![野々倉・上之保ツーリング 野々倉・上之保ツーリング](https://cdn.snsimg.carview.co.jp/minkara/blog/000/047/716/435/47716435/p1m.jpg?ct=26bdd6844ae6)
今週はエムちゃんで出かけます。
地図を広げ(パソコンで)、なんとなく決めた道。
通ったことがあるのかないのかも考えず、幹線を避ける道。
4時起床。
曇り空だけど まぁいいや。
いつものように朝食を摂る。
ほんとは米が好きなんだけど、スーパーで買ったパンにソーセージ、バナナが手間要らず。
予報では名古屋の最低12℃、日中25℃。
出かける先の予報より名古屋重視なのは、暑さに弱いからだ。
長袖のTシャツに薄いジャケット。
気温は初冬の日中だけど、初夏の出で立ち。
恒例となった「鍵探し」はなく、いつもより少し早く出発できる。
05:25
平日の朝。
ちょっと面白いことに気がついた。
渋滞が始まる時間帯は、混雑する中 けっこう飛ばす車が多い。
数分の早起きができない、余裕のない人たちが多いのだろう。
渋滞前の時間帯は、空いていることもあるけど、飛ばす車もめったにいなくて車間距離も充分。
時間的な余裕を持った大人が多いんだろうな。
もっと早い時間帯は、少々アホが目立つ。
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方向指示出せないGT-Rとか、毎度歩道まで突っ込んで停まるプリウスとか。
いゃ、自分はこの仲間であることは否定しないけど、見ていて恥ずかしい。
10~15分遅めに出発するのが精神的には良いかな。
渋滞もなく 国道1号線、41号線をただただ北上。
山の緑が先週より深くなっている。
小牧市、犬山市、美濃加茂市と通過し、関市に入ると、道の表示板の気温は8℃。
先週より冷える。
長袖にしてきて良かった。
寒いのはわりと平気なんだけど、たぶん頭が寒さを感じないだけ。
躰は萎縮してハンドルを揺らす。
意識して休憩しなくては。
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道の駅 平成
初めて立ち寄ったのは、'95年か'96年。
たぶん今回が4回目。
滋賀から一宮市に単身赴任しているライダーさんと会ったのが、昨日みたいに感じられる。
元気にしてみえるだろうか。
ものの数分の所に50円自販機があるけど、トイレをお借りする代金のつもりで140円の缶コーヒーを1本。
07:10
立ち寄るたびに気になっていた。
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けっこう見どころがある。
特に予定もないから、今日は高澤観音へ行ってみるか。
車どうしだとすれ違いできないような道を登り切ると広い駐車場がある。
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岐阜県で最古のお寺だそうだ。
07:25
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いろんな建造物がある。
鐘樓
金毘羅堂に多宝塔
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なかなか風情があっていいな。
平日の早朝ということもあるのか、来訪者の姿はない。
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左が本堂、右は籠堂。
本堂はミニ清水の舞台のよう。
昔、長野で山肌に建つこんな造りの寺を見た覚えがある。
脇にある水車はバケツの底が朽ちて、回転することなく振り子のように行ったり来たり。
上ってしまうと高いだけの眺めで、「あの建物」に立っている実感はない。
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びんずる様
具合が悪いところを撫でると、ご利益があるそう。
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籠堂は雨戸が閉まったまま。
いつも閉まっているのだろうか。
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山門にある仁王像も朽ちて痛々しい。
境内をゆっくりと一時間ほど。
08:30
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小那比小学校跡
08:45
130年の歴史を閉じ、廃校。
今日、廃校を見るのは3回目。
どこもそれなりの規模で、建物として老朽化した感じがしない。
少子化、人口減少が急速に進んだだろうことが窺える。
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校舎の玄関には「道具博物館」と書かれているけど、開放されている様子はない。
見ることができたとしても、たぶん役場で鍵を借りるとか、お願いすることになるだろうな。
この学校から、多くの子供たちが巣立っていたのだろうと、漠然と思い浮かべる。
近くを歩いてみた。
川の流れる音と鳥の声が山間に響く。
少し歩いただけでも空き家が何軒も見つかる。
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住んでいた人たちは、どうしているんだろうな。
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いい天気になった。
気温は少し上がって15℃ほど。
今日の格好では薄ら寒いけど、朝よりマシだな。
09:20
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いたるところでバイパス化工事が行われている。
安全・便利と引き換えに、ここの生活も忘れられていくのだろう。
県道323から国道156に出る信号待ちで、「乙姫の滝」と書かれた看板を見つけた。
でも、滝の音が聞こえない。
どこが入口なのかもよく分からない。
どうも国道に掛かる橋の真下にあるようだ。
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橋から見下ろすと、眼下にそれらしい姿が見える。
山奥なら道を探して下りようという気になるけど、
道路の下というロケーションに気が削がれる。
09:30
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滝よりも、使われなくなったバスの待合室の方に惹かれる。
病的かも知れない。
ここではないけれど、学生の頃、無人駅で寝泊まりした時のことを思い出して、タイムスリップしたような感覚にさせてくれる。
ここから美並へ2キロほど下ると、郡山市立郡南中学があるのだけど、その近くにあった
バスの待合室で昼寝できたのは、自分にとって嬉しいことだったな。
