先週も、美濃・郡上方面を走ったのだけど、寄ってみたかった蕎麦屋さんが休みだったので、今日も行ってみることに。
タコつきの液晶メーターに交換したので、実際にスピードと距離がどうなったのか確認もしたい。
取り敢えずは先週のルートをたどり、あちらで気になった道へと進んでみよう。
日中は真夏の気温になりそうだけど、朝はちょっとヒンヤリする。
ちょっとづつ、出発時間が早くなってるな。
05:10
昨年、秋から木金休みの嘱託勤務になって、平日出かけるのがぜったいイイ!と思い込んでいたのだけど、通勤ラッシュのことが頭になかった。
土日なら、渋滞無関係でスイスイなんだよね。
だいたい観光地なんかに行かないから、平日じゃない方が快適かも知れないな。
1時間半 50km走り、平成村近く。
計算してセットしたメーター補正値だと、GPSの車速・距離ともに わずかなズレがあると確認できたので、スマホで電卓を叩いて微調整。
調整をしていたら、通りがかった人に声をかけられる。
すぐ近くにお住まいで、御歳60歳。
モンキーとゴリラが好きで、ご自分の愛車の写真を見せてくださった。
ほんの数分だけれど、モンキーのこと、平成村のことなど楽しく雑談。
06:50
ここはどこかな。
何があるわけじゃないけど、ふと立ち止まりたくなる。
気温は12℃ほど。
先週とほんの数℃違うだけだけど、体感的にはずいぶん暖かくなったように感じる。
今日も半袖シャツにジャケットを羽織っているだけ。
07:40
小那比の小学校跡近く。
先週もここで立ち止まった。
いい景色だ。
08:00
こんなところに道が。
先週はチラ見しただけで通過。
入ってみよ。
08:05
路面は草で覆われているけど整備されているように見える。
奥はやや荒れて0.5キロほどで行き止まり。
電柱・電線のメンテ用らしい。
こちらはまた別の林道。
新しい四輪車のワダチがある。
08:40
ワダチは途中まで。
昔はもっと奥まで入ったんだろう。
水辺に下りる。
〇〇街道と呼ばれるような道から眺める川もキレイだけど、こうして触れる距離の川にはまた別の美しさを感じる。
08:50
山奥では時々獣の屍や骨を見かけるんだが、どこかから引きずられてきたのか だいたい一部しか見つからない。
こんな大きなのを捕食する大型動物は日本にいないらしいけど、雑食のツキノワだろうか?
しまった、
熊ベルを磨いたのに持って来るの忘れた。
奥に進むと・・・
これはダメだ。
この先どうなっているか分からないし、行き止まりならまたここを戻らなくちゃいけない。
引き返すか。
しばし休憩。
09:00
いったんあきらめたのに、休憩している内に 何の根拠もなく行けそうな気がしてきた。
巨大クレバスをパス。
あれを通ってしまうと、このガレ場が舗装路に見える。笑
それは気のせいで、8インチタイヤでは乗り越えられない岩がゴロゴロ。
小柄とは言え、80キロの車体を引っ張り上げながらの作業はなかなか大変だ。
作って以来、
荷台として一度も使ったことがないリヤキャリアが、林道では大活躍。
これがなかったら、過去のツーリングでも かなりの場所で進むのを断念していただろう。
ガレ場を抜けると、フラットな道になった。
山地図だと今いる道は「破線」で描かれていて、おそらく登山道みたいなもの。
ここから先、300メートルほどに「実線」の道が描かれている。
もうすぐだな、いゃ、そう思いたい。
09:20
と喜ぶ間もなく急坂が出現。
けっこうな傾斜。
草に隠れてソフトボール大の岩がゴロゴロ。
勢いつけて…なんて突っ込んだら ふっ飛ばされてオダブツだな。
半クラッチ多用で押し登る。
「実線」まであと100メートル地点。
もう道があったかどうかも分からない。
おそらくこの谷をまっすぐ登るのだろう。
道が残っていたとしても、歩きでないと無理だな。
09:30
再びクレバスを抜けて、下界へ。
「あと100メートル」先はどうなってるんだろ?
