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生産終了から10年以上となり数は減ったと言えシルビアや180SXのFR用をはじめまだ現役で走っているエンジンです。

有名なエンジンなのであえてトリビアを記しますと、
S13の縦置きはわかりませんがU12の場合
エンジン製造番号がシリンダーブロック左側面に刻印されていて（サーモの左側当たり）
SR20系は　SR20-000501Aから始まります。
501番から始まるという事は500番までは試作エンジンの割付番号なのかもしれません。

ターボとNAは区別されていないようですしATとMTの区別もなくSR20 で一括りになっています。私の車のエンジン番号は001510Aなので連番だとすれば1010番目のSR20系エンジンという事になります。（工業製品ですからたいてい連番で付けるはずです）

完全なトリビアですが一度エンジンナンバーを確認してみてはいかがでしょう？
000501Aだったら大当たりですね。キリ番、連番、ゾロ目etc　なにかイイことが有るかもしれません。

下回りの錆落としや修理などを数か月に渡ってやってきましたが、何とか一段落つき、これで車検を受けることにいたします。
まだまだ手を入れておきたい所は有るので今後も少しずつ継続的にメンテしてゆく予定です。
シリコンスプレー、パーツクリーナー
下回りでよく使うファスナーも買ってきました。


土日で行った点検と修理項目は
テンパータイヤの空気圧が“０”でした。（規定値の420kPa入れました。）
タイヤ空気圧の定期補充F280 kPa　R270kPa（10kPaほど減っていました。）
ガソリン給油パイプの保護カバー固定用φ８ファスナー交換（4個）
マフラーパイプのガスケットから若干漏れ有り。（純正ガスケットに交換）

今後の予定
リヤ側スタビブッシュ（連休に交換予定）
フロントスタビリンク（連休に交換予定）

本当にこの2年間はメンテのための2年間だったように思います。

2019/04/07追記
スタビ関係の部品が届いたので予定を繰り上げて交換しました。

製廃と聖杯を掛けてちょっと宗教的にブログって見ました。

「製廃」とはメーカーが部品の生産を打ち切り、修理用部品の供給を断つという旧車オーナーにとって最も厳しい仕打ちの事です。
新車に改心せず旧車を信奉し続ける罪人に、メーカーが下した「最後の審判」であり、既に製造業の用語ではありません。
旧車乗りにとっては宗教的な意味合いすら感じる用語なのです。



「製廃」 この言葉を告げられる度に何度絶望を感じたことでしょう。
それは旧車乗りにとって自分の意志とは関係ない一方的な廃車宣告です。
その事実は全ての旧車オーナーが受け入れなければならないのです。
来るべき時が来たと・・・






「製廃」という言葉は、旧車乗りを絶望という無間地獄に引きずり込み
その絶望から何とか抜け出そうと
或る者は中古品を探して「ヤフオク」という砂漠を徘徊し疲れ果て
また或る者は汎用品を求め「amazon」というジャングルに迷い込むのです。

しかしマニアが好むレアな車種ほど救いの手を差し伸べる者はおらず、　そこには「製廃」が支配する永遠の闇が続くのみ。

そして闇に耐えられなくなり
他車用を流用するという「改宗」を行う者
果てには自作部品という「新教」を興す者が後を絶ちません。

自動車メーカーという偉大なる「神」の前にユーザーという「信者」はただ祈る「注文する」しかないのです。
神様、どうか旧車を愛する私たちにご慈悲「純正部品」をお与えください。





外国の神様の方が慈悲深かったりしますね。

4月に車検があるので、2月と3月は下回りのメンテを進めています。そのためこの2カ月はほとんど車庫の中で動かしていませんでした。

車の下側に潜っていろいろ点検すると問題点が見つかるものですね。

大きなところで触媒より後ろのマフラー関係は修理しましたし、遮熱板の修復、フロントスタビブッシュ交換、錆落としと転換剤やシャーシブラック塗装を行い徐々に仕上がってきました。ブーツ類も清掃し破れをチェックしています。
綺麗にしておけば検査官の心象も良いでしょうか？

エンジンオイルの僅かな滲みはパーツクリーナーで洗浄しました。（オイルの補充は不要な程度）
スタビブッシュを交換したので久々に近場を一周（山岳路有り）して調子を見てきましたが問題なさそうです。

残っているのはタイヤを外してサスやブレーキ周りの点検と洗浄です。
2年前の車検から4800kmしか乗っていないので、パッドやローター等の消耗品の交換はなさそうです。
パーツクリーナーとスチーム洗浄器でまずはフロント側から始めます。


車検合格を目指して猛メンテ中のU12です。（なんだか受験生みたいな気分です）

LIMITEDというグレード名は、多くの車種で使われていて、特別限定車のイメージが有りますが、私のU12型ブルーバードもLIMITEDなのでそのように間違えられたことが有ります。
実際には通常販売されていた車で、
最近話題の『GT-R』特別仕様車「大坂なおみ選手 日産ブランドアンバサダー就任記念モデル」を限定50台で設定　というのとは違います。
中には期間限定で発売されたLIMITEDグレードの車もありますが、U12型のように全期間の87~91年までを通してカタログモデルの車も多かったです。

LIMITEDの意味合いを調べると
（数量などが）限られた，わずかな，有限の，
（程度が）限定的な，
（…に）限定［制限］された
〈列車・バスなどが〉（停車駅が限られた）特急の

など・・車にとってはあまりパッとしない意味が出てきます。

そこで意訳的に
限られた（オーナーのために）
限定的な（仕様や装備を持ち）
わずかな（生産台数を想定した）グレード
というスタンスを転じて
同型車中で
“最も高性能であるとか充実装備の車”ということを意味している様に思います。

ところでLIMITEDを名のる数ある車の中で
U12後期のLIMITEDエンブレムはプラスチック製なので露天なら数年で劣化して何度か貼り換えていましたが、とっくに製廃になっています。


(U12型純正品　取り外す前で劣化して汚くなっています）

そこで目を付けたのがワゴンR　MH21S型のLIMITEDエンブレムです。

（ワゴンR　純正品）

樹脂ポッティング処理されているブルーのLIMITED文字がカッコイイ！
U12のプラスチック製を大幅に上回る質感！！
ブルーバードなので青いのは丁度良いかなと思いつつ
縦寸法は良いのですが、横が長すぎるのです。
ここは仮に妥協しても
ワゴンRのLIMITEDもシリーズ途中で追加され通常販売していた充実装備のグレード名ですが、何しろワゴンRなので結構売れており、現在でもそこらじゅうで見かけます。
これでは流用元がバレバレになってしまいます。

そこで、同じポッティングという手法を取り入れて純正品と同等のデザインとサイズで製作。これにより質感は純正品を大幅に超えることができましたが、
生粋の旧車乗りから見ると、「社外品」
カッコよく言えば「イミテーション」
悪く言えば「コピー品」
大阪風に言えば「パチもん」という事になりますね。


（パチもんのエンブレムです）

車にとってLIMITEDとは何なのか・・・
U12型にLIMITEDを命名した真相はわかりませんが、
オーナーとしては
「いまさら、見ても分かる人はいない」から「パチもん」でもOK。
これは真相です。（笑）

補足
サイズ的、デザイン的にはカプチーノのLIMITEDエンブレムがマッチするように思います。

（これイイかも）