2018年頃に撤去されてしまったのが寂しい。
長良川の対岸へ渡り、県道315へ。
粥川の地は、何度訪れただろう。
実はゆっくり歩いたことはない。
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昔はこんなモニュメントも案内板もなかった。
バブル期に整備したのだろう。
その後 手を入れていないことが、錆びた案内板を見れば分かる。
09:50
円空洞。
行ってみよう。
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09:55
ここに来るのは実に40年ぶりだ。
当時乗っていた
ホンダのゴリラで来た。
ゴリラは同僚のW君に譲ったのだけど、ほどなくW君は自ら他界してしまい、ゴリラもどうなったのか分からない。
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整備されたおかげで、ずいぶんスッキリとしている。
昔は 草ボーボーで、ここまで来るのがやっと。
奥にあるだろう道も見つけることができずに 引き返したのだった。
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ところが、安心したのは入口まで。
奥はこのありさま。
よ~~~~く見ると、人為的に置かれただろう苔の生えた丸太が見え隠れする。
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遭難コース。
土砂が崩れ、足場だったろう丸太は腐り、トライアルブーツでは歩きづらい。
約20分。
ようやくそれらしい洞が見えた。
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10:20
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この看板、円空が修行中に建てられたんじゃないか?w
でもここに円空が籠もったとは信じられない。
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ここまで歩いて、自らこの洞を見つけたとは思えない。
それなりの深さはあるけど、籠もるような場所ではない気がするのだ。
10:25
下りよう。
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日が暮れかける時間だったら遭難するな。
大木の根っこがひっくり返って、道が左右に分かれて見えるところは、誤ると谷に転落する。
とても観光地とは言えない。
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エムちゃんの姿にホッとする。
面白かったけれど、今度があるなら整備されてからだな。
10:40
県道をはずれ、山道に入る。
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地図に載らない「山王神社」。
上に「山」が配される、特徴的な鳥居だ。
お参りしていこう。
10:50
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神社からほどなく、ゲートがある。
「ご用の方は古川宅へ」
古川さんのお宅ってどこにあるんだろう?
エムチャンを置いて、奥へ歩いてみた。
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前には走りやすそうな林道が続いている。
トラックや資材が置かれているけど、声をかけても人がいる様子はない。
この看板を見る限り一般的な林道なんだけど、古川さんとの関係は分からない。
来た道を歩いて戻り、一番近いお宅に寄ってみた。
蔵のある立派な家だ。
表札の名を確かめ声をかけてみるのだけど返事がない。
平日だから、普通なら仕事に出ている時間だよね。
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更に戻ると、古川林業さんがあった。
事務所で尋ねると、さっきの林道は私有地内にあるのだそうだ。
無理を言うわけにもいかないので、あきらめよう。
11:20
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国道256へ向かう途中、林道らしい道が何本もあって、その1本に入ってみた。
11:30
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ものの100メートルほどの所にゲート。
ゲートには鍵もなく開閉できるし、特に立入禁止というわけでもないのだけど、だから良いとも思えないから引き返す。
すっかり景色が変わってしまった八王子神社を通過。
一昨年、クニちゃんと来た時は、来たことがある場所とは思わなかった。
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ここはキャンプかバーベキューでもできる整備された場所だった。
キャンプが流行る今なら、きっと大勢の人が来ただろうけど、今更ここに注ぎ込む資金もないんだろうな。
国道に出る。
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那比川が美しい。
11:45
長いトンネルを抜けて、板取川沿いに南下する。
お昼か。
お気に入りの
徳兵衛茶屋は営業していて後ろ髪惹かれるけど、今日は他の店にしよう。
平日なのにモネの池は、それなりに観光客がいる。
まぁ、自分も平日に出かける高齢者だ。
今日は営業していない店が多いよう。
しかたなく、道の駅 ラステンほらどへ。
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が、ここも休み。
観光だろう車がやってきては、閉店を知って落胆する。
確かに道の駅って無休のイメージあるからね。
トイレだけお借り。
12:25
けっきょく関市の武芸川まで来てファミマでオニギリ。
2個で30円引きとリーズナボー。
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最近 食堂に腰を据えることが増えたけど、景色を眺めて食べるにぎり飯は自分らしくていい。
13:00
先週と同じ。
41号をただただ南へ。
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名古屋市内は混む所あり、スムーズな所あり。
14:50
帰着~
15:25
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漠然と走ってきたけど、思いがけず高澤観音と円空洞を見ることができたので満足。
本日走行:251km (GPS距離236km、歩行1km除く)
消費燃料:4.45L
全工程
美濃市・関市・郡上市周辺
円空洞歩き