ったって中古車乗ったって変わらんのだ。
ベースボディをしょっちゅう買い直すのが無駄である。

ボディの劣化を気にする人も居る、
競技車両なら、ボディのヤレなどが1/1000秒に響くこともあるだろうが、趣味や私用で乗り回すだけのクルマにそこまで要求する人はごく僅かだろう。

少なくとも自分は全く気にならない。

だから、エンジンや足回りなどの改修が現実的に可能な限り直してしまうので、クルマ自体を買い替えてしまうことがない。



確かに、20年も前のスバルを無計画に乗り回すことは難しい。

ただ、自分を直接知っている人なら判ると思うが、
自分くらいぶっきら棒な、いい加減な人間が、
ここだけはヤバいかなって所をたまにチョコチョコ直しているだけで乗り続けられているんだから、決して難しい事ではないと思う。


自分なんかよりもクルマが好きで、情熱も知識もあって、技術もあって・・・
なんて人は世の中には腐るほど居るんだろうから、
それでも、GCやGDや、あれだけ沢山走っていた往年の名車たちの在りし日が数を減らしていくのは、単純に飽きて捨てられてしまうんだと思う。

やはりみんな新しいものの方がいいんだよね。


まぁ、それが日本人なのかなとも思う。

所詮機械なので、愛着だけで無理して乗り続ける必要はないと思うが、
隅々まで理解が深まった機械は逆に安心して使えるという側面がある。

いつ頃何がダメになって、次は何をやったらいいかがかなり正確にマネージメント出来るようになるので古いからと言って不安はない。


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単純に・・・
歳を取ってくると使い慣れたものの方が安心できるという事なのだろう。


小さな5ナンバーセダンなのでね、家族でキャンプに使うにはやや狭いのだけれど・・・夏だけでもキャリヤ付けてジェットバッグでも乗せればもう少し余裕が出来るかな?

来季はそんな検討もしてみよう。



今年はコロナ禍で大変だけれど、そのぶん子供達と過ごす時間が増えた。
出掛けなければ詰まらないという性分ではあったが、家で楽しく過ごす時間も色々工夫するようになった。

なるようになるな。






2020年の夏の終わり。

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alt台風はヤバそうだけど、漸く朝晩は涼しくなってきたな。



Posted at 2020/09/06 04:13:19 | コメント(1) | トラックバック(0) | far away | 旅行/地域
2020年08月05日 イイね!

何度でも

何度でも長い梅雨が明けたと思ったら・・恐るべき酷暑。
暦の上ではもう秋ですが、親の仇のような熱波が日本列島を襲っていますね。

半端な雨天以上に作業系が厳しい季節になってしまいました。

只でさえコロナ禍で自粛にマスクにと、根拠さえ覚束ないパッシブセーフティーを強いられている不自由のさなか、熱中症にも注意したい所。
無理してやってると、気が付かないうちに意識消失を招き、死ぬことだってあります。


八月は重整備はやらない。

・・・といつも心に堅く誓うものの、うちの子(GC)ももう25万キロ。
常に何かが曲がり角を迎えていますので、合間を見てヤバそうなのから片付けていかなければなりません。

特に放置少女系なのは、ブレーキとクラッチの油圧系統。
フロントのブレーキキャリパーはピストンの動きが悪く、パッド一枚だけ異常摩耗してバックプレート擦過。

クラッチもタッチ不良になり、切れ位置が安定しなくなってきました。
高回転まで回すとカバーダイヤフラムが反転してしまいます。
カバー&ディスクはまだ5年使っていない筈ですが、マスターシリンダーは10年以上OHしていません。


お盆前に2連休が取れたので、その辺をまとめてやってしまう事にしました。
クラッチマスター、クラッチレリーズ、ブレーキマスター、ブレーキキャリパーと、細切れにも出来るのでね、気分が悪くなったら途中で止めようw


・・・的な感じで、
年始め位に買い置きしておいた各リペアキットを押し入れから探し出して、GCをジャッキアップしていきます。

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まずはインタークーラーを取って、クラッチ周りから。
(手始めに短時間で終われるラクな奴から始末します。)

