先の角島ツーリングで広い駐車場で車中泊をしていた時の事。
私の車のみで他に車中泊の車は有りませんでした。
静かに就寝していたのですが、AM1時過ぎ周囲からキャハキャハと笑うような声で目が覚めました。
「こんな時間に誰が騒いでいるのだろう」と思いました。
最初は暴走族か、別の車中泊の車と思っていましたが、エンジン音はせずドアを開けるような音も無く、笑うような声だけで人の言葉は有りません。
だんだんとブルーバードの周囲を取り囲むようになってきたので暴走族だとマズいなあ?と思って窓を遮蔽しているカーテンを少しめくって外を見ても何もなく、遠くに自販機の明かりが有るだけでした。
もしボディーに悪戯されたら直接音が聞こえますがそれも無く笑い声のみでした。
そのうち音が無くなったのでそのまま眠り、夜明けの撮影のためAM4時に起床して車中泊を片付け朝露の付いた車体を拭き仕上げましたが、車体と周辺には何の形跡も有りませんでした。
これってなんだったのでしょうね?初めてです。
天気の良い日を見計らって1泊2日でロングツーリングに出かけました。
日程的な制約から今回は高速道路を使いましたが
計画を立てるところからお楽しみが始まっているので長い期間楽しみにしていたツーリングです。
目的地は山口県の角島(つのしま)で20年ぶりくらいの来訪ですが、今回は灯台と車のコラボ撮影とツーリングが目的でミーティングでも観光でもありません。
多くの灯台は断崖絶壁の岬にあるため車で近くまで寄ることは難しいですが、角島灯台は車とコラボできる数少ない灯台です、と言っても撮影スポットは限られます。
PM2時ころ撮影スポットに到着すると、さっそく知らない人に声をかけられました。
なんと車とバイクの写真を撮っているプロのフォトグラファーの方でブルーバードを撮影させてほしいとのこと、車やカメラの話を2時間以上してしまいファイルに入った車やバイクの写真も見せていただきました。
そうしていると観光の人もU12型を見てゆく方がチラホラおられました。
初日の夕方から撮影開始です。
ここからが私の本番撮影です、もう誰もいない海岸です。
斜めに強力な光を照射しているのは岩礁を照らすクヅ瀬照射灯だそうです。
暗い写真なのでモニターによっては潰れてしまうかもしれませんがご容赦ください。
そして翌日の早朝に撮った写真です。
ロケーション的に構図が限られ、日没から点灯する灯台と日没後は映らない黒車の両立はとても難しかったです。
灯台以外にも日本海の水平線をバックに朝日を反射するブルーバードを撮影しました。
スマートなボディに大きな窓が特徴でしたが、現代はトレンドが変わってしまい古き良き時代の車になってしまいました。
ダミープレートが無いと謎の車です。
この写真に限れば青リムのブラックホイールもあまり違和感なくマッチしているように感じます。(けっこうイケるかも??)
最近の新車発表予告で見かけるティザー写真風に撮影しました。
フロントとリアのちょい見せ画像と発売後の全体像みたいにまとめました。
グリルとバンパーの変更で前期型とは雰囲気がちょっと変わりましたね。
角島大橋ともコラボしました。
帰りは長門温泉に立ち寄り、源泉かけ流しの「恩湯泉」に立ち寄りました。
駐車場に停めて、竹林の階段を下りてゆくと温泉街です。
↑恩湯泉、綺麗な新しい温泉のようです。
トロッとしたお湯で深い浴槽にぬるめの温度が特徴のじんわりと温まる感じが気持ち良い温泉でした。
AM10時営業と同時に温泉館に入りましたが、カウンターで渡されたロッカーキーが12番でした。
頼んだわけでも選んだわけでもないのですが、なかなか気の利いたサービスですねぇ。(日本のスタッフの気配りって既に神レベルですね~。)
風情のある温泉街
温泉街の白いポスト
階段ベンチはもみじの新緑が綺麗でした。
天気も良くロングツーリングを楽しむことが出来ましたし普段撮れない写真も撮れて満足な旅になりました。プロの写真家の方にともお話することができるサプライズもよかったです。
みちの駅ではブルーバードを指さし見ている方もおられて今回もいろいろありました。
土産に山口銘菓の外郎やフグ関係の食品を買って帰りました。昔はどこにでも有った今はもういない車です。かつてはU12で訪れた方も多く居られたと思います。
ちょっと焦りましたが出発前の土曜日に頼んでいた部品が届き急遽交換して月曜日の出発に間に合いました。(日曜は配送しないため事実上の前日)
6月になれば梅雨になりそして暑い夏がやって来るのでブルーバードの運行はしばらく減便になります。
先日ブルーバードが8日間の預かりで車検から戻ってきました。
2年間での走行距離は7000kmで趣味のネオクラ車としては走っている方だと思います。
整備修理項目
今回のメインはクランクシールからのオイル漏れのため新車時からのシールの交換でした。
併せてクランクプーリ、ベルトを交換しました。
さらに予防整備としてトランスファーのアウトプットシールも交換しました。