気になる。
美濃東部農道を走り、羽佐古トンネル脇の側道へ。
舗装路を1キロほど走ると、林道が見えたので入ってみる。
たぶんこの道が、「あと100メートル」。
GoogleMapには載っていない。
10:10
良い路面もあれば、多少あれた路面もあり。
ちょっとした広場があった。
「明治の森」と書かれている。
岐阜市の公式資料によると
東海自然歩道は、東京の「明治の森高尾国定公園」から大阪の「明治の森箕面国定公園」
までの太平洋ベルト地帯の背後を結び、豊かな自然と史跡を訪ねながら心身の健康と安らぎ
を得るため、昭和49年に延長1,370km の施設として整備されました。その後整備を重
ね、現在では11都府県にまたがり、総延長1,697km に及んでいます。
東海自然歩道はあちらこちらで見かけることはあるが、そういう道だったとは今日の今日まで知らなかった。
10:15
荒れたところは少なく、落ち葉に覆われたフラットな道が続く。
ここだな。
「あと100メートル」地点。
やはり谷だった。
あのあたりまで来ていたんだろうな…と覗き込む。
10:25
車両が通った感じがしないのは、この倒木のせいか。
夢グループの「スパ~っとよく切れるんです」電動鋸があれば撤去できそうな太さなのに、放置されているところからして、この道は利用されていないんだろう。
10:50
人里に出た。
寺谷林道との分岐点。
約6キロ、長い未舗装路は久しぶりだな。
オランちゃん(当時は2Lタンクのモンキー)で走った林道の最長は、30年以上も前だったか、紀伊半島の龍神本宮林道。
延々続く未舗装路が、とんでもなく長く感じたなぁ。
当時はまだダンパなしのテレスコサスペンションにドラムブレーキ、遠心クラッチの3速だったけど、今にして思えばよく行ったものだ。
11:00
美並苅安から国道156号を5キロほど北上し、256号で西へ。
タラガトンネルができてからは、板取まであっという間。
トンネルができる前、256号線はたびたび崩落した。
草木で路面が見えず、足を着こうとしたら地面がなくて危うく谷底に転落しそうになったこともあったな。
そのことが、近くにある高畑温泉とくっついていて、高畑温泉の看板を見るたびに思い出す。
高畑温泉には一度は立ち寄ってみたいと思いながら、未だに訪れたことがない。
11:30
「モネの池」は不動の人気で、年中 観光客の姿がみられる。
観光地化されてからは、なんとなく立ち寄りづらくなってしまった。
先週、たまたま休業で昼ご飯を逃した「季の箱」。
今日は営業している。
建屋の半分が農作物の売店「栗原ふれあい広場」、半分が季の箱。
食事抜きが当たり前のツーリングだったので、この店も何十年来知っていながら、入るのは初めて。
11:50
誰が7人前を頼むのか知らないけど、メニューにあるってことは、注文する人がいるんだろうね。
天ぷら付き
ソバ大盛りにすれば良かったか?と思ったけど、見た目よりボリュームがあって充分。
「キノコご飯ください♪」と頼む他のお客さんの声が何度か聞こえたんだけど、メニューにないよね?
支払いの時 聞いたら、季節モノであるそうだ。
自分の席から見えない場所に、手書きのメニューが貼ってあった。
残念。
でも美味しゅうございました。
季の箱の隣りにある神明神社。
来る都度 お参りする。
不思議と他の参拝者を見たことがない。
国道はつまらないので、県道182号へ。
上矢作神社
この神社にも何度も来ている。
昼飯後、居眠りすること確定なので、昼寝させてもらう。
鳥の声に涼しい風。
20分ほど熟睡。
特技みたいなもので、どこでも眠れる。
スッキリしたところで、さて どっちから帰ろう。
時間的には遠回りになるけど、山県市の北側から武儀川沿いに関市へ向かうことにする。
初めて走ったのは、初冬だった。
川沿いの幹線路を離れ、人影も少ない静かな街で立ち止まった。
営業しているのかしていないのか、
日が暮れかける頃、どこか不安なような気持ちになりながら、木造の古い店を見ていたことを覚えている。
関市からは国道156号線。
昔 鉄道が通っていたと思い起こさせる景色は残っているけど、整備され一部はバイパス化されるにつれ、記憶も曖昧になりつつある。
5月中旬としては気温が高い。
高速の下、街路樹の影を探しながら名古屋市内へ。
15:30
無事帰着。
林道を走ったわりに、あまり疲労感がない。
じきにオートバイに乗るのが地獄の季節になるなぁ。
16:15
デジタルメータは恐ろしいほど正確。
もっとも、合うように調整したのだから当然なんだけど。
本日走行:225km (GPS距離:225km)
消費燃料:4.0L
全工程
美濃市周辺
美並~小那比