ぱっと見て、クラッチのレリーズフォークにスプリングが掛かっていませんね。
タッチ不良はこれが原因でしょう。

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しかしまあ、何度も何度も切れるねぇ・・・。
リターンスプリングが結構ちゃっちい引きバネだから仕方ないんだけどね。

取り敢えず、ここはその内新品買ってくるとして(準備しとけや)、先をひん曲げて再使用しときますw

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マスターを取ります。

室内側はペダル側のピンを抜くだけなので、ラジオペンチで充分ですね。

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漏れていると言うほどではありませんが、しっとりとしてきているブーツ回り。
もう数年放っておくとダバダバ漏れてきてバルクヘッドを腐らせます。


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外れてきたクラッチマスタシリンダーと、リペアキット。
中身とサークリップ、ダストブーツを交換するだけの簡単なお仕事です。


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サークリップを精密マイナスなどで外し、シリンダー内壁を傷にしないようにピストンを素早く突っつくと、自己の反力で中身が出てきます。

突っつくとブレーキパイプの取り付け穴からフルードが噴出するので注意。
フルードは強酸なので顔面に食らうと大惨事です。


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ブーツの交換はロッドからコの字金具を取らないと交換出来ないので、長さを測っておくか、何回転で外れたか数えておくといいよ。


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次はオペレーター(レリーズシリンダーとも言うよ)のリペア。
これも単純な内容物とダストブーツを交換するだけです。

前回のOHはクラッチのカバーディスクの交換時なので、まだ5年程度しか使っていませんが、簡単なのでついでにやってしまいます。

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ピストンは同じに見えますが、リターンスプリングの巻き数が変わっていますね。
フォークのスプリング破損がなくてもタッチ不良が多く出る箇所なので、ノックバック対策なのでしょう。


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エア抜きが楽になるように、オペレーターを組み立てる際にフルードをなみなみ入れておきます。
呼び水効果でフルードが通りやすくなりますよ。

強化スプリングのせいでイニシャルでピストンが収まっていませんね。

ブーツが付いていても飛び出そうとする力が強いので、組む時には少し押し込みながらセットする塩梅になります。
齧りやすいピストンなので丁寧に作業しましょう。


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マスターとバルクヘッド間のガスケットの注文を忘れてたので、マスキングテープで代用。
異種金属が直接接触しなければ何でもいいと思う。

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あとは車体へ組み付け。

特に難しい点は無いと思いますが、ペダル側でロッドのコの字金具がちゃんと噛み合ってるか確認してから組み付けることと、オペレーターはミッションに取り付ける前にエア抜きを済ませる事。

オペレーター本体を出来るだけ高い位置で固定し、エアニップルを上に向けた状態で緩め、ゆっくり数回ペダリングすれば完璧に抜けてくるはず。

ニップルをしっかり締めたら、オペレーターをミッションにしっかり固定してクラッチのオペレーティングシステムの改修は完了です。


クラッチペダルにもリターンスプリングがあり、反転ポイントがあります。
マスター側の反力がなければあるポイントからペダルが行きっ放しになってしまうんですが、ペダルにピンで固定するプッシュロッドの調整位置(切れ位置の高さ調整)に寄っては、リターンスプリングの反転力に負けて行きっ放しになる場合があります。

この場合は少しプッシュロッドを伸ばす方向(切れ位置を高くする調整)で反転ポイントから遠ざけるとちゃんと戻ってくるようになります。

これらの多くは何らかの理由でタッチ不良が出た際(スプリング切れによるノックバックや高温下における内圧上昇など)に、切れ位置が上がってきてしまった際などにロッドを短く調整してしまう事が原因でしょう。

タッチ不良は一時的なものが多いので、悪戯に長さ調整で対処せずに、フォーク側のスプリング不良やフルードの劣化を疑いましょうね。




さてさて日陰で作業できているとはいえ、尋常ではない高温下での作業。
汗が絶え間なく顎の先端から滴り落ちていきます。

暑い・・・ていうか熱い。。

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気合を入れれば初日で終わらせられる内容ですが、明日もあるのでゆっくりやることにします。
あとはブレーキ周りの取り外しと、マスターのリペア位にしときますか。


キャリパーのOHは涼しい部屋でゆっくりやることにしましょう。


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ブレーキマスターシリンダーもOHは単純で、内容物を交換するだけです。
リペアキットは約8000円位。

