
またひとつ”昭和のお店”が消えます。
京都府京丹波町にあるドライブイン
『丹波の里・やまがた屋』さんは
R9とR27の分岐に位置しています。
私も美山へ家族キャンプの道中や、
BMWクラブのツーリング時の休憩で
何度も立ち寄ったことがありまして、
ちょっとした思い出の施設なのです。
とりあえず、最後を見届けたいと家で話したら
妻子も一緒に行きたいと言うので家族ドライブに。

能勢街道を経由し、約1時間ほどで到着。
意外に駐車場は埋まっていました。
やはり11月末閉店を聞いて最後のお別れに来たお客さんも多いようで、写真を撮る人が目につきました。
さすがにテナントの出店は全てクローズしており、
お土産物コーナーも在庫限りでかつての賑わいはありませんでしたね。。。

なんと創業は1960年。
モータリゼーションの波にいち早く乗って繁盛したようです。
主要国道の分岐点にあり、駐車場も広くてお土産も充実しており、
独自のイートインやPA式のフードコートもあり、
敷地内にはコンビニやファーストフードも出店するなど
ドライブの中継地としてはとても充実した”オアシス”でした。
当ブログでも”道の駅もどき”として時折登場します(笑)
当時の画像を漁っていたら、BMWクラブのツーリングで立ち寄った時の物が見つかりました。
2013年には4月と10月に立ち寄ったようです。
当時は京都縦貫道の和知ー丹波間が開通しておらず、R27やR9を走ったのでトイレ休憩がてら立ち寄ったものです。
当家族は何度か美山でキャンプしていますが、行き帰りにも立ち寄ることが多かったですね。
思い返せば、縦貫道が全線開通した2015年以降は立ち寄ることが無かった気がします。
むしろやまがた屋に出入りする車の影響で渋滞が減ってスムーズになったなと感じていたぐらいでした(苦笑
まさか閉店になるほど営業不振に陥っていたとは夢にも思わず。。。
最後なのでフードコートで昼食を食べました。

トイレもリニューアルして綺麗になっていたり、メニュー改善のPOPなどの営業努力の跡が悲しくなりました。。。
思い出を噛み締めてやまがた屋を後にしました。

なお、気になる閉店の理由ですが、交通量の変化による来店客・売上減少のようです。
長らくブツ切り状態だった京都縦貫道が2015年に全線開通すると、車の交通量が激減。
(おかげでR27は快走路になりましたが・・・)
その結果、この5年で売上が半減。
経営努力をしながら持ちこたえていたようですが
コロナ渦が決定打となり、さらに売上が3割減少。
存続への先行き不透明感が強くなり閉店を決断するに至ったそうです。
そもそも数キロの範囲に道の駅がに二つある上、当方もよく利用する
京都縦貫道のSA兼用道の駅『味夢の里』が2015年7月に開業し、
競合が激しくなったことも一因でしょうか。
まさに”栄枯盛衰”、時代の流れには逆らえないということでしょうね(寂)
まだ正午過ぎなので一足伸ばしてみることに。

ちょっと裏道を走ります。
立ち寄ったのは旧質美小学校をリノベーションした施設です☆

当ブログで何度か紹介しましたが、運動場が駐車場となっています(笑)
私は小学校1、2年生の時は木造平家の校舎だったので、いつ訪れても懐かしいです。
本日のティータイムは『盲亀浮木』さんで。
ガトーショコラがソフトで食べ易く美味しいのです♪
飲み物はロイヤルミルクティー。

クリーミーで温まりました。
ちょうど有志のお仲間がクリスマスツリーを設置しており、点灯式ではお客全員で盛り上がり楽しかったです(≧∀≦)
14時過ぎには帰路につき、R372の田園風景を堪能しながらのんびり帰りました。

消えて行くドライブイン、廃校後も生まれ変わった小学校が対照的でしたね。。。
感慨深い11月最後の日曜日となりました。
Posted at 2020/11/29 19:02:46 | |
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