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2024年04月16日

MTの選択

MTの選択  MT車の選択肢が減少しつつあり、「実用車」のMTモデルは絶滅危惧種と化す中で、四半世紀ぶりに「普段使いのMT車」に再チャレンジです。

 21世紀になってからはずっと4ATですが、MT車は以前から考えていました。息子の希望で手に入れたDE型デミオ(1.5L 5MT)により、MTの楽しさを再発見しました。MT探しの当初は、所有するGG型アテンザスポーツの買い換えを想定していました。要件は次のようなものです。
①実用型MT(ハードモデルでない)
②自然吸気、適度なパワー感(トルクウエイトレシオ70kg/(kgf・m)前後)、適切なMTギア比
③操作感(アクセル、クラッチ、シフトレバー)、フロントシート(高すぎず低すぎず)、大径アナログタコメーター
④GG型アテンザスポーツを代替できるパッケージングとユーティリティ
⑤信頼性、低燃費、Value for Money、コスパ重視
⑥できればレッド

 以前試乗したMT車は試乗寸評のとおりです。ディーゼル6MTに興味があって2013年にGJ型アテンザに試乗しましたが、狭い生活道路にはいかにも巨大でした。CX-5にも乗る機会がありましたが、アップライトなシートは合わず、あれほど背が高い必要はありません。カローラツーリングは小さめで、欧州仕様のサイズならいいのにと思いました。1代前のシビックは武闘派であり、無理やり全長4.4mに留めたCX-30は後席が狭いなど、私には今ひとつです。
 まぼろしのMT車はMAZDA3セダンで、国内では販売されませんでした。新型シビックの6MTはディーラーで眺めましたが、シフトレバーに違和感があり、実用車と称するには性能が高そうでした。珍しいBL型アクセラセダン(1.6L 5MTで、元は教習車)を見つけましたが、積極的に選ぶ理由はありません。

 古めの中古車も検討対象としました。「GG型アテンザスポーツMT車の同時所有!」はおもしろそうでしたが、シフトレバーとクラッチの操作感やクロス過ぎる変速比が疑問で、2L超、ハイオク仕様、13年超の重課税とトリプルパンチです。GH型アテンザスポーツも見ましたが、程度がよくありませんでした。
 アクセラのMTには2Lがふさわしいのに、設定はほんの一部です。BM型アクセラスポーツ2Lの途中で6MTが加わりましたが、1.5Lディーゼルの登場でこのエンジンは消えました。「4名+ラゲッジ」にCセグハッチバックは役不足ですが、BM型アクセラセダンのMTは1.5Lばかりで、軽快ではなさそうです。同じ1.5LならMAZDA2の方がずっと軽量です。

 ここに至って要件④をあきらめ、パーソナルカーとしての追加所有を考えました。2台目デミオ軽快5MTで、息子のお気に入りです。小さなタコメーターが見づらく、早開きスロットルとすぐにつながるクラッチに違和感があり、第6速がほしいなど諸課題があるので、安いとは言え同一車種の購入は躊躇します。
 パーソナルカーならBM型アクセラスポーツやMAZDA3 FASTBACKも候補になりますが、1.5Lは重く、2Lは欲しいところです。BM型の2L 6MTはなかなか見つかりません。渋滞する国道で試乗したMAZDA3 2Lは質感が高く安楽でしたが、パーソナルカーはもっと小さくていいと思いました。

 実用型MT車として残るはBセグメントです。5年前に座ってみたフィットやスイフトのフロントシートは高めで、違和感がありました。ヴィッツ、マーチなどのMTは、ハードモデルばかりです。
 軽快そうなスペックのヤリス1.5L 6MTは、実車を確認したことがありません。回転計はデジタルで、速度計と離れた位置にあるのはたいへん疑問です。ヤリスとMAZDA2とのMT比較記事2編(Car WatchResponse)を見つけましたが、いずれもMAZDA2を推していました。

 DJ型デミオでは、廉価グレードを除けば大きなアナログタコメーターが中央に陣取ります。1.5Lディーゼル 6MTは極端にハイギアードで、煤の心配もあって普段使い向きではなさそうです。1.3L 5MTには車検代車で乗りましたが、低出力車こそクロスした6MTが欲しいところです。ハイオク仕様のモータースポーツベース車(15MB)の6MTは、DE型デミオの5MTに第6速が加わったようなギア比で好ましいものですが、私の用途とは異なります。デミオとしての最後の1年で1.3Lが1.5Lに置き換わり、実用車にも6MTが採用されました。
 MAZDA2に名前が変わると、両エンジンとも6MTのギア比が少し変更されました。ディーゼル6MTに短時間試乗したところ、やはり日常使用にはハイギアードな印象でした。2023年1月に登場した現行モデルは、デザインやグレード設定に共感できず、検討対象外です。

 1年間だけ販売されたデミオ1.5L 6MTを探すよりも、2019年の仕様変更を信じることにして、MAZDA2の初期モデルが相応しいだろうと考えました。MTの中古車も以前より減っていると思われる中、マイナーな小豆色(ディープクリムゾン)を検討しているとき、レッドの個体を見つけました。要件①~⑥のうち④以外は満たしており、PROACTIVE S Packageというグレードにも異論ありません。こうしてMT再チャレンジ車を選定しました。
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Posted at 2024/04/16 12:26:10

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