前回のOHは大体10年くらい前ですが、やや高くなっていますね。

心配な人はASSY交換してしまうみたいですが、3万円くらいします。
長くリペアをさぼってるとピストンシールが痩せすぎてピストンとシリンダーが齧りを起こすこともあるので、この場合は丸ごと交換した方が無難ですが、自分はほぼリペアで済ませますね。

重要保安部品ですので、各自で充分に判断しましょう。


本体の取り外しはマスターバックへのナット二つだけですが、油圧配管のフレアナットが狭くて大変です。
下向きの配管はPバルブごとまとめて外しましょう。

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10年くらいの使用ではシールも大して痩せてないですね。

油圧系統のシールやゴムの性能が昔に比べて格段にあがっているお陰です。
ハッキリ言って10年10万キロくらいでは、OHもまだ早いんじゃないかなと思う位です。
ただまあ、こういう部分で大事なのは予防整備。
何かトラブルが起きてからでは遅いような部分なので、距離や期間できちんと管理していった方が良いでしょう。

シリンダー内部や外観などをしっかり清掃して、新しい内容物を組み付け、金属のキャップを取り付けして終わりです。


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あとはエンジンルーム側は組み戻して終わりなので、ついでに劣化の著しかったインタークーラーのホースをシリコンの社外品に交換してしまいます。

純正もシリコンのブレードタイプなので、熱による劣化などは殆ど無い筈ですが、脱着が余りにも多いので、トライドンでの締め込み部分が切れたりしちゃってました。
カットして無理やり詰めて使っていましたのよ。


GCはアプライドによって小変更が多いので、間違いないようにちゃんとD・E型用で購入しました。
F・G用だとブローオフ側がまた全然違っちゃいます。

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流石フルセットで6000円台の激安品、全てがかなり長めで来ているので、カットしながら合わせていきます。

インタークーラー裏側のY字パイプは一体物のGRB用を流用しているので、ホース接続部分が一ヶ所余ります。

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何とかいい感じになりました。


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インタークーラー取り付けしてフード下の作業はだいたい終了。

以前シュンジに貰ったGDA用インタークーラーの流用もそろそろやりたいけれど・・・今の時期、兎に角溶接をしたくないので・・・。
ISCVを交わすブローオフへのパイプの加工とか、フード裏のシュラウドの流用もちゃんとやると時間が掛かりそうなので、涼しくなってからやるかな。


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もう西日、クルマは今日はこのまま放置です。

あ~、早くビールが飲みたいですが、まだ小僧の保育園のお迎えがありますので・・・時間になるまでキャリパーピストンをエアーガンでぶっこ抜いて熱湯とアルカリイオン系洗剤でキャリパーとピストンを洗浄してました。

こういう洗浄系の下準備が一番時間が掛かりますね。
こういったものが無ければ整備なんて大して時間は掛かりません。

D整備みたいに、何でもかんでも交換で済めばそりゃ速いしラクですけど、二倍も三倍も部品代が掛かるし今で言うサステナビリティにも反していますからね、再生できるものは再生する。

当たり前の事なんだけどね、使えるものは出来る限り使う。


残り少ないリソースの奪い合いを資本力で圧倒するような考え方は、自分だけが良ければよいという典型的なもの。

勿体ない精神は人としての最低限のルールではないだろうかと思う。


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すっかりきれいにしたキャリパーとピストン八つ。
あとはパチパチと組み立てるだけなんですが・・

ピストンが結構腐っていたんでね、もうひと手間加えておこうかなと。

「そんな下らねえ手間はいいから、ヲレの水槽も掃除してくれよ!」

と、後ろのプロトプテルス君も言っています。
今年で31歳になるアフリカ肺魚の一種で、我が家の最古参です。
凄まじく低代謝の生物で、未だに成長を続けています。
水換えは3~4ヶ月に一回、エサやりも1~2週間に一度です。
冬場も最も寒い1、2月以外は無加温。

飼育している生き物というものは、矢鱈と構うよりも、放っておく方が圧倒的に長生きする傾向がありますね。
世界の「安定」というものは、殆どの場合が人間の思い込みで壊している気がします。


