今月20日からアイスホワイトの
ジュリエッタを試乗モニターし、
本日返却してきました(寂
鈍感な私ながら、さすがに1週間で
500kmほど乗ったのでインプレを
なんとかレポートできそうです。
同車に興味がある人のお役に立つか
甚だ疑問ですが、あくまでご参考まで(汗
(全て個人の感想です)
キー自体がアルファロメオを主張したデザインで、
オーナーの誇りになることでしょう☆
では、本題。まずは車体を観察して・・・
【エクステリア】⇒詳細は
フォトギャラリーの①をご覧下さい。
美しいシルエットライン。さすがはイタリア車、アルファロメオです☆
個人的には特にお尻のこのラインが気に入りました。
スポイラーもベースグレードでも美しく主張してます☆
【インテリア】⇒詳細は
フォトギャラリー②を参照。
乗って使ってみないと分からないのがインテリアの居住性や利便性。
着座位置を合わせるのはシート左下部のレバーで前後、
背もたれはダイヤル式なのですが、かなり扱いにくいです(^^;
シートポジションが腰高という感想も多いのですが、私はさほど違和感なく乗れました。
メーターの視認性は◎ですが、弟分(妹?三女かなw)のMitoより
地味な印象を受けました(^^;
それはトリムやダッシュボードもしかり。。。
ちょっとフランス車っぽい気もしました(ぉ
でもシンプルで使い易かったです☆
ベースグレードのせい?
コストダウンの痕跡も随所に(汗
ドア周りは鉄がむき出しの部分も(^^;
バニティミラーはこんな照明方式。
ここだけでなく、全室内灯はアンバー球採用。
考え方によってはモディの余地があって◎です♪
助手席に座って気になったのは、シートの座面脇の処理が雑(苦笑
利便性で一番の欠点はドリンクホルダーかな(^^;
信号待ちでもないと缶コーヒーが飲みにくくって×orz
アームレストは邪魔でほぼずっと上げっぱなし。。。
もうひとつ不便なのは給油口。
キャップがゴム製(軟性の樹脂製?)ヒモなのはいいのですが、
置く場所が見当らず、給油中はブラーン(爆
この車を買ったら、このヒモをチョン切ると使いやすいかも(ぇ
なお、欧州車の常で、給油は自動ストップだと満タンにはならず、
自動停止後に1Lちょい足す必要アリ。
本体自体の紹介はこれぐらいにして運転した感想を・・・
【乗り心地】
コンパクトカーよりは良く、ラグジュアリーセダンには程遠いけど、
車体剛性が高いので安定感があります。
Sprintのノーマル足回りはコンフォートっぽいけど、あるレベルまでは
粘るので欧州車らしい乗り味の範疇でした。
普通に乗るには必要かつ充分でしょうか。
【足回り・制動力】
足回りは街乗りではコンフォートに振ってありなかなか快適。
ワインディングはやや攻める程度なら自然なロールでスムーズにコーナリングしますが、
少し攻め立てると・・・
FFなのでアンダーが出やすいのは当たり前ですが、高速コーナーを高速でクリアしようとすると
挙動が乱れることもしばしば(汗
普段使い+αならSprintでもOKですが、ワインディングが好きだけれどQVはちょっと・・・
という人はコンペテツォーネを買うのが正解かも?(QV=クワドリフォリオベルデ)
ハンドリングは足回りが破綻を来たさない限り、スムーズで気持ちよい操舵感覚でした。
さすがに欧州車だと思いました(^^)v
Sprintは片押しブレーキのせいか街乗りで不意にブレーキングすると、
初期制動が強すぎる”カックン”ブレーキで有名(苦笑
でもちょっとばかり気を遣えば克服できるレベル?
なお制動力そのものは充分でした。
【エンジン・TCTミッション】
1.4Lターボのマルチエア・エンジンは小気味よく吹け上がり、
とても快活・快音な4気筒エンジンでした♪
ただしタイベルなので長期保有だと維持費が心配かも?
1.4Lで170psは立派ですが、3Lターボ車に乗っていると排気量に裏づけされていない
高出力さには違和感を覚えました(^^;
2ペダルMTのTCTミッション、なかなか良く出来ています☆
DNAスイッチのNモード(エコモード)では、2速~3速での繋がりでもたつく場面もありますが、
概ねトルコンATのごとくスムーズでした。
Dモードにするとギア選択が引張り気味になり、ビビッドに運転できて気持ちよいです♪
シフトダウンは、ブレーキペダルを一瞬強く踏むだけで素早くブリッピング。
これをマスターすると気持ちよくて快感でした☆
Dモードでの全開加速、これもGoodでした。(ただし燃費が急速に悪化する件orz)
留意点としては、TCTはMT車と同じく坂道で下がります(汗
ハンドブレーキを使うのが吉です(^^;
【アイドリングストップ】
『START&STOPシステム』、所謂アイドリングストップですが、かなり敏感で使いやすいです。
すぐに慣れ、エコを実感できましたね♪
シフトノブを左側に倒すことでもエンジン再始動が可能。(坂道発進ではよく使った)
ブレーキペダルの踏み具合次第で停止させないことも可能でした。
(万が一のこともあるのでお奨めしませんがw)
【総評】
群雄割拠の激戦区のCセグメント?
そこにイタリア代表で参入したジュリエッタ。
エコ性能もなかなかですが、DNAスイッチでスポーツ性と両立したところがさすがです。
アルファらしさが薄れたと言われてますが、ドイツ車にない色気を感じました。
今回はベースグレードのSprintだったので不満も少々ありましたがほとんど許容範囲。
318万円が高いか妥当かはアルファロメオが気に入るかどうかで決まるのかも?
バリバリのスポーツ走行派、ワインディング派はMTのQVモデル、もっとアルファらしく派手に
走りもちょっとは楽しみたい向きにはコンペテツォーネか限定モデルのスポルティーバを
選択すれば納得できそうです☆
個人的には全長4350mm×全幅1800mmはセカンドカーには大きすぎ、ファーストカーには
やや物足りない感じ?
過去のアルファロメオ車は乗ったことがないので、私には新旧比較は出来ませんし、
昨今の大型化したハッチバック車はその位置づけに悩みますね。。。
でも良い車には違いなく、乗っていても運転の楽しさは味わえました。
ラテン車らしい”アラ”は少々残っていても立派な現代の車でした☆
結局は市街地、渋滞路、郊外の快走路、ワインディング、高速道路など色々なステージで
521kmを試乗し、とても良い体験になりました(^^ゞ