シールはいずれもカチカチになっていました。(左:クランクシール)
すぐに入ったので供給は問題なさそうです。
プーリーに破損は有りませんがゴムの部分が硬化してひび割れが有り交換して損はないレベル。
プーリーも供給は問題なさそうです、すぐに入ってきました。ベルトは2本のうちオルタ駆動用の摩耗が進んでおりバンドー製からPITWORK製に替えました。
これも供給は問題なくすぐに入荷したようです。
新しいベルトにはPITWORKとロゴが入っています。(バンドーが製造元らしいですけど同一の物かは不明。)
エンジンを下さず交換可能なオイルシールは全部更新し信頼性は向上し安心感が増えました。
気になったのは排ガス測定値で
CO=0%(現代の基準値1%以下)
HC=38ppm(現代の基準値300ppm以下)
37年目の車としては良好な方ではないでしょうか。
さらに前回の車検時より良くなっているのはプラグ交換の効果かなと思います。
※U12型ブルーバードは53年度規制なのでCO<4.5% HC<1200ppmが本来の基準値です。
指摘事項(カスタム部分の判断はどうなったか。)
(1)
先月取り付けたバックカメラが新しい法令でどう判断されるのかが一番の懸案でしたが
結果は不問でした。
この取付けでNGを出されると取り付ける場所が有りません。
(2)
巷では車検に通らないと話題になっているライトの光軸問題。
LEDに交換していますがハイビーム計測でガラスライトなのでクリア。
(3)
助手席前はNGとユーザー車検を受けた時に指摘が有り場所を変えたオンダッシュナビ。
視界確保と乗員保護に関する法令で取り付け位置が厳しくなっていますがここはOK。
バックカメラのモニターにも使いましたのでそちらの法令にも関係してきます。
(4)
RECAROとレール
前回と同様に認定書類提示でOKでした。
数年前からかなり厳しく業者によっては書類の有無に関係なく車検拒否になるので事前確認が必要です。
(5)
タイヤ面一(フロント側)とインチアップ(14→15)に関しては問題無し、今までも計測されたことも指摘されたことも無いのでここは緩いのかもしれません。
(6)
バッテリー容量計を取り付け後初めての車検です。
純正装備の灰皿と入れ替えた取付けなので問題は有りませんでした。
助手席前のダッシュボードに穴を開け取り付けたら指摘されたかもしれません。
まとめ
近年コンプライアンス違反が社会問題となっており自主ルールで法令より厳しく対応している業者もあるようです。
以前はある程度融通を利かせてくれることも有りましたが、現代はアクセサリー類の取付けまで注意が必要な時代になりました。
疑わしい場合は入庫拒否や取り外しを要求される場合もあるようですね。
一番良いのはユーザー車検かもしれません、整備業者の自主ルールに拠らないため一番的確な判断を受けられると思います。
2024年11月から生産されるおおよそ全ての新車(乗用車)にバックカメラの標準装備が義務付けられました。
ブルーバードは年式的に対象外で取り付ける必要はありません。
ならば・・・・
対象外の車に後付けしたら法的にはどうなるのだろう?という疑問が生じました。
普通に考えて下記のどちらかだと思います。
(1)取り付ける場合は、法令に準じなければならない。
(2)対象外の車に取り付けても法令は適用されない。
法令 第44条の2(後退時車両直後確認装置)では後付けする場合について記述が有りませんが、ネット情報では(1)に該当し取付け基準や製品の基準に合致しないと車検が通らないと言った記述が数件ありました。
それで取付け基準に入っているのか簡単に確認してみることにしました。
製品の基準はpanasonic製なので問題は無いでしょう。一番主要なところは別添129(後方視界看視装置の技術基準)で定められた映る範囲です。
Φ0.3m×0.8mHの対象物が映るかどうかなので、同じようなサイズの対象物を用意して確認したところOKでした。
○は一部でも映ればOK ●は全体が映ればOKです。
(実際の基準はもっと細かく決まりが有ります。)
他にも突起物や試験条件(照度・気温)電気的な基準や耐久性などの条項もありDIYや整備工場で全てを法令通りに確認するのは無理ですね。
そのため整備業者によっては法令通りの確認ができないので車検NGか、カメラを取り外されてOKを出す場合もあるでしょうね。
ブラケットも奥まった位置に取付け、ナンバープレートとも被っていないので
この取付けでNGを出されると打つ手なしです、4月には車検を受けるので検査官の判定があるでしょう。
実際にバックで車庫から路上へ出して使い勝手を確認したところ、
後方視界が悪い車でしたが安心してバックできました。
映像は湾曲するので距離感がつかめるまで慣れが必要ですね。
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