クルマも割とそうですね、あんまり愛し過ぎると短命に終わる気がします。

「なんだいたのか」 くらいの感じで、
たまには面倒見てやるか位の感じでいると、ずっと手元に居てくれますね。



不思議。



ひとつのクルマに注げる愛情の総量一定の法則があるような気がする。

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翌朝、ピストンの摺動部分をマスキングしてブーツの外側になる部位を耐熱塗料で塗装しました。

結構ピストンの筒の中がね、錆びて腐りが酷かったので、極力削り取って磨いて塗装しておけば腐食の進行が少しは遅らせられるかなと。

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摺動部分にもやや腐りが出ていましたが、磨きで対処。
浸食が酷くなるとフルードのにじみに繋がるので本当は交換すべきでしょうがね。

もし組んですぐ滲んでくるようでしたら交換することに。

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ピストンにダストブーツをセットして、組み立ての準備。
ピストンの挿入部側面にはシリコングリスを薄く万遍無く塗り付けておきます。

多めに塗ってもピストンシールにこそがれるので、ブーツ内に溜まる仕組み。

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ピストンシールをピックアップツールなどで全数交換したら、ピストンを垂直に押し込んでブーツの外周をパチンと嵌め込みます。

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外れ留めのCリングを取り付けたらピストンの組み込みはOK。

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全数丁寧に組み付けして、キャリパー完成です。
色でも塗ろうかなと思っていましたが、いざやろうとなると下らないな・・・という気持ちが大きくなりますね。

ブレーキ性能が上がる訳でもなし、ガンガン走るクルマだと直ぐ汚れて、変色して、ホイールの脱着で傷になって、その内剥がれたり、いいことが一つも想像できないので止めました。

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さて、フロントキャリパーをクルマに取付したら、フルード通しです。
タンデムマスター(前後独立ピストン)なので、前後ろの順番は守らなくて大丈夫ですが、慣例で左後ろからやってしまいますね。

ひとりでの作業ですので、なるべく抜け状況が目視できるように工夫しながら作業しています。
室内にはこぼさないように。

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フロントに通し始めた辺りでブレーキフルードが足りなくなりましたw
使いかけの1L缶じゃちょっと足りなかったか・・。


ブレーキ周りだけなら、全交換でも600~700mlあれば足りるんだけどね、
クラッチもやったからね。

ちょうど1Lくらいだったか。


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通勤最強マシンKSR-1.5で近所のNAPSまで買い出しに行ってきました。

近かった相模原店が、多摩境に移ってしまったので、
ちょっとついでに見に行ってこようかなって思えない距離感になっちゃったし・・・
まぁ、もう必要に駆られていく事しかないんだけど。

それにこう暑いとバイクもダメだな・・・
薄着でもジリジリ炙られるだけでちっとも涼しくない。



さっさとクルマを走るようにしないととヤバイぜ!

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追加で買ってきたワコーズのDOT4を投入し、キャリパー4か所のエア抜きを完了。

ブレーキパッド(エンドレスMX72)が異常摩耗でちんばになっちゃったので、フロントの外側だけディクセルの中古ストックにして左右合わせています。

新品ではないけれど、貰い物の割と程度のいいストックディスクがあるので、新品パッドを買ったら付け替えようかな。



試運転しようと走り出すものの、ハンドブレーキを戻してもブレーキ警告灯が消えず。
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・・???

リザーブの液量は充分。
蓋を取って茶漉しを外してみると、フロートが沈んだままだなぁ・・・。

このフロートって、中が空洞の空気浮きなんだろうか。
軽い素材の中実浮きなら破損する事は考えにくいんだが・・・
ちょんちょんと突いてみるが、変わらず。

構造的にこれ以上やりようがないので、シリンダーのリペアまでして片手落ち決定では少々萎えるなぁ・・・。


このランプが点きっ放しは結構目に付くので、
フロートスイッチのカプラーを取り敢えず引っこ抜いて試運転開始。
もういいや放っておこう。

ブレーキパッドの配置が一部変わったので、当たりが付くまで完全なタッチではないものの、制動力の立ち上がりは段違い。
それだけ、ピストンの動きが悪くなっていた証拠ですね。

