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1989年12月23日納車なので33年目に入りました。

欧米ではこれだけ古いとクラシックカー扱いです。

しかし

日本でクラシックカーと言えばT型フォードや戦前の葉巻型のレースカーなど博物館に展示されている車のイメージがあり、

少々枠を広げてもプリンススカイライン（ミケロッティーの）や初代クラウン（観音開き）、ベレット、ハコスカ、くらいまでのような気がします。私のイメージ的には60年代までですね。

 

U12型の登場した90年前後の人気車ならネオヒストリックとかハチマルカーと呼ばれることも有りますがマニアックなSSS-Rを除き普通のU12型は辛い所です。

ちょうどバブルだったので車が異常進化しデザインや性能面で完成度が高く、ピアッツアなんて現代でも未来の車みたいに見えますね。

 

残念ながらU12型ブルーバードに乗っていてクラシックカーと言われたことは有りません。

たぶん永遠の中古車です。

「直す、磨く、眺める。　天気の良い日に乗るソコソコの旧車でありたい。」

旧車U12型ブルーバードの維持テーマでもあり普段の使い方です。
しかしキャブ車でもインジェクション車でも、旧車である限り、現実的な使い方だと思います。

“～でありたい”という願望的なところが旧車を維持する苦労を感じられるところですね。

劣化部品交換に錆落とし、製廃部品は他車流用や再メッキ処理で何とか維持しています。
昨日久々に洗車とブリスコーティングをしてみると鏡のようになりました。

しばし眺めて車庫に仕舞いました。

※ひとつ前のブログはU12ブルーバードの販売当時のキャッチでしたが、これは現在のキャッチです。（日産が作ったものではありません）

「走る、曲がる、止まる。　そのすべての瞬間に最高の車でありたい。」

 U12型ブルーバードの開発テーマでもありキャッチコピーです。

しかしEVでもHVでも、車である限り、普遍的に通じる銘キャッチだと思います。

  “～でありたい”という自己研鑽的なところが魅力的ですね。

 

U12型ブルーバードの頃はまだ車の基本性能を極めるという意味であったのですが、

現代では環境性能や安全性能、自動化技術を駆使してさらに高い次元で

走る、曲がる、止まることを追求しているのでしょう。

 

ところで

季節が良いので先日は少し遠出してきました。

緩いカーブとアップダウンが続く山岳地帯の幹線道路では

道幅は広く信号も無いので「走る、曲がる、止まる。」を感じながら運転することができました。

 

登り坂をグングン加速するSR20DETの音とパワー感

ハンドル操作通りに綺麗に曲がる4独のSTC-サスと

アテーサシステムにより4輪に配分される安定したエンジンブレーキ力

 

33年前の車ですが安定感があり運転する楽しみを感じた一日でした。