クラッチもタッチ不良が完全に直り、高回転でのクラッチ切れ症状も収まりました。(まぁ、これらは全てリターンスプリング不良によるものですが)


今年のお盆は雰囲気的に秋田へは帰れないので近場で済ませますが、GCの出動回数は多くなるので、不安要素をかなり潰せましたね。
そうは言っても二巡目真っただ中。

怪しい奴をあと2~3年かけてぶっ潰していきますか。

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数日走ったら、いつの間にかフロートが上がって来てました(∩´∀`)∩


altそう言えば、PCVバルブ替えたらエンジンオイルが余り減らなくなったな。




Posted at 2020/08/16 23:58:57 | コメント(1) | トラックバック(0) | GC8メンテナンス | クルマ
2020年07月23日 イイね!

いつまで降るんだよ。

いつまで降るんだよ。兎にも角にも雨ばかり。


6/11に梅雨入りして一月半が過ぎ、そろそろ二ヶ月になりそうな勢いである。

週間天気も雨一色。
予報も全く当てにならず、雨予報でも降ったりやんだり、晴れ予報でも降ったりやんだり。
不要不急の自粛マインドがあろうとなかろうとどうにもならんな。

家の中もクローゼットの中も、気を抜くとカビだらけ。
食パンもクルマも何もかも腐ってしまいそうだ。(実際湿気が抜けにくくなって錆びやすくなるので普段掛けているカバーを外しています。)

ウチはマンションの一階だからね、ある程度の湿気は仕方がないんだけど・・・とにかく梅雨が長すぎるよ・・・これには困った。

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山の砂利駐の地面にはきくらげみたいな変なキノコが生えてくる始末w




カラ梅雨も困るけどね、長雨も野菜が高騰したりいいことないね。



駐車場も一応屋根下なのでクルマの作業も出来ないことはないけれど、
風が強いと吹きこんでくるし床も濡れてくる。

色々広げるスペースが無いので、肩をすぼめながら簡単な作業をするくらいですね。
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多少濡れても関係ないので、前回失敗したリヤウインドウフィルムを貼り替えたりしてました。

カーフィルムは貼ることそのものよりも、縁を正確に切るとか、糊の面同士がくっつかないように裏貼りを剥がすとか、ごみをくっつけないようにガラス面まで持っていくとか、そういう細かい所作で失敗しやすい。
なので、作業スペースが狭いセダンのリヤウインドウとかは、真正面からガラスと向き合えないので丁寧に作業する事が難しいのだ。

大まかなカタチに切り出して貼り付ける所まではいいが、縁の余りをきれいに切り取るとか、重ね切りのオーバーラップ分を抜き取ったりする際に失敗してしまう。

ので、自分でカタチを切り出す部分を端折ってカット済みフィルムというものを購入してみました。

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とにかくビショビショにするんでね。
雨が吹き込んできても関係ない作業ですなw

きちんと熱線でカットしてあるので、あとは皺にしないように貼っていくだけ。
裏貼りのフィルムを剥がしたら、汚さないようにガラスまで持って行ければ勝ちです。

貼り付けるガラス面と、フィルムそのものにも洗剤入りの霧吹きを万遍無く吹き付け、液が流れてしまわないうちに貼り付けます。
ガラスとフィルムの間に洗剤液が残っているうちはヌルヌルと横に動かせるので、いい位置に調整をしてからヘラで空気と水を抜いていきます。

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GCのリヤは5枚一組構成で上から順に貼っていくんですが、一番下の最後の一枚は狭い事もあってさすがにちょっと難しかったですね。

単に、だらんとした物を両手に持ち、糊面のフィルムを剥がすという事だけでも気を遣うのに、それをどこにも触らずにガラス面まで持っていくという事自体ががとてもインポッシボー。

プロはカット品ではなく一枚貼りで行くんでしょうから、どういう所作で汚さずに持っていくのか見てみたいものです。(ガラスを外さないと貼れない場合もあるそうです。)

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まぁ、自分なんかは多少ゴミが入ったってエアが残ったって気にはしないので、フィルム代2~3千円で済むなら自分でやっちゃいますという話。

あまり細かい事が気になるような人なら、絶対に自分でやらない方がいいよ。
後悔しかしないと思いますww


そしてヲレにも頼まないでくれw
ヲレが完璧に貼れる可能性があるのはドアガラスとハッチバックウインドウくらいのものです。(それでも失敗してもう一枚使う可能性は充分にある)



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でもまぁ、案外きれいに貼れたな。

昔、クロス屋さんをやってたこともあるので、皺にしないようにエアを抜くのはお手の物だったりしますww



いまどき居ねーよ!って感じのミラーフィルムから三面スモークフィルムになったヲレのGC8。
前のドアガラスにも無色の断熱UVカットフィルムを貼ったので、エアコンの効きが凄く良くなりました。

以前は炎天下のトロトロ運転なんかだとクーラー全開でもやや負け気味で、ガスが少ないんじゃないか?なんて疑う事もありましたが、今では搭乗者が寒がるので暖房寄りで使う事が増えたくらいです。

プライバシー性の向上(中が見えにくいと車上荒らしに逢いにくくなる)と、空調機器の効率化、運転日焼けもしにくくなりますし、たった数千円で割といいことずくめでコスパ最高ですね。




さて、お次は久しぶりのクネ太郎のマシン。

随分以前から色々と頼まれていましたが、
いつまで待っても梅雨が明けないので、雨予報でももういいやと呼びつけて作業する事に。
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ワイパーリンケージの交換から始めます。

ワイパーがガラスモールやカウルパネルまで掻くようになっちゃいました。
ワイパーリンケージの関節が脱臼したようになっちゃうことが原因です。


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ワイパーリンケージは小部品が単品で出ないので、アッセンブリー交換となりますが、程度の良い中古品が沢山出回っているので、ヤフオクの画面から上手く見極めてポチります。

ワイパーリンケージは、カウルパネルさえ撤去してしまえばボルト三つで留っているだけですので楽勝です。

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GDBのワイパー周りはA~F型まで共通ですが、一応同一品か確認してから使用します。(今回購入したのはE型のもの)

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同じ関節を向かい合わせにした写真。

下側はキャップが浮いて軸ブレを起こしているのが判ります。
基本的に使用回数や年月でヘタるナイロンピロですが、大きな抵抗が加わると一気に脱臼する傾向があります。

このGDBも雪山やる車両なんでね、ある程度積もった雪を横着してワイパーで掻いたりすると一気にダメになったりします。

自分のGCなんかはなるべく雪用のブラシで掻き落として、走行中以外はワイパーを使用しない(モーターの焼き付きが怖いから)ので、今の所何ともありません。

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購入したものは各部しっかりしていて程度は良さそうでした。
ボルト三か所留めて、カプラーを繋いで終わり。

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あとは、エンジンオイルやデフオイル、LLCなどの基礎の液体交換をしてクネのGDBの作業は終了。

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大体やったな・・・


なんてやっていると、沿道から聞きなれない甲高いNAサウンドが木霊する。

「・・・フォアアアアアアアア・・・・ンン」


遠くに見えるのは白いポルシエ。

・・何だよこの辺じゃ見ないクルマだな。。。
993か?・・・いや、997だな。


うちの前でわざわざ踏んでいくのは、HIKO君の34RかマッキーのGC8くらいのものなので、知らないクルマは音で判ります。


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と思ったら、敷地まで入ってきやがった!

しかもGT3だしw


こんなの乗ってくるとしたらレーサーしかいないだろwwwww
カレラ2買うかもって言ってたのにフカしやがったな。


何なんだよこのスーパーカーは(爆


マフラーノーマルなのにいい音だな。。
カッコイイ・・・


997は、水冷では特にヲレの好きなモデル。
フロアシフトの最後のモデルだなぁ。
NAで2駆のハイエンドモデルGT3を買ってくるとはいい趣味してるぜ。


ボクスターとかケイマンとか乗りやすそうなのに行かない所が漢らしいな!


だんだんスーパーカーとかに乗り換える奴がちらほら出始めた「ぺったんこ組」。
どうなっちゃうんだよ運動会はよ!


altこれは面白くなる!





Posted at 2020/07/29 02:51:40 | コメント(0) | トラックバック(0) | 人のクルマも直します | クルマ

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何シテル?   06/30 04:17
だ い です。空白が二つですw 板金塗装と整備をちょこっとかじってマス。
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